「映画館で観られる幸せ」ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 ホラー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館で観られる幸せ
コロナ禍で撮影が遅れたが、ようやく公開。ロード・オブ・ザ・リングに、ハリーポッターは、自分にとって特別な映画。映画館でリアルタイムに観られる幸せに、胸がいっぱいになる✨
舞台はファンタジーであるが、そこに息づく人たちは、どこまでもリアル。
選民意識で自分達と違う種族マグルを蔑む魔法族。何を信じるべきか迷い、道を踏み外す人間たち。
ダンブルドアもそのひとり。
強大な魔力をもち、冷静な策略家。目的のため、時には手段を選ばないことも。
前シリーズでも、ハリーは彼を信じていいのか迷った。
彼は善人だったのか、
そして過去にグリンデルバルドと何があったのか。
タイトルのとおり、ついにダンブルドアの秘密が明かされる。
グリンデルバルドの策略どおりに進み、世界は闇に染まりつつあり、重苦しい。
彼に騙され、支持する大衆の姿は、どうしても現実世界と重なってしまう。
闇の深まる時代でも、命懸けで善を貫こうとするニュート達の姿に胸打たれる。
人は完璧ではなく、時には道を踏み外す。
それを正そうとする努力こそが何より大切なのだ。
J・K・ローリングのメッセージが、真っ直ぐに胸に届いた。
(グリンデルバルド役の交代)
グリンデルバルド役はジョニーデップからマッツミケルセン へ。
正直ジョニーは当初からイギリス映画の雰囲気に馴染まなかった。ダンブルドアと恋に落ちんやろ💧と思っていたが、マッツならしっくりくる。
パンクなグリンデルバルドから、拡張高き貴族然とした彼へ。
全く雰囲気の違う役者の起用には驚いたが、大成功だった。
最初からマッツにしてくれたら良かったのに🤫