エルヴィスのレビュー・感想・評価
全65件中、1~20件目を表示
片翼の天使は永遠に歌い続ける。 バズ・ラーマンの『エルヴィス』が描くこと。
★このレビューはネタバレ満載です。そのため、未だ作品をご覧になっていない方は、作品をご鑑賞の上でご一読ください。
脚がない鳥がいるって知っているか。彼らは陸に降りることなく空を飛び続けるんだ。眠りたくなったら羽根を広げて風に乗って休む。そして、地上に降りる時は…
バズ・ラーマンの『エルヴィス』は、若くして見出された天才シンガー、エルヴィス・プレスリーを描く意欲作だ。
冒頭に登場するのは、冴えないカントリー歌手のマネージャー、トム・パーカー=自称パーカー大佐。見世物小屋上がりのこの男は、客を喜ばせる秘訣を知っていた。目にしたものに驚き、どうしたら良いのかと自分を持て余してしまう時がチャンスだ。そんな体験をもたらす“見世物”にこそ人は金を払うのだと断言するこの人物は、常にその狡猾な視点の先に、自分を太らせてくれる獲物が現れるのを待ち続けている。そんな類の男だ。
家の事情でテネシー州メンフィスの黒人が暮らす地域の白人居住区に引っ越すことになった13歳の少年は、ある日、黒人たちが歌い奏でる音楽に魅了される。リズム&ブルース、ゴスペル、時にはジャズ。故郷から離れ、虐げられた毎日と郷愁、神への祈り、そして愛を歌う彼らの音楽は、少年の身体に染み込んでいく。足繁くゴスペルショーに通い、いつしか顔パスで迎えられるようになった。
青年に成長した彼の初めてのレコードは、瞬く間に人々の心を掴んだ。黒っぽい音楽だと誰もが感じるが、このR&Bを歌っているのは白人青年だった。レコードは飛ぶように売れ、ラジオは彼の曲を流し続ける。
大佐が目にしたのは、ギターを抱え、腰をくねらせて歌うエルヴィスだった。女性観客たちは、自分が目にしている存在に釘付けになり、歌声にシビれ、身体の動きに感応した。そんな自分に驚きながらも、いつしか立ち上がり、やがて絶叫する。その様は、まさに自分を持て余す体験をした姿そのもの。
その時、エルヴィスはまだ電気会社のトラックドライバーとして働く、ただの青年だった。
1956年3月26日…運命を決めたその日、男はカントリー歌手との関係を絶ち、未来が約束された青年と契約を結ぶ。一攫千金となる全米No.1レーベルRCAとの契約をちらつかせ、エルヴィス・プレスリー・エンタープライズ=家族の会社を作り、警戒する両親をねじ伏せる。この時、したたかな強者との関係が、死がふたりを分かつまで続くことになるとは、誰も予想すらしなかった。
世界に羽ばたける特別な才能を持った青年の願いは素朴なことだった。母を笑顔にしたい。ピンクのキャデラックと大きな屋敷を贈り、自分が歌うことで家族を支えたい。素朴な願いと疑うことを知らない無垢な心は、成功に伴う契約という呪縛の罠が待っていることに気づくことはない。
片翼は才能を活かして歌うエルヴィス、もう一方で最高のステージを用意する大佐。この日からふたりは一対の関係で結ばれた“一羽の鳥”となったのだ。
『エルヴィス』は、人生のターニングポイントとなる3つの曲と、42歳でこの世を去る直前にラスベガスのステージで歌うエルヴィス本人の熱唱、4つの名演を軸に構成されている。
第一は、パーカー大佐が見つめる先で、家族に見送られてステージに立つ瞬間だ。
バズ・ラーマンは、その瞬間に向けて複数の思い(思惑)の動きを重ねて周到に劇的な時の訪れを待つ。ステージに立った青年がギターをつま弾き、声を発する。まだだ。しばしの間があり、“That’s All Right, Mama”が始まると、ピンクのスーツを着た青年は突如とてして誰もが知るエルヴィスへと姿を変える。
第二は、白人至上主義=黒人排他派の政治家に目をつけられ、警察の監視下に置かれた状況下、黒人音楽を、腰を振りながら歌うことを禁止されたエルヴィスが、自分の音楽とパフォーマンスを貫くことを決意するチャリティコンサートのステージだ。
理不尽な政治の圧力によって、ただ息子の幸福だけを願った母の身体は蝕まれ、永遠の別れを迎える。
腰を振ったら即逮捕される。失意のエルヴィスに友人のB.B.キングは「君は白人だから大丈夫」だろう、とエールを贈る。
大いなる逡巡の後、時は満ちる。警察が用意した監視用カメラが据えられた先で、アドリブで行くと告げたエルヴィスは、自分を重ねるかのように“Trouble”を歌い始める。全身を震わせ、腰をくねらせて歌うことは、母を弔い本来の自分を貫くことだから。だが、ファンのために歌ったエルヴィスの行動は社会の規範を乱すと判断され、政治の思惑によって陸軍に徴兵され2年間の西ドイツ駐留を命じられる。
第三は、音楽を通じてアメリカが抱える闇と対峙したエルヴィスの歌と決意が胸に迫るパフォーマンスだ。
ほとぼりを冷ます兵役に応じた後、最愛の人プリシラと出会い帰国したエルヴィスは映画出演を続ける。『理由なき反抗』の台詞を全て覚えるほど憧れるジェームス・ディーンが目標だ。1960年から69年に年間に3本、27本もの映画出演を余儀なくされたのは、強欲な大佐が結んだ契約のためだった。だが、映画は泣かず飛ばず。
映画がダメなら次はテレビで稼ぐ。家族や仲間(取り巻き)を養うために高額でNBCのクリスマスショーに出演を続けた。赤い衣装でクリスマスソングを歌うのだ。
自分などもはやないも同然…。自失の念に苛まれていたエルヴィスを覚醒させたのは、ロバート・ケネディ暗殺の報だった。訃報を受けた彼は、キング牧師が世を去った時には発することが叶わなかったステートメントを歌に込め、徹夜で完成させた“If I Can Dream”を歌う。ステージにはサンタガールではなくゴスペルシンガーたちが招かれていた。まさに劇的、奇跡の復活を遂げた瞬間だ!
エルヴィスが世に出た1950年代から、人種差別廃絶を願う公民権活動が活発になっていく。1968年4月4日、活動の中心的存在であったキング牧師が凶弾に倒れる。同年6月6日、ロバート・ケネディが撃たれたという報を受けて、沈黙を守り続けてきたエルヴィスが覚醒する。クリスマスソングを放棄し「夢を叶えて」と歌った。それは暴力に対するノンであり、人種差別に対するノンであり、理不尽に人権を踏みにじる政治や権力に対するノンである。
黒人が歌っていると思われたほどR&Bを身体に宿したエルヴィスは、人種の垣根を越えて、融和主義のシンボルでもあったことは歴史が証明している。特別なステートメントを決して発することがなかった理由は、この曲に耳を傾ければ氷解することだろう。
そして、ラストはラスヴェガスでの圧巻のステージ。もはや自力では立って歌うことが難しくなったプレスリーは、付添人にマイクを持たせると、ピアノを叩くように弾き、全身から絞り出すように“Unchained Melody”を歌う。薬によって浮腫んだ顔からは汗が噴き出す。だが、その声は驚きのグルーヴを生み出し、瞬く間に観客を熱狂の渦へと導いていく。
待っていてほしい。愛しい女性への想いを胸に、残酷な時の流れと、安らぎの家に帰りたいと願うこの歌は、孤独に震えるエルヴィスの姿に重なり、言葉にできないエモーションを呼び起こし、胸を締めつける。
「俺は徴兵されてドイツに行っただけで外国を訪れたことがない」…これは劇中、エルヴィスがポツリと漏らす言葉だ。世界に羽ばたける特別な才能を持った青年は、全世界を駆け巡る自家用機を準備し、愛娘の名にちなんでリサ・マリー号と名づけていた。だが、オランダからの密入国者だったとされるパーカー大佐は、再入国拒否を恐れて自分が同行できない国外での公演を許すことはなかった。
ビートルズも、ストーンズも、世界を代表する錚々たるミュージシュンたちが神と崇め、大きな敬意を贈ったエルヴィスが、ライヴ活動においてはドメスティックな存在だったことは残念でならない。
また、狡猾なマネージャーが必要以上に重要視した警備によって、周りには常に自称用心棒のマフィアたちが取り巻き、知らぬ間にお金が消えていくことになった。もうひとつ、悪名高き主治医のニック医師は、朝には覚醒を呼び、夜には惰眠を導く薬の処方を続けた。(※マイケル・ジャクソンやブライアン・ウィルソンら、悪辣な医師による健康を度外視した処方例はその後も続いている。)
心を開き、友をねぎらい、愛を歌う。天才の素朴な願いは、残酷な時の流れに苛まれ、エルヴィスの孤独を深刻化させた。そんな中でも、生涯愛し続けたプリシラは常に親友だった。離婚後もしばしば彼の元を訪れていた彼女は、最後の日もエルヴィスと一緒だったという。
脚がない鳥がいることを知っているか。彼らは陸に降りることなく空を飛び続けるんだ。眠りたくなったら羽根を広げて風に乗って休む。(つまり飛び続けるのだ) そして、地上に降りる時は…。
天才エルヴィスと狡猾な勝負師パーカー大佐は、良くも悪くもふたりでひとつ、玉石混交、清濁が交ざり合った一羽の鳥だった。世界中のどこへでも飛んでいける。彼の前には無限の可能性が広がっていたはずなのに…。悪名高き大佐との関係を絶ち得なかったエルヴィスとは、片翼を奪われた天使だったのかも知れない。
それでも、エルヴィスは永遠に歌い続ける。すべての垣根を越える音楽という特別な羽根を広げ、世界中の人々の心に輝きを灯すために!
イン.ザ.ゲットー?
オースティンバトラーの熱演は
素晴らしい!
けどエルヴィスと全然似てないのが残念。
それがアンチェインドメロディで痛感。
ザッツオールライトから始まり
ヒット曲満載かと思いきや
そうでもなく、見せどころのビバラスベガスも
ちょっとだけ⤵︎
エンドロールの曲もなぜインザゲットー?
その後もせめてエルヴィスの曲流してほしかったです。
因みにリトルリチャードは完璧に再現してます!
エルビス・プレスリーの一生は興味深かったが、彼の音楽自体は自分の好みでないことが判明
バズ・ラーマン 監督による2022年製作(159分/G)アメリカ映画。
原題:Elvis、配給:ワーナー・ブラザース映画、劇場公開日:2022年7月1日。
ジョン・レノンがかなり影響を受けたと聞くが、それ以外プレスリーのことは殆ど知らず、それだけに幾つか興味深いところはあった。生まれ育った環境から、子供時代から黒人音楽に慣れ親しみ音楽的なバックボーンとして、体に染みついたそれがベースにあること。腰をくねらす動きは有名だが、あそこまで激しいとは知らなかった。確かに卑猥にも見え、当時問題にされたのも良く理解できる。
ただ、人気絶頂ながら、薬に溺れて心と体を壊していった描写は、他のミュージシャン映画と同じで、またかとウンザリとさせられた。後、プレスリーの歌う音楽そのものも、殆ど発売体験で好みではないカントリー音楽の風味を何処か感じたせいか、自分はあまり好きになれなかった。彼の音楽のファンだったら、感想は大きく違ったのかも。
プレスリーの悪徳マネージャー・トム・パーカーをトム・ハンクスが演じていたのに、恥ずかしながらエンドロールが出るまで気がつかないでいた。トムハンクスがああいう悪役を演ずるイメージが無かったことも一因かも。まあ意外性もあるが、ほんとに嫌な奴で、名演技と言えるのかも。
監督バズ・ラーマン、製作バズ・ラーマン、 キャサリン・マーティン、製作総指揮ゲイル・バーマン パトリック・マコーミック、 スカイラー・ワイス、 トビー・エメリッヒ、 コートニー・バレンティ、 ケビン・マコーミック、原案バズ・ラーマン、 ジェレミー・ドネル、
脚本バズ・ラーマン、 サム・ブロメル 、クレイグ・ピアース、撮影マンディ・ウォーカー、
美術キャサリン・マーティン、 カレン・マーフィ、衣装キャサリン・マーティン、編集マット・ビラ ジョナサン・レドモンド、音楽エリオット・ウィーラー、音楽監修アントン・モンステッド、視覚効果監修トーマス・ウッド。
出演
オースティン・バトラーエルビス・プレスリー、トム・ハンクストム・パーカー、ヘレン・トムソングラディス、リチャード・ロクスバーグヴァーノン、オリビア・デヨングプリシラ、ヨラシスター・ロゼッタ・サープヨラ、ションカ・デュクレビッグ・ママ・ソーントン、リトル・リチャードアルトン・メイソンリ、ケルビン・ハリソン・Jr.B・B・キング、
ゲイリー・クラーク・Jr.アーサー・“ビッグ・ボーイ”・クルーダップ、デビッド・ウェンハムハンク・スノウ、ルーク・ブレイシージェリー・シリング、デイカー・モンゴメリースティーブ・ビンダー、ナターシャ・バセットディキシー・ロック、ゼイビア・サミュエルスコッティ・ムーア、コディ・スミット=マクフィージミー・ロジャーズ・スノウ、レオン・フォード、ケイト・マルバニーマリオン・ケイスカー、ガレス・デイビスボーンズ・ハウ、
チャールズ・グラウンズ、ジョシュ・マクコンビルサム・フィリップス、アダム・ダン。
信念は大事だけれど、譲歩も同じくらいに大事。そんなことを考えた映画でした
私、映画と同じく、音楽に関してもいわゆる“王道”というものをほとんど聴かないです。マイナーというかアングラ系の大槻ケンヂによる楽曲が好みだったりしますので。特に歌詞のわからない洋楽系はサッパリです。
劇場で予告編を観て面白いと思った『イエスタデイ』は観に行ったのですが。ビートルズの楽曲なんて「イエスタデイ」と「レット・イット・ビー」くらいしか知らないので、確実に八割は損をした鑑賞だったかな?
なのでこの作品も、ミスチョイスっちゃぁミスチョイスだったのですが。
一応劇場でフライヤーももらってきていた作品ですし。
アマプラで見つけて無料で視聴できるので、ふとした思つきから吹き替え版で鑑賞スタートです。
エルヴィス・プレスリーといえば、私の中では野性的なまでに、ふてぶてしいといったイメージでした。
ところが本作でのエルヴィスは、真逆に、繊細でセクシーといった描かれ方でしたが、不思議と、そこに違和感を覚えませんでした。
現実でも「きっとそうだったんだろうなぁ…」との説得力すら感じました。
劇中でも述べられていたように、まさに「欲情と性的倒錯」といった雰囲気を醸し出していて。
同時に彼の“己を貫く反骨精神”もたっぷりと。ここの描写が痛快で素敵でした。
大切なテーマっぽいのに、難しい話はよくわからないのですが。エルヴィスは、きっと音楽を通してアパルトヘイトと闘っていたんでしょうね。
そんなさまがオースティン・バトラーによって、大変魅力的に表現されていたように思えました。まつ毛長っ!
マイクスタンドを巧みに操ったヴォーカルパフォーマンスは、リーゼントと相まって多くのシンガーの教科書になったんだろうなぁ。
てか、もみあげの大きさはカットごとに自由自在みたいだったから、貼り付けの偽毛だったの?浪速のモーツアルトこと某・キダタ〇ー先生の頭みたいに。←ホンマのことでも、あからさまにそんなん言うたらアカンやないか!
この“もみあげ”を我が国で継承したのが、尾崎紀世彦だったのは想像に難くなく。
思いっきりパク…もとい!リスペクトしていたもの。ふたりでドアをしーめてー♪ふたりで名前けーしーてー♪←何歳?
リーゼント&もみあげの&白タキシードで歌うシーンなんて、まんま尾崎紀世彦が継いでいたもの。
試しに“和製エルヴィス・プレスリー”で検索すると、出るわ出るわ、たくさんの人が“まんま”を演じていらっしゃいました。吉幾三は、ちょっとちがうけど(笑)現在に至るまでも残る影響力ぱねぇ。
そんなエルヴィスも物語中盤に至ってパーカー大佐との齟齬が生まれてきて残念…
エルヴィス、少しは大佐に譲歩したれよ!と思ったのは事実。己を貫くんもええけど、波風立てずに他人と付き合うんも、おんなじくらい大事なんやで。←それで失敗した人が書いています。
てか、トム・ハンクスお腹でかっ!役作りで大幅増量したのかな?それともこちらも詰め物の偽腹?某・グラドルの乙牌みたいに?←そんなん言うたら色んな人を敵に回しすぎるぞ!
なんで波風立てずに、大人しくレビュー書けんかなぁ。
今回は真面目に書こうと思っていたのに、またこの有様だよ…
軌道修正です。
インターナショナルホテルでのショーは、まさに圧巻の見せ場でした。ジ・エルヴィス・プレスリー・オーケストラといった風情で。
エルヴィスと大佐のお互いの最期は悲しいものでしたけれど。
お互いがお互いに譲歩しあっていれば、悲劇も回避できたと思うのに。
エルヴィスは信念のために歌い、大佐はもっぱら金のために奔走し。
良きパートナーだったはずの、大佐の素行の悪さは目に余ると思った私です。
大佐にとってのエルヴィスは、もはや、ただの“金の生る木”といったビジネスの道具扱いで。
エルヴィスに波風立てずに譲歩しろ!って言った口で言うんですが。
大佐も他人を思い遣る心を持てよ!って話です。
もはや噛み合うことのない歯車になってしまった二人、特に家族との別離のエルヴィスを見るのがつらかったです。
そんなエルヴィスと大佐の齟齬が、ドロッドロの確執を生むまでに発展してしまうさまを描くのかとかと思いきや、お話は美しいままに終るのですね。
それでよかったかも。
人の恥部や暗部を見せられても、楽しめないし。そんなの悪趣味なので。←どの口が言うてるねん!
ですが、大きな謎が残りました。
ラストコンサートでの激太りエルヴィスは記録映像だったのか、それともオースティン・バトラー以外の俳優が演じていらっしゃったのかが???でした。
が、某・知恵袋様の力をお借りして、謎解きをしました。
葬儀のシーンも含め、どうやら記録映像だったようですね。
調べてみると、私の好きなカート・ラッセルも『ザ・シンガー』でエルヴィスを演じていらっしゃったのですね。
残念ながらアマプラには上がっていませんでした。
【余計な追記】
HOLLYWOODの看板ってあんなふうにできてたんだ。思っていたよりもショボっ…←ハリウッドにまでケンカ売りやがった!
才能は搾取される、、、
悲しいかな、才能、天賦の魅力は搾取されやすい
エルビスのことはそんなに知らない
イメージ先行で、偉大な人なんだろうけど良さはわからないかんじ。
でも、マイウェイを出した時、違和感と共感を感じた。リアルタイムに曲を聴いたのはそれだけかなと思うがあの曲を自分の歌として歌うことには大きな意味とチャレンジがあるように感じていたがこの映画では出てこなかったかな。
エルビス役の俳優さんは魅力的で刹那的で信頼できる感じであった。大佐の方は極悪人だが大佐の一人称大佐の独善的目線で語られるから、エルビスの映画というより大佐のカラクリにはまった一人の男、というか、どこまでも悪びれない大佐という悪人の映画だと思った。
それでも、エルビスの子ども時代、教会の音楽ゴスペルに触れ失神してしまう様子、経験なキリスト教徒で母親思い、、と晩年の噂話や太ったプレスリーしか知らない私にとって、エルビスが本当に偉大で、ロック界に君臨する王者であったこと、彼が自由ではなかったこと、しかし彼にはオリジナリティがあったこと、リトルリチャードや他の黒人アーティストとの深いつながり、などいろいろと知れてよかった。
やっぱり、エルビスのマイウェイ、好きだな。彼のやり方で、黒人の戦いに加勢し、才能あるミュージシャンや友達を大切にし、民主主義の危機に対抗していた、知らなかったエルビスプレスリー。
金が動く
史上最も売れたソロアーティストらしい。
今も、なのだろうか?
Michaelさえ及ばないのだとしたら、当時の環境を思えば驚異的で神がかってる。
その本人とELVISにそんな伝説を与えたプロモーターの物語だった。
壮絶だった。
語り部をプロモーターにした構成が、裏と表を対比させ物語に厚みをもたらしてるように思う。
観客に向かうELVISと、彼を通し金に執着するプロモーター…ドリームではない現実を映し出す。
商売であり、金が動き富を産む事が原則であり、真理であると言わんばかりだ。
全編通して楽曲が鳴り響く。
前半は台詞の方が少ないような印象だ。その旋律に誘われ作品世界に引き込まれていくような…熱狂の渦中に埋没していくような感覚があった。
昨今、アーティスト達の生涯を描く映画を何本が目にするけど今作の主人公も素晴らしかった。
トランス状態とでもいうのだろうか?
アーティスト達が意図しない領域で発言した表現やアクションを再現してみせる。
彼らの中には明確な筋書きが前提としてあるのだ。脚本が。ここでこうなるという指示が。
…悪魔の如き才能だ。
本作の公開事、別にエルビスに興味もないしなとスルーしてた。他に観たい作品を優先してた。
すっごく後悔。映画館の大音響の中で観るべきだった。彼の功績を。彼の残した影響を。
まだまだ差別が根強く残っていて、当時は人種融合防止策なんてものがある程に分断されていた社会。
それは音楽にも適用されている。そこに彼は爆弾を投下した。カントリーとR&Bの融合。
牧歌的なカントリーミュージック。それはそれで良いのだけれど、きっと黒人が歌う事は許されない。
それと同様に躍動的なR&Bを白人は蔑み歌う事もなかったのだろう。
数奇な運命を経て、彼は白人でありながらR&Bを歌う事に躊躇がなく、そして声を持っていた。
禁忌の境界を破壊したロッカーが彼だった。
驚く事に、当時のELVISの楽曲を全く古いと思わない。どころか今の楽曲と何ら遜色がない。ルーツはELVISにあったのかと思うくらいだ。
ベガスのホテルでアドリブなのか何なのか、ピアノソロから始まるJAZZとも思える楽曲はとてもとても楽しい。座して観てるのがもどかしい程に感情を揺さぶられる。下着をステージに投げ込む女性たちの心理が分からんでもないのだ。
あてられる。
その旋律に、歌声に、そのパッションに。
これが…音楽の力なのかと思う。
昔とは社会の構造が違うから、ELVISのようなアーティストは生まれにくいのだろうけれど、それを差し引いたとしても不世出のアーティストだと思う。
そして、今なおカバーされ歌い継がれる楽曲たち。
ゴーストの主題歌とか、ハウンドドックとか、題名は覚えられなくても知っている音楽の多い事多い事。
ちょっとセクシーなもみあげのおじさん等と認識してた過去の自分が恥ずかしい。
ラストのシーンは、ELVISの最後のステージの映像なのだとか。喋ってる時は明らかに不調を思わす声なのだけど、歌う時は全く違う。
口の50cm先から声が出てるのかと思う程、パンチがあり明瞭でかつ、とてつもなく甘く優しい。
あんな歌声、聴いた事ない。
彼の後にも先にもELVISは存在しないのだと思う。
生の彼の声にあてられたら…どんな体験をしたのだろうかと、そんな事をふと思う。
その影を担ったトム・ハンクス。
さすがであった。
このプロモーターも天賦の才があったのだろう。晩年は金に狂わされたみたいだけれど。
私物化してると言われても仕方がないようなエピソードの数々で…だが彼がいなければ稀代のアーティストも誕生しなかったのだろうと思う。
当時の社会情勢も興味深くて、ケネディ暗殺により生まれた楽曲のエピソードとか、よく出来ていて…キング牧師が「苦しい時にこそ、歌え」と言った事から発想して曲ができる。
白人の大統領が殺された時に、黒人の指導者の理念を元にアーティストとして成すべき事を成す。
図らずも差別の境界線の上にたつかのようだ。
麻薬をやった事はないけれど、まるで麻薬のように彼のステージに吸い寄せられたりもするのだろう。
現に彼の歌ではなく、歌声を聴きたいと欲する自分がいる。生命力と反骨心…ホントにソレと思う。
見事な作品だった。
スーパースターの光と影…
長年連れ添ったマネージャーのパーカー大佐の語り口で始まる。正直、エルビス・プレスリーをあまり知らなかったから、ブラックミュージックで人気を博したのも知らなかった。彼の歌いながら踊る姿は当時としては珍しく、女性を熱狂させた。それが社会問題になるほど。その後、キング牧師やケネディ兄弟の暗殺などアメリカの負の歴史がどうエルビスに影響を及ばしたかは実際分からないが、何でもありの時代、何が起きていたとしても不思議では無いと思う。パーカー大佐に縛り付けられ、働かさられ、金も毟り取られ、精神も蝕まれていく、そして益々薬に頼るようになり、妻や子供も離れていく。スターの伝記映画はほぼ薬に頼り、命を落とすがエルビスもとても若くして死んでしまう。エルビスの収入を搾取したパーカー大佐の責任は重いが、彼でないとエルビスをここまでのスーパースターにできなかったかも知れないとも思う。
映画エルビス 感想
WOWOWでの放映で『エルビス』を観た。
トムハンクスの悪徳ぶりが主人公エルビスを小物に見せてるエルビスプレスリーの才能に寄生するこの世界の常識と言わんばかりにこれでもかとアーティストを追い込んで行く様はトムハンクスが主役なのか?あと一番気になったのがエルビス役の俳優がジョントラボルタにしか見えなかったこと、ファンでなくてもこれはガッカリかなぁ
悪徳「エイリアン」パーカー大佐の視点で送る作品
撫でつけた長髪に化粧を足らい、ピンクの衣装に身を包んだ華奢な男。一時の沈黙の後、何かが憑依したかの様に腰をくねらせ、歌い出す。
彼こそのちの「エルビス・プレスリー」その人である。
幼少期にブラックミュージックに惚れ込み、傾倒していった彼は音楽の道へ。
のちに出会う事となる敏腕マネージャー「パーカー大佐」により、彼の名は全米、そして世界に名を馳せることとなる。
しかし、その裏では、
人種の対立、ヒーローたちの暗殺、ドラッグ、
パーカーによる搾取とエルビスへの抑圧があった。
重厚で男の憧れたるエルビスの
悲しみや苦しみを感じ取れる作品だ。
とくに目の演技が素晴らしかった。
時代のせいばかりではないのか
久々のイオンシネマ 火曜日はドコモカード割引
先着順で1,100円で観られるとのこと
18:15開始のために仕事を1時間早退
オラはエルヴィス真ん中世代ではないし
どちらかというと晩年の映像で
太ったダサいじいさんのイメージだった
亡くなったのは42歳だったと知り驚き
映画の最後の方で亡くなる直前のエルヴィスの
実際のライブ映像が出てくる 太ったダサいじいさん
この映像はオマケではなく映画の一部だったので
これもオースティン・バトラーが演じているのかと
目を凝らしてみた
逆にいえばこの映画でのオースティン・バトラーの
なりきりは極められていて
自然に最後の映像につながれていたということ
反骨のライブやテレビ番組は痛快だったが
結局のところはすごく悲しい話
デビューからスーパースターに駆けあがるまでは
パーカー大佐の功績は大だったのだろうが
そこから先はパーカー大佐のプロデュースに限界
ラスベガスのホテルのお抱え歌手に留まってしまった
海外ツアーやスター誕生の出演みたいな話もあったようだし
そうなっていれば…と想像してしまう
要所要所で冷静・適切に人間関係を整理し
付き合う相手を選んできた矢沢永ちゃんと比べてしまう
・アマチュアバンド
・キャロルデビューと解散
・成り上がりまで
・その後の渡米
・オーストラリア事件
エルヴィスに永ちゃんほどの自己プロデュース力と
自制心があれば…と残念でならない
まぁでたらめな時代だったということもあるのか
アメリカでは最近でもマイケル・ジャクソンとか
ホイットニーヒューストンとかの悲劇が繰り返されているので
時代のせいばかりではないのか
それこそ この映画では永ちゃんがウェンブリーで歌った
Don't be cruelが聴きたかったなぁ
(ハートブレークホテルは聴けた)
キラキラエルヴィス
エルヴィス・プレスリーがブラックミュージックに影響を受けた、というのはどこかで目にした。しかし、私が洋楽を聴く頃には、彼はすでに亡くなってたし、もみあげを強調した芸人のものまねくらいでしか、耳にすることがなかった。あと、晩年の過食症でむっくりした印象しかなくて、若い頃のことはまったく知らない。なので、歌も振りも曲も、全てが新鮮だった。ほんっとにキラキラでノリノリ! 今「A little less conversation」がお酒のCMで使われているけど、あの曲もかっこいい。
黒人しかいない教会、そこでグルーヴに身をゆだね、恍惚となる少年エルヴィス。これは肌の色がどうこういうより、本人の元々のリズム感が、シンクロしたんじゃないだろうか。別の子が同じことしても、何も感じなかったかもしれない。これが運命ってやつなんだろうな。
パーカー大佐は確かに他人を操るのに長けている。エルヴィスの父まで骨抜きにした。ビジネスの交渉はうまかったが、結果的にエルヴィスを消耗させた。アメリカ国内だけでも稼げたのは確かだが、働くにも夢や目標がなければ、やりがいはない。それでも観客がいる限り、薬を使ってでもステージに上がるエルヴィス。夜中にピーナッツバターサンドを食べて、薬飲んで…うう、かわいそう。しかし、この時代は、観客との距離が近いねー。よく無事だったよねー。
娘のリサ・マリーは、20年あとにマイケル・ジャクソンと結婚して、MVでイチャイチャするなんて、パパは想像できなかっただろうな。エルヴィスも悲劇的だが、同じように不憫な(と勝手に思う)マイケルの映画ができるのは、まだまだ先になるのだろうか。アメリカの芸能界、闇が深すぎ…。
世界情勢が不安な時こそ、音楽が必要。「If I can dream」には泣けた。right now…願う平和を。
僕もパンツを投げたかった
前半のエルヴィスのかっこよさはすさまじく、僕も嬌声をあげながらパンツを投げたくなるほど。それだけに後半の彼の人生は悲しかったが、そんな中でも、68年のTVスペシャルやラスベガスの最初のコンサートなど、きらめく瞬間があったのには救われた。
彼の多面性や多層性、特に黒人音楽や黒人運動との関わりを表した演出が良かった。その多層性を体現する「ザッツ オールライト」が、最初のライブシーンと、最後の輝きとも言える後半のラスベガスのショーでともにフィーチャーされるのはまさに象徴的。
エミネムなど現代の楽曲を使用するのも、伝記映画に重奏性、普遍性をもたらそうとする試みが感じられて良かった。
【良かった点】 エルヴィスの怒涛の人生を美麗な映像とともに描き切っ...
【良かった点】
エルヴィスの怒涛の人生を美麗な映像とともに描き切った見事な一本。豪快な画面転換、カットにニヤニヤ、そしてエルヴィスの歌に酔いしれる。若年期の歌は俳優さん自身で歌っていると知ってさらに驚き。
【良くなかった点】
トムハンクス演じるマネージャーが悪なのか、必要悪だったのかがいまいち把握しきれず終わってしまった。調べると仲は悪くなかった?との記事もでてくるが、真意は?、もう少し踏み込んで描いてほしかった。
骨盤にキます(嘘
エルビスプレスリーのことは何となく知ってるくらいで、そんなにエージェントにぼられてたとは知らなかった。あと、彼の動きが観客を熱狂させた、ということをこれでもかと言うほど見せてくるので非常に愉快だった。あんな変な動きでキャー!てみんなが叫ぶシーンが笑えるというか、それが一番印象に残った(笑。
動きも音楽もルーツがブラック・カルチャーにあることをちゃんと説明して、そのことをエルビスが自覚して彼なりに最善を尽くそうとしていたというのも描かれていた。実際はどうだか知らないが。
まあ、エージェントに利用されて薬漬けになって40代で死んだというのは本当にかわいそうだと思う。
エルビス役のオースティンバトラーは、パフォーマンスシーンが普通にかっこよくて顔もエルビスより端正で、すごい目の保養になった(笑。歌はエルビスなのかと思ったらオースティンが歌ってる部分と混ぜてるらしく、まったく気が付かなかった。すごすぎる。
ロックの原点⚡
エルヴィス・プレスリーの名前しか聞いたことがなく、あんまりピンと来ていなかったZ世代の私は、エルヴィス・プレスリーの数曲しか知らない私の母と一緒に見に行きました。
2人とも元々「ボヘミアン・ラプソディ」が大好きなので今回も期待して見させていただきました。
エルヴィスの曲と共に彼の半生を駆け抜けるあのスピード感がたまらない!
最初のエルヴィスと大佐の関係はすごく希望に満ち溢れた良きパートナーのようにも見えたが、だんだん共依存のような関係になってくる。しかし大佐がいなかったらエルヴィスはあんなに有名になれてなかっただろうし、複雑な気持ちになってくる。
世代を超えてもすごいものはすごい、理由なんか無く、でもすごい!と納得させられるような彼のカリスマ性。
晩年にエルヴィスが話していた足のない鳥の話が彼のギフテッドをすごく物語っていて胸に刺さった。
才能に満ち溢れたミュージシャン(いや、それ以外の才能のある人たちも)は破滅の運命なのだろうか。
1度飛び立つと、羽を休めることも出来ずその身が朽ちるまで空を飛び続けなくてはいけない。すごく残酷で虚しい話しだ。
帰ってから2人で映画の解説動画を見たり、エルヴィスの曲が主題歌になっている映画「ゴースト」を見たりして楽しんだ。
2人ともオースティン・バトラーのあのセクシーで少し寂しそうな目や、彼のダンスはあの頃そこでパンツを投げていた女子達と同じ気持ちにさせてくれました。(家に帰って2人で発狂しましたw)
オースティン・バトラーは今後も要チェックな俳優さんですね!
主役はTハンクスか?
エルヴィス役のオースティン・バトラーが頑張ってるのに全部トム・ハンクスが持っていってしまった感じ。
評価点が低いのはもっと歌うシーンが欲しかったと思ったから。最後に本物のサービスシーンがあったのはプラス1点。
最後の方は良かった
※あくまで、個人の感想です。
エルヴィスについては、ほとんど知りません。
まず、初めの方は正直時系列?とか色々とびとびで正直分からないとこだらけだし少し退屈だった。
途中からは面白くなってきたけど、終始大佐がウザイ。非常に嫌い。エルヴィスは好きになったけど、なんか思ったより報われてなくて少し悲しい。
ストーリーは、なんだかんだ見終わって満足出来た。実際の本人を全く知らないから少し興味がもてた。
兎も角、エンドロールを何故?ラップにしたのか?最悪だと思う。
混んでいる。失敗か?
ガキの頃、テアトル東京(銀座だったかなぁ)へ『エルビスオンステージ』を見に行ったのを思い出した。親に内緒で(ビートルズとかプレスリーを聞くのは不良って父親は思っていた) 中2(高1だったかなぁ)の時、友達と行った。あまり、面白くなかった。だから、エルビスには良い印象が無い。
残念だけど、エルヴィスって、ラスベガスでしか活動しなかった。つまり、日本で言えば、スパで活動する大衆演劇の花形か、演歌歌手(純烈さん見たく)って事でしょ。音楽家って言うよりも、歌手だと理解している。よく言って、ビジュアル系のロック歌手の走り。また、フランク・シナトラの後継者。しかし、そう云う人物にポリティカルな要素を足しては嘘になると僕は思う。エルヴィスを、黒人はそんなに認めてはいないと思うし、寧ろ、馬鹿にいていたのではと思われる。
世界的に売れて、日本人に影響をあたえた歴史的歌手だろうけど、世界的ロックンローラーとは、僕は思っていない。寧ろ、映画が生んだ最後のアメリカンアイドルで、テレビが登場すると、モンキーズが登場する。それは兎も角、もう少し歌が聞きたかった。ミュージカル映画と思って見に来たら、ポリティカルな話中心で、歌う場面が少なく、ワンコーラス続く歌が一曲もなかった。『ブルー・ハワイ』とか聞きたかった。
最後まで、実写は使わないでもらいたかった。
このレビューの初頭の『大した事ない』は否定する。やはり彼は大した事ある。
主演は果たしてオースティン・バトラーかトムハンクスか?
私的には期待以上でした!
ライブシーンのオースティン・バトラーが異常カッコよかった。大人しく演奏しろと言われてたのを無視してトラブルを演奏した野外ライブのシーンは本当に痺れました。
エルヴィスといえば、太ったもみあげすごいマフラー巻いて歌うヒトっていうイメージだった私には衝撃的なカッコ良さでした。
でもこの映画はある意味トムハンクスが主演と言ってもいいくらいだったので、エルヴィスに思い入れのある方にはちょっと物足りないのかもしれません。
もしパーカー大佐とエルヴィスが出会わなければ、黒人音楽として見下されてたロックが世に出るのはもっと先になったんでしょうね…
とにかくオースティン・バトラー素敵でした!そしてラストのエルヴィス本人の映像は泣けました。もう立って歌えないので、座って歌う姿には胸を打たれました。
敏腕悪徳マネージャーと共に
20世紀の大スター エルビス・プレスリーの生涯を描く。
その生涯は、すでに多く語られているが、マネージャーのパーカー大佐との二人三脚で語られる物語は知らなかった。
42歳の若さで亡くなるまで、太く短くをまさに示した生き方でした。
他のスター同様に、オモテの顔とウラの顔、ドラッグ、孤独、浪費、女に溺れていくのは皆同じだ。
普通に生活できる幸せが一番大切だと感じた。
全65件中、1~20件目を表示