エルヴィスのレビュー・感想・評価
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トムハンクスの悪役初めてかも。
オースティンバトラー:除隊後の上下革ジャン姿あたりから、顔の輪郭がふっくらしてきてよりプレスリーに似てきたって思った。あのふっくらはメイクなんかな?それ以前はかわいいオースティンバトラーってかんじだった。
トムハンクス:この映画の撮影中か後にコロナに罹ったんやなって思った。関係ないけど。最初誰やねんって思ったけど、目がトムハンクスでびっくりした。こんな憎たらしいトムハンクス初めて!
スピード感に既視感あって、何やっけと思ったら華麗なるギャッツビーだった。そらそうか。同じくバスラーマンやもんね。
バスラーマンはキラキラしたラインストーンが好きなんやね。
ミュージシャンの話だからやっぱり薬はやるんね、と思った。
観たかったし観られてよかったけど、1,900円の価値は微妙なところ。
BBキングがケルビンハリソンJr.だっだみたいだけど、気づかんかったー。ルースエドガーの人ね。
圧巻なパフォーマンス
あらためてエルヴィスプレスリーって凄かったんだなー↗️って思った。あまり詳しくは知らなくて、アメリカの歴史や当時の時代背景とか、垣間見れた。もう少し当時の歴史とか検索して予習したら、もっとストーリーに入っていけるかもしれない。現在の俳優さんたちと当時の映像が写し出されるので演出としてよかった。あの時代、自分が若かったら惚れる。大スターの孤独感、人気があり求められてそれ以上応えようとする苦悩、強欲なマネジメントの腹黒さ、最後はかわいそうって思った。最後のステージでの歌声は感動して、泣きそうになった。やっぱりシンガーは声!魂が声となり、心に響き感動する。エルヴィスプレスリーをもっと知りたいと思う。
エルヴィスプレスリーの半生を描いた話 凄く伝わりました
さっそくエルヴィスの感想
話します!
エルヴィスプレスリー
彼の生き抜いた時代は
とても苦戦した世界でもあり
屈辱もありましたが。
それでも。歌だけを必死に思い
歌い続けるエルヴィスプレスリーには
凄く輝く光に見えました
ですが。
母親を亡くし音楽業界から批判を
されて。
別の国に飛ばされたりもしながらも
俳優に挑戦したり
番組にも出ながら
トムパーカーというマネージャーの
合理的なやり方に耐えきれず
自分なりのやり方で。
再び音楽に戻るところは
めちゃめちゃ
興奮しました!
ですが。トムパーカーのやり方が
あまりにもひどすぎる
まるで。
自分がエルヴィスプレスリーのマネージャーだと思ってる
だけど。エルヴィス本人は
トムパーカーのお陰で
進められたのも
あるかもしれません。
そして。
全国ツアーを始めたエルヴィスプレスリーは
そこで。原点復帰を目指す
予定でもありました。
リハーサルを重ねながらも
新しいエルヴィスプレスリーとしての
バージョンアップ
みたいな感じでしたが
全国ツアーを許されず
アメリカでずっとライブをしながらも
エルヴィスプレスリーを殺そうとする人たちもきてしまい
次第に
エルヴィスプレスリー自身に
不安と恐怖が
増えていました
そして。薬も依存になってしまい。
奥さんともわかれてしまいました。
エルヴィスはどんどん
自分自身の不安が増えてしまいます。
そして。ライブもうまく行かなくなり。
トムパーカーとも
上手く行かなくなります。
そして。
エルヴィスプレスリーのお父さん
とも。
上手くいかなくなった
エルヴィスは
人生の挫折を味わいます。
1年後
エルヴィスはライブにでる
飛行機で
もと奥さんと
出会い
最後の話をして。
飛行機にのります。
全てを最後まで生きた
エルヴィスは
本当に
素晴らしい人
でした。
トムハンクスとオースティンバトラー
めちゃめちゃ
良かった
です!
とくに
オースティンバトラーのエルヴィスプレスリーめちゃめちゃ
合ってました
エルヴィスプレスリーは素晴らしいアーティストです!
若い年齢で亡くなったのが。
本当にショックに
思いました。
ですが。最後まで生きたことが
凄いと
思います。
期待した
…ボヘミアン・ラプソディを超えるかと。
でも、そうでもなかったな。
そもそもエルヴィスとは時代を共にしたはずだが、当時は興味がなかった(それはクイーンも同じだが)せいか。
彼の生い立ちとか、成功までの道典とか、いまひとつわからなかった。
そこは冗長になり過ぎないようにしたのかもしれないけど。
トムハンクスが彼を最初に、ちゃんと見るまでのシーンがもどかし過ぎておかしかった。
最初のステージシーンはやはりすごい。当時の女性達が次々と興奮しちゃって(笑)男性達は??
そこは鳥肌ものだった。
いろいろ知らないことばかりで、映画が真実かどうかはわからないけど、興味深かった。
ただ、それほど感動とかはなかったなぁ…なんでだろう。
トム、お前も悪よのぉ…って相当悪徳だったけど、素直なエルヴィスは何も気づかず歌うだけ?アーティストはお金の計算には疎いのか。気づいたら…ってね。
せめて母親が生きてたら違っていたのかな。父親もダメダメだし。
共に歩む大佐とは
人生において共に歩む人とは?
この物語、プレスリーではなく共に生きたパーカー大佐の視点を色濃く反映してるためパーカー大佐の半生である様に思え、プレスリーという人生に大きく影響を及ぼし、大金を掴むに連れ共存から搾取することに溺れていく大佐という人間の欲望の深さを感じた。
そして観終わって思ったのはプレスリーという人物の視点から描き、彼が花火の様に輝いた瞬間をメインに持ってきて欲しかった。
世界一のアーティストの栄枯盛衰を描く
エルヴィス・プレスリーは1954年から1977年まで活躍したアーティストであり、「キング・オブ・ロックンロール」と称され、ギネスブックに「世界で最も売れたソロアーティスト」と掲載されるほどに絶大な人気があったそうです。
彼の活躍の裏にはトム・パーカー大佐という悪評高い敏腕マネージャーが大きく関わっていたというのがファンの間では知られているそうで、本作のストーリーのメインはエルヴィスとパーカー大佐の関係性に焦点を当てているように感じました。
「ボーラプ」に並ぶ名作。オススメ。
予想を上回るほど #Elvis が良かった。
ミュージカル映画や伝記系は、ララランド・Bohemian Rhapsody・レミゼラブルを越えられないのでは?と
懐疑的なスタンスでいたため、「アリー スター誕生」や、「ロケットマン」は未鑑賞で飛ばしている。
特にプレスリーのファンでも無く、曲名も恥ずかしながら一曲も知らず、
聞き馴染みのある曲も無いのだが、気になっていたため鑑賞。
1番印象に残ったのは、クリスマスソングのTVシーン。
JFケネディ暗殺のタイミングと重なり、(これは史実なのかは後ほど調べたいほど、奇跡的)
翌日に出した新曲。これが心に響きまくった。
また、タイムリーな出来事として、安倍元主相が凶弾に倒れるというシーンとどうしてもフラッシュバックしてしまい、
感情移入をしてしまった。
そんなときに、「音楽に救われる」人はたくさんいるのではないか?
今の日本も救ってくれるミュージシャンがいるのではないか?と考えさせられた。
良い後味でもあり、早くエルヴィスの曲を聴いて余韻に浸りたく、
エンドクレジットは観ないで出てしまおうかと思ったが、
良い音楽だったので、聴いていたら、最後の曲まで感動した。
物語の根幹は、人種差別。
黒人の文化を白人が真似することが犯罪の時代。
世に溢れるこのテーマを、今やることに非常にメッセージを感じる。
作中でエミネムの起用が多かったのが個人的に気になり、
R&Bを白人が出来るというElvisと、
ヒップホップを白人が出来るというエミネムの、
ジャンル別のパイオニアという繋がりがあるのでは?と考察した。
時代も進んできているので、MJの This is it でない、実写をそろそろ観たいと思った。
*すでに作製決定しているのなら勉強不足なので後ほど調べる。
悪くないが…
悪くないが、エルヴィスのすごさや悲運に大きく感情をゆさぶられることは少なかった。
ボヘミアン・ラプソディが良すぎたので、ハードルが上がりすぎてしまったか。
マネージャーや経営者(父親)の非道さや無能さに激怒するべきなんだろうが、なんか「なるようになった」、って見えてしまった。
エルヴィスに熱狂する女性たちの姿が激しすぎて、実際にこんな感じだったのか、映画ということで誇張されているのか、とまどった。彼女たちに共感して音楽に熱狂するというよりは、むしろ冷めてしまった、というところがあった。エルヴィスの曲はけっこう好きなはずなんだけどなー。
一番得したのはホテル
エルビスで客寄せ。支払ったギャラは大佐からカジノで回収。すげー集客・回収システムw
エルビス・プレスリーと言う、偉大なアーチストへの個人的な思い入れが全く無い世代です。ボヘミアン・ラプソディを引き合いに出されてもですね。そもそもプレスリーの曲とか数曲しか知らない。Somethingを唄っていたのは記憶にありますし、TVで芸人が物真似してたのを覚えてる程度。
要するに、スルー態勢に入ってたんですが、長すぎる待ち時間にちょうど良くハマったのがコレだけだったので鑑賞したと言う、最近のあるあるです。
兎に角、映画としてのクオリティの高さに感動した。特に冒頭の音楽に乗った息も継がせぬ展開の素晴らしさ。画も音楽も演出も編集も、高密度で精細にして緻密。この粒度の高さでオシオシに押してこられて、寄り切られたw
メンフィスのブラック・ミュージックを白人が演る。まぁ、ジャンルは違えども、ジャズを白人が演奏する事、それ自体に難癖付ける日本のオッサンは多かったし、「マイルスデイビスは黒人じゃない、あれはダメだ」なんて言う日本人は少なくなく。日本でもこれですから、当時のアメリカの反感の凄さは想像がつきます。で、そこを、腰を振って女子を虜にして押し切ったと。いやぁ、そうですよね。Queenだって一番最初に飛びついたのは女の子たちだったもん、日本じゃ。
マネージャーの借金でホテルに縛り付けられたエルビス(と言う演出)。それは、エルビス自身が観客からの愛を求め続けたがゆえ。つまり、エルビスは自部自身で檻を作っていただけなのだと。
人は愛を求め続ける生き物なんでしょうか。と言うか、自分自身は、いまのところそうでもなくって、愛はなくても話し相手がいてくれればいいや、なもんで。他者からの愛を求め続ける人の物語りには、率直に言うと、悲哀なんてのを一番最初に感じてしまうのでした。
良かった。とっても。
PELVIS❗
結構な胸糞映画でした。
マネージャーのトム・パーカー大佐。
実在の人なんでしょうけど、怪し過ぎる。えっ、またカーニバル(見世物小屋)ですか?この前観たブラッドリー・クーパーやらケイト・ブランシェット、トニ・コレットらのあれ。ナイトメア・アリーかよ!
メンフィス出身のエルヴィス。黒人音楽(ブルース)の小屋を覗く少年期の場面はなかなかよかった。ブルースの歌詞はだいたい卑猥だし、クネクネ踊りながら歌う女とギタリストの男のエロチックなアンサンブルがエルヴィスの原体験だったと今さらながら知るわけです。Sister Rosetta Tharpe 役のシンガーがすごかった。ずっと見て聴いていたかった。
だけども、エルヴィス役の線が細すぎ。セクシー度もそれなり。
B.B.King も笑っちゃう。
トムハンクスは年とりすぎ。太りすぎ。老害マネージャーの匂いがプンプンし過ぎ。
ジュディ・ガーランドやビリー・ホリディの辛い伝記映画でも、何かしらそれでもと思える、ホッとするエピソードがあったが、このエルヴィスの映画の主役はトム・ハンクスで、同情の余地が全くない。詐欺師。
というものの、エルヴィスの曲と言えば、尾藤イサオの監獄ロックぐらいしか思い浮かばないし、吉幾三の俺はぜったいプレスリーを唄える程度。
シンガーソングライターでないと、何も残らない虚しさを感じ、ショービジネスにおけるエンターティナーの立場の弱さはどうにかならないものかと思う。そして、アーティストと言えども使い捨てにされる産業構造に絶望。
エンドロールでもエルヴィスの歌声を聴けないなんて。
どんだけ著作権料高いんだよ!
否、
制作費どれだけケチってるんだよ!
エルヴィスに対するリスペクトの気持ちなんかホントはこれっぽっちもないんだと感じて⤵️
ファンの女性が投げるパンティぐらいしかなごむ場面はなかった。
けっこう、オカンムリですよ!
お口直しに、誰か「尾藤イサオ物語」撮ってくれ!
主演は仲里依紗の旦那のほれ、中尾明慶あたりで。
観客の熱狂を糧に己の音楽を貫いた男
従来のミュージシャン伝記とは一線を画す異色作である。伝説のミュージシャン・エルヴィス・プレスリーの波乱に満ちた半生を描いた作品である。主人公とマネージャーの二人を軸に描いている。主人公の栄光と挫折、苦悩、葛藤などに加え、マネージャーと対比して多面的に主人公像を浮き彫りにしている秀作である。
本作の舞台は1950年代のアメリカ。エルヴィス・プレスリー(オースティン・バトラー)は、斬新なロック音楽と刺激的なダンスパフォーマンスでデビューし、若者達を熱狂させる。しかし、主人公の歌唱スタイルは当時の保守的な社会からの批判、中傷の標的となる。いち早く彼の才能を見抜き、金になると考えマネージャーとなった強欲なトム・パーカー(トム・ハンクス)は、主人公に歌唱スタイルの変更を迫る・・・。
全編に流れる音楽は聴き慣れた曲ばかりであり、そんな音楽のシャワーを浴びながら冒頭からすんなりと作品世界に惹き込まれる。特に歌唱シーンの迫力は圧倒的であり、胸に刺さる歌詞、ライブ会場にいるような臨場感で気持ちが高揚してくる。当時の若者達の熱狂ぶりが納得できる。
主人公の創り出す音楽は、ストレートに主人公の心情を表現したものであり、遠慮や嘘がない自己主張が、今聞いても古臭くなく斬新である。今も昔も変わることのない普遍的な人間の心情を表現しているからである。
主人公は純粋に自分の音楽を究めようとする。どんなに批判されても、苦悩、葛藤しながらも自分の音楽を貫いていく。音楽をビジネスとしか考えない強欲マネージャーとの対比が主人公の純粋さを際立たせている。主人公を言葉巧みに懐柔しようとする強欲マネージャー役のトム・ハンクスの巧演が光る。
終盤、主人公は、次第にライブでの観客との熱狂、愛の虜になり、私生活では満足できず薬に溺れていく。立てなくなった主人公の椅子に座っての渾身の歌声が心に沁み渡る。
本作は、観客の熱狂を糧に純粋に己の音楽を貫き続けた男の物語である。
時代に翻弄されたスーパースター
本作はエルヴィス・プレスリーの生涯を描いた映画だったが
1950年代のアメリカは
黒人差別や教育に悪い音楽を排除したいという
時代背景があり、その理由により
エルヴィスの音楽活動がやり玉に挙げられることがあり
マネージャーのトム・パーカー大佐との
関係が最後まで変わらずに
エルヴィスが食いつぶされた感じがして
事実だしスーパースターにありがちなのかもしれないが
後味が少し悪い感じがした
150分ほどと映画としては
少し長めだと思うが、あまり長さを感じなかった作品だし
ライブシーンもよかったと思うが
後半になってくることに
破滅に向かっていくスーパースターという感じがしていくように感じてしまい
ライブシーンの良さが相殺されたように思う
自分は、エルヴィス・プレスリーについて詳しくなく
世代でもないので、ファンは違う感想を抱くかもしれません
本人独り勝ち
トムハンクスに引っ張られすぎ
取り巻きの人々がよくわからない
クリスマス特番のトコロは好き
物語は進むんだけど ダイナミックな感じがしない
曲はカッコいいし 最後の本人映像はホントカッコいい
映画出演の辺り 端折りすぎ
バズラーマンも 題材のエルヴィスも好物なのに 思ったよりノレなかったなぁ
Versus
エルヴィス・プレスリーという名前自体は知っていましたが、その人物の歌と半生はよく知らなかったので7月公開作の中でも本命◎グリグリで鑑賞。
音楽に対しての苦悩、売れる売れない、闇と光、とかを描くと思いきや、マネージャーとの確執により苦しみ続けるエルヴィスの姿が全体的に描かれていました。いやーそっちじゃないんだよなーと。観たかったのはステージの彼だったのに…。
バズ・ラーマン監督がもっと長いバージョンを作りたいと仰られていたのも頷ける程ステージのシーンやレコーディングのシーンが少なくて中盤はウトウト…。マネージャーの剛腕でとにかく操られているエルヴィスの姿を全面的に押されたら音楽映画での心震える体験が尻すぼみしてしまっているように思えました。
もちろん、オースティン・バトラーの動きで魅せるアクションや歌唱は本当に素晴らしく、ここを…ここを!ピックアップして欲しかったなと思うくらいの迫力がありました。これは大スクリーンでこそ映えるものだったのでこの長所を伸ばして欲しかった…。エルヴィスが生きた時代の背景の華やかさはとてもよかったと思います。
歌唱良し、演技良し、ストーリー構成△…。なんだか惜しい映画でした。求めていたものとの相違の結果なので刺さる人には刺さる、そんな作品だろうなと思いました。自分には掠った程度でした( ¯−︎¯ )
鑑賞日 7/3
鑑賞時間 10:40〜13:30
座席 G-13
失速するジェットコースター
様々な技法が組み合わされた、監督の高い技量を感じた映画でした。
常時流れる音楽、過去の映像、サスペンス風の構成、ドローンを使った?アクロバットな画角、ジェットコースターの様にノンストップで進んだのはザ映画を感じさせられ大興奮でした。
一方で後半はシリアスな展開となりましたが、かなり間延び感がありました。
大佐視点が逆に首を絞めているかな、という印象です。ボヘミアンラプソティーに似せたくなかったのかもしれませんが、ストレートにライブに取り憑かれたエルヴィスを描いた方が深くなった気がします。
エンディング、エミネム他のエルヴィスサンプリングだったと思いますが、ここもストレートにエルヴィスのベストメドレーか、過去のリアル映像が観たかったですね。
エルヴィスプレスリーの…
エルヴィスプレスリーという存在は、知っていたけどどんな人とかは知識が無く見始めました。
映画が始まるとすごい影響力を持った存在だなと改めて感じた。それは、この映画もそうだけどこの人に似ている日本の歌手とかも多い様なって感じだからです。
自分の家族の為に一緒懸命な姿とても誠実でかっこいい。だけど、その人気を利用しようとするマネージャーがとても悪い存在であったのがエルヴィスの悲しい末路に繋がってしまうのかと思うととても残念な気持ちになったな。
真っ直ぐな存在だからこそ人の欲望の中で翻弄されてしまう。
フレディとは、また違った映画であったけど、音楽と人物像がとてもかっこいい映画であった。
金と名声の為に苦しみながらも男としての生き様を見た様な気がした。
個人的には、幕末の武士達の様な自分の信念を通してそれでも無念さを残す様な所を感じたかな。
あと、マネージャーのトムハンクスが全く気づかずにみていてエンドロールで驚きました。
素晴らしかった
若くて何もない時期からスターに上り詰めていく時の熱狂ぶりが最高だ。ビリビリダンスもいいし、女の子が発狂するさまがすごい。
エルビスが現役の時がうっすら記憶にあるのだけど太ったおじさんで、石原裕次郎も当時太っていて二人に共通するものを感じていたら二人とも若い時はすごいかっこいい。ひらひらのついた衣装がかっこわるいと思っていた。亡くなった時は特になにも感じなかった。食パンにバナナを載せてピーナツバターを塗ったのが大好物でそれを食べすぎて太ったと言われていたので、そのパンを爆食いしている場面を待っていたらなかった。
音楽ときらびやかな演出が素晴らしくて長くても全然飽きない。エルビスの曲を字幕付きで聴けていい。特にクリスマス特番の文学的な、厳しい現実とそれでも希望を持ち続けようというような内容の曲が歌詞が分からないと全然ピンとこないだろうからよかった。
エルヴィスの人生と音楽性の起源を辿れる映画
エルヴィス・プレスリーがいかにして音楽の才能を育み、いかにしてトップスターに駆け上がり、そのなかでどれだけの苦悩を抱え、いかにして生涯を終えたのか。それを辿る映画です。
そして、プレスリーを語るうえで欠かせない剛腕マネージャーの存在。その関係性にもスポットライトが当てられています(むしろこちらがメイン)。
クイーンの『ボヘミアンラプソディ』に近い構成ではあるものの、ライブをメインに据えた『ボヘミアン』と比べ、どちらかといえばプレスリーの人生とマネージャーとの関係性にスポットライトが当てられた構成になっています。
自分は、過去の映像でしかプレスリーを見たことがない世代ですが、この映画でプレスリーの人となりを知ることができ、個人的にはすごく楽しめました。
(以下ネタバレ含む)
個人的には、マネージャーとの関係よりもプレスリーの人生と音楽性の起源、プレスリーが生きた時代背景を辿れたのがすごくよかったです。
プレスリーは白人でありながら、家庭の事情で幼少期から黒人社会で育ち、ゴスペルやR&Bに慣れ親しみ、それが彼の音楽的なバックボーンになっています。
まだ黒人差別が根強かったアメリカで、白人であるプレスリーが黒人の音楽を歌い、さらに性的魅力を前面に押し出し、世の女性を魅了してスターダムにのし上がる。
それに対するアメリカ保守層の猛烈な反発と抵抗。
一時はその圧力に屈し、路線変更や俳優業への転身を試みるもうまくいかず、原点回帰して自分の道を突き進み、見事再ブレイクを果たしたプレスリー。
そして、そんなプレスリーを利用しようと周囲で蠢く金の亡者たち。その代表格が剛腕、強欲マネージャーのトム・パーカー。彼がいかにしてプレスリーを操り、金儲けの道具として搾取し、追い詰め、死に追いやったのか。
馬車馬のように働かされ、薬漬けで痛々しいほど心身共にボロボロとなるプレスリー。最期は薬の影響と思われる心臓発作により42歳の若さで亡くなります。
なんとも後味が悪く、胸糞悪い展開ですが、それでもプレスリー個人の魅力とその音楽性、パフォーマンスは多くの女性を魅了し、男性の自分でもその圧倒的な存在感と魅力に引き込まれました。
日本人が好む『等身大で、身近で、手の届きそうなアイドル』ではなく、『特別な才能を持つ選ばれしスター』が持つ圧倒的、かつ唯一無二の存在感はやっぱり伊達じゃないです。
全65件中、21~40件目を表示