「魔法ワールドが再び」ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 まだまだぼのぼのさんの映画レビュー(感想・評価)
魔法ワールドが再び
原作ファンです。
またハリーポッターの世界を体験できることだけで既にワクワクドキドキがとまりませんでした。
ファンタスティックビースト第3作となる本作は、これまでのシリーズで描かれたアメリカ・イギリス・フランスに加え、ドイツやアジアなどの各国の魔法界が登場し、更なる世界観の広がりを感じます。
ホグワーツやホグズミードといったハリーポッター馴染みのロケーションがしっかり登場するのもファンにとっては嬉しいポイント。
美術や衣装、小物から細かな背景まで、しっかりと練られ作り込まれたビジュアルの素晴らしさやエモーショナルな音楽も相変わらず最高でした。
キャラクターとしてはジェイコブが今回もマグル目線で魔法界の一大事への興奮や感動、恐怖を体現してくれているのが良かったです。特に、彼にとって不思議で憧れの存在である魔法に対して、第三者ではなくなる瞬間の喜びはとても共感し羨ましくもなるものでした。
全体的な脚本やストーリー展開は、世界観の広がりの壮大さに比べると若干こじんまりしており、まだまだグリンデルバルトの野望の序章に過ぎない印象。「ダンブルドアの秘密」に関しても“驚愕の新事実”というわけではありません。それでも原作で語られた過去の物語に深掘りできたのは興味深かったです。
とにかく観ていてワクワクドキドキする魔法ワールドを今回も体験できただけで満足!また次回も楽しみです!!