エルヴィスのレビュー・感想・評価
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自分的にはちょっと残念
視点が多すぎて残念、構成がほかの映画と変わりない。最初と最後の歌のシーンは良かったというより、あのオバケの映画の主題歌がエルビィスだったのは感動、やっぱり凄かったんだ。クィーンもだけど、マネージャーを選ぶのは大変なんだね。果たしてトムハンクスは適役だったのだろうか、
トム・ハンクスを嫌いになりそう。
サクセスストーリーの影の部分を描いた映画。
エルヴィスを演じたオースティン・バトラー、色気がありますね。ステージシーンも圧巻でしたし、役にハマってました。
強欲でペテン師マネージャーのトム・パーカー、自分のことしか考えていないイヤな奴でした。演じていたトム・ハンクスのことを嫌いになりそうなくらい。ということは、それくらいトム・ハンクスが演じきっていたということですね。さすがなのです。
華やかな世界ですが金の成るところに人が群がるショー・ビジネスの汚ない部分、そしてブラック・カルチャーに対する当時のアメリカ社会の反応に人種差別の側面も描かれていました。
とても面白かったですか、2時間40分はちょっと長い。
思いの外、楽しめた
アラフィフの僕らの世代でさえ、エルビス・プレスリーって、曲や映像は見聞きしてきたけど、やはりデフォルメされたまさに「キャラクター」であって、かなり悪い意味で「イジラレ」の典型だったので、今回実際にチケットを買って劇場で席についても、どういうスタンスで観るべきかフワフワしていた。
でも、観て良かった。
メンフィスという街に象徴される様々な出来事が、彼のキャリアともしっかりリンクしていて、白人を主人公に置きながら、しっかり人種差別への批判も訴えている。
音楽も現代風のアレンジがしてあって、テンポの良い細かなカットと盛りだくさんの情報で畳み掛けてくる演出のおかげで、比較的長い映画だけど、飽きずに観ていられた。
現代のポピュラー音楽に多大な影響を与えた一人のミュージシャンが、実は一人の悪徳マネージャーによって飼い殺しにされていたという事実。
実際のマネジメントはその多くが的をハズレていたのに、エルビスの才能の発露によって最後には成功に終わるものも多かった。
そんな、類い稀なる才能や夢や栄光が、個人の欲望と時間の流れに呑み込まれていく切ない話。
でも決して湿っぽい悲劇ではない。
パフォーマンスシーンの熱量も圧巻で、主役も脇役もすごい。
若い女性たちが我を忘れて叫び出す最初の舞台、「踊るな」と言われて立った彼が小指を立てるあのステージ、クリスマスのテレビSPなど、そのすべてがワクワクする。
ほとんどがどこかで聞いたことのある曲だし、エルビス・プレスリーを知らなくても、音楽映画として、またアメリカ社会を語る映画として楽しめる。
冒頭、ラストにも現れるエルビスのロゴや金色で万華鏡みたいなラインストーンビカビカの装飾ギミックも気持ちがいい。
役者陣も好演。
主役もいいけど、やっぱりトム・ハンクス。
何も知らないエルビスを「出口に連れていってやる」といって連れ出された場所が「金色の牢獄」だったという皮肉も、このおじさんの人懐っこい笑顔と合わせると、怖ささえ感じてしまう。
知られざるエルヴィス
クイーンの映画のヒット後「2匹目のどじょう」を狙う似たような作品が多い中、知られざるエルヴィスのサイドストーリーが描かれた作品。
けっこう好みだったんだけど、他の方のレビューにもあるように「パーカー大佐目線」なので、どこまでホントのエルヴィスに迫った物語なのかどうか…
ただこの時代のスーパースターの溢れる才能の裏の不遇さはよく伝わりました。
稀代のエンターティナーは孤独だったんだね…
家族や取巻きもたくさんいるけど、何だかひとりぼっちの孤高の音楽家に私には見えた。そして、体制に逆らう反骨心があって、自分の音楽を大事にしていて、観客を喜ばそうとしていることも… 映画が始まった途端、ギンギラギンのタイトルバックで内心大丈夫だろうかとその内容が危惧されたが、思いの他まともな作りで安心した。伝記物は、その人の一時期しか描かない作品も多いが、この映画は生まれた時からではないが、子どもの頃から死ぬまで描かれていた。観る前は、どういう風に始まるのか、子どもの頃から順に描いて行くのか、それとも死ぬ前の回想かと思っていたら、意外な形で始まった。昔、オマセな友だちに誘われて、「エルビス・オン・ツアー」を観て、すてきだなと思っていた。映画は駄作ばかりということだが、音楽は良い曲がたくさんある。映画を観に行く前から、なぜか「好きにならずにいられない」を口ずさんでいた。でも、彼の人生はほとんど知らなかった。エルヴィスのすごいところは、黒人を差別していなくて、純粋にすばらしい音楽を愛していたところだと思った。そして、家族や友人を大切にしている、めっちゃいい奴だってことも。マネージャーには全く恵まれなかったけれどね… オースティン・バトラーは、いわゆるそっくりさんではないが、雰囲気が出ていたし、初期のモノクロ録音の曲は口パクではなく、自身で歌ったということなので、がんばっていたと思う。トム・ハンクスは、現代のジェイムス・スチュアートと思えるくらい善人役が多かったのに、今回は狡賢い悪役を付け鼻までつけて、さすがの演技力でねじ伏せていた。プリシラの助言に従って、静養すればよかったのに、もっと生きていてほしかった。マイケル・ジャクソンは50歳で亡くなったが、エルヴィスは42歳。若すぎる!
ひたすらカッコ良い
ミュージシャン物はライブシーンは
とても大事だと思うのです
ライブシーンはとてもカッコよく
見応えは非常にあるなかで
大佐とエルビスとの人間ドラマが
とても良いと思います
トムハンクスの大佐役が最高に悪い役ですが
そこは詐欺師な人の良さみたいなものも
醸し出していてグッと物語に吸い込まれます
兎に角ライブシーンはとても良いので
音を売りにしている劇場で見る事を
とてもお勧めします
映画としては良く出来ているのだけど、、
主演のオースティンバトラーの熱演も素晴らしい。
ただトムハンクス演じる強欲マネージャーが酷すぎて、気分が悪い。
トムハンクス本人とはかけ離れた、あの醜悪な笑み。
凄い演技だけど、最後まで気分が悪かった。
エルヴィスが日本に来なかった理由が本当酷い。
それを伝える映画として成功してる。
幼少期の黒人音楽に陶酔するシーンは良かったです。
私自身、シカゴやニューヨークの黒人ミサに参加させて貰い、ゴスペルを聞いた事がありますが、
失神する人も恍惚とする人も周りに居て、エネルギッシュな空間でした。
その本質は哀しいものではありますが、、
エルヴィスも闇を抱えていた
バズ・ラーマン監督は、やはりうまいな。映像表現の個性はこの人独特のもの。芸術性と娯楽性が両立してるのはさすが。観客を引き付ける見せ方がうまい。
晩年のエルヴィスの薬物依存と過食、マネージャーによる金銭的搾取がひどい。この闇の深さがエルヴィスを若くして死に追いやってしまった。
ロックの源流
エンターテイメントとして上手く処理しつつも、プレスリーの人生を丁寧に描いた秀作である。生まれ育ったメンフィスの黒人社会の中での貧しい白人の生活環境で培った音楽のセンスが世界へと届く過程がとても興味深い。ロックはハイブリッドな音楽であり、様々な音楽文化が溶け合って出来た音である。そう、プレスリーという人間の中で生み出された音楽なのだ。プレスリーがカントリーのフェスで初めて披露したブルース「ザッツ・オールライト」のシーンがまるでその時を見ているかのように思え、鑑賞中に鳥肌が立った。まさに、ロックが生まれた瞬間に立ち会った錯覚に襲われたのだ。素晴らしい映像体験だった。映画館での鑑賞に足を運ぶのは、強烈な映像体験を得たいからでもある。
ロックの見た目は勢いがあってパワフルだが、その真実は見っともないほど弱々しい自分に鞭打ってひと時の去勢を張るパフォーマンスだ。それだけに、利用され易く、騙され易いのだ。プレスリーもそんな十字架に貼り付けられたロックの受難者である。ロックの本質は悲しい音楽でもある。
全くの余談であり、私的な告白をすると、私は確かにロック好きなのだが、映像に映るB.B.キング、ビッグ・ママ・ソーントン、リトル・リチャード、マヘリア・ジャクソンの姿や歌により深い感銘を受けている自分を発見した。そう、私はロックよりも更なる源流のブルースに心を奪われてしまうのだ。「エルヴィス」を鑑賞した今日は、私の音楽のルーツはブルースにあるのだと理解するに至った神秘的な日でもあったのだ。プレスリーが教えてくれたのだ。
黒人音楽という”禁断の果実”を白人へと広めたスーパースターは金色夜叉によるマネジメントで世を席巻し、生の実感を希薄にしていった...
3時間近い尺なので生い立ちから丁寧に足跡を描いてくれるのかと思いきやそこはハッタリの得意なバズ=ラーマン監督、大胆に"起"はカットしてエルヴィスのアキレス腱だったパーカー大佐との出会いから始まり、自由に愛のままに羽ばたこうとするエルヴィスとそれを制御しようとするパーカーとの腐れ縁、栄枯盛衰を華々しく描いていて、その過剰で繊細な半生を追体験させてくれます。
トム=ハンクス演じるマネージャーのパーカー大佐は贅沢と契約でエルヴィスを縛りつつも一方で彼を息子のように愛し、硬軟合わせたまるでヤクザのような悪漢です。
対するエルヴィスはあくまで愛を込めて歌を届けたい人物であり、その純粋さゆえに金にも愛にも禁忌を持ち得ず感覚が麻痺していったのではないでしょうか。
そして、エルヴィスにとっては成功と破滅の両方の原因であるアキレス腱がパーカーであったというだけで、世のあらゆるスター、それも急速に売れた傑物は必ず身内に火種を抱え、やがて腐敗していくものかと考えるとなんとも暗澹たる思いです...。
改めて
エルヴィスには、名曲が多い事を実感しましたね。2時間40分の長丁場ですが、次々と聞いたことのある曲が出てきます。最後は謎の死を遂げますが、クスリ等に溺れる事も無く、本当にステージに命を燃やしてましたね。終盤のステージは圧巻です。
42歳にして逝った天才の悲しい物語
伝説の革命的スーパースター、エルヴィス・プレスリー。
レコード売上6億枚、出演テレビの視聴率は82%、世界配信ライブは15万人が視聴したという。
白人・黒人の分断濃い社会に強烈なインパクトを残したかはあまりにカッコ良すぎるオースティン・バトラーの本人と見紛うという歌唱力と演技力が現代人にも強烈に訴える。
稀代の天才が故に抱える孤独と情熱の躁鬱に処方薬の極端な服用により42歳にして逝った天才の悲しい物語。
ロックってそういうバックボーンか
世代ではないのであまり知らなかったことが多かったのですが 黒人音楽を白人が歌うことが、国家的な問題になった時代に衝撃💥
政治家だけでなく宗教家やエンタメの人まで暗殺されていた時代に衝撃💥
エルビスプレスリーも兵役についていたことに衝撃💥
プレスリーがいなかったら、ストーンズやビートルズが色々な音楽を産み出せなかったのではないかとまで感じてしまった。
なんかエンターテイメントではなく実際の映像で映像の世紀なんかで観たいなぁ
ちゃんとした歴史 音楽史として知りたくなりました。(>.<)y-~
最低の一品
敬意がない。プレスリーの楽曲にも時代背景にも、ましてやトム・ハンクスよくもこんなクソな仕事を引き受けたよね⁉️全くトム・ハンクスの良さを消してる。BGMは、若者ウケを狙ったアザといアレンジだし、プレスリーの聴いてた音楽なハズがない。ラップなんザ伝道協会で流すかよ。その時代にラップ産まれてねぇし。ありとあらゆる設定に敬意や丁寧さが欠けている。30分で映画館出ました。不愉快極まりない。
天才の運命
エルヴィス・プレスリーをよく知らなかったので興味本位で。誰が彼を殺した?という触れ込みだったが、誰、ではない。才能と欲だ。この映画を通して、天才には短命が多いと印象付けられた。エンドロールのプレスリー音楽の現代的アレンジメントが秀逸。
サイコスリラー?
エルヴィス・プレスリーのことはあまり詳しくはなく、不良とか問題児のイメージだったけど、人間的にすごく魅力的な人だった。
子供の頃の集会所のシーンは、彼の音楽的なキャラクター形成に多大な影響を与えた素晴らしいシーンだった。
そして例のライブシーン。
貞淑であれという、古き良き時代のアメリカ女性の"メスの本能"に訴えかけるパフォーマンスは、まさにスター爆誕の瞬間。
その後も熱狂的なライブシーンで長尺作品ながら飽きさせないのは、流石バズ・ラーマン。
しかしやはりトム・ハンクス。
何度もエルヴィス逃げてーと思いながらも、離れられない恐怖。
前半で持っていたピエロのステッキが、ゾクゾクするほど悪趣味に見える。
あの手この手でプレスリー家を食い物にする様は、まさにサイコパス。
上手い役者さんだなぁ。
何度か出てきたビールストリート。
カッコいい街並みだなぁ、行ってみたい。
2時間くらいなら何度か観たいけど、長いからどうだろう?
ありそうで無かった伝記映画。
音楽好きにとってもちろんのこと、映画好きにとっても面白い作品に仕上がっていると感じました。
プレスリーは「ロックンロールの元祖」として、その後のビートルズを筆頭とするポピュラー音楽ワールドの基盤を創ったアーティストではありますが、その“芸風”の根底にあるのは、ソウルフルな黒人音楽の持つ「圧」と「熱」であると強く感じます。映画の中でのカットこそ短いのですが、彼に大きな影響を与えたとされるリトル・リチャードやシスター・ロゼッタ・サープ役の見事なパフォーマンスが、ある意味この作品のキモ。B.B.キングはやや脱力ですが、これら黒人アーティストをはじめとする脇役たちの演技が光っています。そして、エルヴィス役に抜擢された主役オースティン・バトラーの凄まじい「なりきり」もさることながら、エルヴィスのマネージャーとして悪名高いトム・パーカー大佐を、これまた「なりきり」大好きな大御所トム・ハンクスが演じきり、この作品の魅力をさらに高めています。
映像作品の観点では、画面デザインの要所要所でタイポグラフィを効果的に採り入れたり、音楽サウンドと共にシークエンスを敢えて細かく切り繋いでいくことで、プレスリーの音楽の進化を濃密に表現している点は結構なインパクトです。
トム・ハンクスが主役かな?
面白かったけれど、全体的にゴチャっとしてる感じがする、でもトム・ハンクスの悪役?っぽい感じが新鮮だった!
エルヴィス・プレスリーを名前くらいしか知らなかったけれど、この映画で好きになった是非色んな曲を聴きたい
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