「中だるみが…」ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 ヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
中だるみが…
全体的にメリハリのないストーリー展開…グリンデルバルトの役者変更について、何か説明(七変化が出来るなど)があるならまだしも何も無い…にも関わらず、ストーリーもツッコミどころが多い。ビースト要素を入れようとするのは分かるが、ニュート兄を謎のサソリに殺させなくとも普通にアバタケすれば良いのでは?あの施設の意義は?
クリーデンスがダンブルドアに勝てるとも思えなかったが、グリンデルバルトには何が見えていたのか。クリーデンスが強くないのであれば、前2作品は何だったのか。他の人間を巻き込む様な闘い方をしつつ、クリーデンスが優しい人間を感じさせる演出をするのも無理がある。
また麒麟に選ばせるにしても詰めが甘いし、(死体に変わるのが早い)ダンブルドアが断る理由は?エゴなのか…権力に興味がなくとも、責任感や使命感はないのか?
唯一、グリンデルバルトとダンブルドアとの闘いはカップルの争い感を演出されていて良かった。が、血の契りを簡単に突破し過ぎでは?何故突破できたかも謎。鎖を持ち歩かなければ闘っても問題ないかのよう…また2人が強過ぎる。時間を止めて闘っている?余りにも力量が他の魔法族と比べてあり過ぎる…
闇祓いの局長に米国も英国も簡単になれ過ぎ、そしてそこまで強くもない…兄貴は英雄と1作目で呼ばれていたはずだが、簡単に背後を取られているし…
クイニーもジェイコブを思うならグリンデルバルトにつくことは有り得ないと思うが。。案の定クルーシオされてるし…
期待していただけに厳しく見てしまったかも知れないが、これだけツッコミどころが多いと内容も入りづらい。クリーデンスが弱い。クイニーも戻ってきた。結局3作目にして、前2作品を無かったことにして、唯一ストーリーが進んだのはダンブルドアがグリンデルバルトと闘えるようになったというだけ。振り出しに戻しただけという感想です。