「楽しくてダークな魔法ワールド」ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 bionさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しくてダークな魔法ワールド
グリンデルバルドが、ジョニー・デップからマッツ・ミケルセンに交代。狂気のカリスマから氷の心を持つポピュリストに変貌したが、マズルという外敵を作って魔法使い至上主義を扇動するやり方は、どこかの国の独裁者を彷彿とさせ、現在進行形のリアリズムがある。
魔法の映像はますます磨きがかかっている。本をポータルキーとして移動するシーンはめちゃくちゃいい。本がポータルヘ誘うように飛び回り、ブラックホールに引き寄せられる物体のようにハイスピードでニュートたちを吸い込んでいく。IMAXで鑑賞したから、目の前ですごいことが起きている感じ。
魔法動物達は、何度見てもかわいい。ニュートの相棒ボウトラックルと光もの大好き二フラーのコンビネーションは面白かった。やっぱり、お金の方に行くんかい。と突っ込んじゃいました。
第1作は長いプロローグ、第2作は伏線を貼りまくった序章だったので、やっと本章にたどり着いた感がある。待たされただけあって、山場がいっぱいの第3作となった。マッツ様が加入したことが吉と出て、楽しい上にダークな魔法ワールドが堪能できる一作でございます。
bionさん、こんにちは。マッツがインディー・ジョーンズに出演というニュース、やっと目にしました。ハリソン・フォードも出るんですね。かなりビックリ!