エルヴィスのレビュー・感想・評価
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お茶目な少年は大衆を随喜させるために生まれてきた!
監督の天才性が輝く傑作です。そして、エルビスというお茶目な少年が、大衆を随喜させる人生を描くストーリーに感涙です。大佐(マネージャー)目線で最後まで描かれますが、決して偏った見方ではなく、俯瞰性がある映画だと思いました。大佐とエルビスのシンクロ(同時に起こる)する人生の見事な解明を見たとき、人生の美しさに酔いしれてしまいました。生い立ちの中で、エルビスの優れた音楽は、少年時代に生活していた黒人音楽の世界から、涌現してきたことを再確認しましたが、圧倒的な魂の叫びの魅力の根源を確認できたことは物凄い収穫でした。気弱な少年が、罵倒されることによって開花した反骨精神の楽曲に、胸が揺さぶられます。彼の快進撃は、大佐の活躍によるところが大きいのですが、彼が42歳に心臓麻痺で命が尽きるまでの幸不幸のシナリオは、まさに彼自身で生まれる前に決めてきたことだと私は想像します。その彼のシナリオによって、アメリカの中では、音楽を通じての人種問題などの革命、病めるアメリカの革命に少なからず寄与したと信じます。彼のセクシーなパフォーマンスも、大衆を喜ばせるためのものであり、決して卑猥ではありません。まさに宇宙からの愛を届けた使命の人、としか私には思えませんでした。
どうしてもトムハンクスの瞳って優しく見えちゃう
プレスリーの歌声って耳心地がよくてほんとに好き。
ラストの本人と歌声と曲ですっごく好きだった人を思い出して涙腺崩壊
いつもはエンドロール中に席を立つけど涙拭いてて最後まで座ってたら最後にもう一言聞けた。
3時間近くは長いと思ってたけどあっという間に終わりました。
時折プレスリー役の彼の顔がナイナイの岡村さんに見えたり、晩年のプレスリー本人が竹内力さんに見えたり邪念が入って困った。
35年くらい前にカセットテープが擦りきれそうなほど聴いた曲を今夜はスマホで聴くことにします。
エルビィス最高でした
ボヘミアンラプソディに勝るとも劣らない
良い作品でした、ただの音楽映画ではなく
エルビィスの栄光て苦悩が絵ががれていて
主役のオースチンバトラーの熱演
トムハンクスの演技素晴らしいものがありました、映画での曲もほとんど知っている曲ばかり
1971年に上演されたエルビィスオンステージを思い出しました
もう一度観に行きたい映画でした
1人のミュージシャンの人生を描き切った名作
今よりかなり規制などが厳しく、生きづらい世の中において自分自身の音楽を貫き通した、エルヴィス•プレスディーという男の生き様は素晴らしかったです。音楽の演出や表現も素晴らしく、最後に本人映像が流れた時には思わず涙が出そうになったりと、諸々含め僕にとって最高峰の音楽体験となりました。
プレスリー
ごめんなさい。
俺エルビス世代でも無いし、そもそも洋楽とか掘った事無いし、アニソンとか歌謡曲大好きなクソ平均以下日本人なんすよ。
ビートルズですらちゃんと聴いてないクセして、「やっぱ生き様と音楽はロックだぜー! 」とか言っちゃうタイプの、ロック憧れクソファッション野郎なんすよ。
ごめんなさい、今回勉強させて頂きました。
ロックの語源は岩じゃ無くて、ロッキングチェアと同じ意味のタテ揺れなんだよ、とか。
ロールは横揺れの意味で、ロックンロールとは勝手に体が踊り出すような黒人音楽が起源んんだよ。とか。
何となく雑学レベルで知ってた、ロック&ロールを俺ら末端まで伝えてくれたのって、エルビスプレスリーだったんですね。
映画見る限りですが、エルビス自身が幼き頃魅了された黒人音楽を歌い、彼のパフォーマンスに魅了された人達が黒人音楽を知り、そもそも差別の下層で愛された黒人音楽が世界を揺るがす。
これに恐怖を覚えた世界が、エルビスを縛ろうとした史実なんですね。
なんだ俺のよく知ってる手塚治虫や永井豪とよく似てるじゃ無いですか。
エルビスはプロデューサーに恵まれなかったと描かれてたけど、鳥山明のマシリトとか、宮崎駿の鈴木敏夫のような関係だったら、エルビスはもっと幸せだったんだろうか?
そこに明確な意図を乗せないバズラーマンも悩んだ結果の本作なんだろうな。
幸運と不幸
エルビス・プレスリーと言えば、ロックのパイオニアの一人であり人気と栄光で溢れており、こんな人生だったなんておもわなかった。
それをしっただけでも大きかったけど……!
話の持っていき方でこんなに変わるとはおもわなかった。
ク……と比較すると、どうも栄光を持続させるために、人生を犠牲にしてるような気がする。
個人的には、この手の題材はク……のような構成にしてほしかった。なんかとうじの記録映画を表に出しすぎる感じがした。これのほうが良い方のほうが多いだろうけど、不幸を表に出しすぎで、栄光の方を後ろにした構成はどうも?
彼こそ「キング・オブ・ロックンロール」
世界を瞬く間に駆け巡ったそのニュース、
『エルヴィス・プレスリー』がメンフィスの自宅で死亡した
42歳だった
に接した時に、取り立てての感慨を持たなかったことを記憶している。
時に1977年の夏の盛りのこと。
当初は下半身の動きが卑猥とされ、
テレビでは上半身しか映されなかった。
『ビートルズ』が彼の家を訪問したいきさつ。
『パーカー大佐』との関係性。
などなどの、彼に対しての通り一遍な知識は持ち合わせており。
しかし、往時にテレビ等に映るその肢体は相当に肥満しており、
ステージ下で熱狂する多くの女性の姿を見ても
全くピンと来ることはなく、
その熱気の源泉に理解すらできずにいた。
まぁ、自分がガキんちょだったと言えば、それまでだけど。
しかし以降で、故人の人となりについての逸話や、
音楽史上で果たした功績に触れる毎に
観方は変わって来る。
実際は礼儀正しい好青年であり、しかし
周囲への愛情が深すぎるため
自分が抜き差しならない状況に陥ったこと。
若くしてスターダムにのし上がったため、
世間を知ることが無く、信頼した親族にもイイように食い物にされたこと。
肥満ですら、オーバーワークと精神的に追い込まれた結果であったこと。
そして本作。
『パーカー大佐(トム・ハンクス)』が狂言廻しとして登場し、
自身がスパースターを世に出し支えたことを得々として述懐。
加えて「キング・オブ・ロックンロール」の死に、自分に直截的な責は無く、
またマネージメントも正当であったことをつらつらと言い募る。
しかし、物語が進むにつれ、その裏の顔が次第に白日に晒される。
間接的にではあるにしろ、精神的にコントロールし、
早すぎる死への導線を引いたのは、疑いのないところ。
ある種、『ファウスト』と『メフィストフェレス』の関係性を想起させるのだが、
今作の手柄の一つは『エルヴィス』がどのようにカタチ造られたのかを
テンポ良く端的に披露してくれたこと。
その前段の、『パーカー大佐』の人となりを見せる一連のシークエンスでは
かなりの取っ付き難さがあるものの、その一山を越えさえすれば、
物語の要点はすんなりと頭の中に入って来る。
『エルヴィス』に対しての基本的な知識が無くとも、
すんなりと理解できるようになるムリの無い構成と進行。
監督・脚本の『バズ・ラーマン』の腕の確かさを見る。
また主演の『オースティン・バトラー』も素晴らしい。
ハンサムな容姿は当然のこと、就中その歌声や
(たぶん、時として実際の『エルヴィス』の声と
重ね合わせているようだが)、ライブアクトについても
パーフェクトな成り切りっぷり。
黒人に対して偏見の無かった『エルヴィス』ではあるものの、
「公民権運動」にはさほど関心を寄せて無かったとも聞く。
或いは「ベトナム戦争」についても、どちらかと言えば推進の立場だったとも。
人は誰でも聖人君子ではなく、表もあれば裏もあるのは自明のこと。
一つ被害を受けるだけではない側面を描いて見せれば、
人となりへの共感は寄り深まったろうにとも思う。
白と黒
エルビス・プレスリー・・・
名前は知っているが、リアルでは見ていない。
歌もあまり知らないが、どのような人物だったのか気になり鑑賞。
今から50~60年ほど前、白人と黒人が隔離された時代について、
初めてまともに学んだ気がした。
腰を動かして歌うことがこんなに問題なったのか。
ブラックカルチャーを取り入れたパフォーマンスが問題となり、
警察に監視されるとは。
何よりも、エルヴィスとパーカー大佐の関係性。
言葉巧みな大佐にいいように扱われ、騙され。。。
でも、大佐がいなければエルヴィスがここまでのスターになれなかった可能性もあり。
まさに白と黒、いつの間にやら持ちつ持たれつ。
エルヴィスの人生の浮き沈み、華やかなステージ上の姿と苦悩のプライベートの姿。
ここにも白と黒の対比。
この映画、エルヴィスだけでなく大佐も主役だったのか。
いや、むしろ大佐が主役?
エルヴィスを演じたオースティン・バトラーもよかったが、
やはり大佐を演じたトム・ハンクス、素晴らしい。
ボヘミアンラプソディほどの感動はなかったが、これはこれでいろいろと
感じさせる映画であった。
エルヴィス愛
エルヴィス・プレスリーってすごい人だったんだなぁ。
エルヴィスの伝記映画なのだから、大佐は脇にして、オーソドックスに感動できるように作ってほしかった。
実話だから仕方ないのだろうけども、なんだか、「エルヴィス」を利用して、エルヴィスを利用した大佐を描いた作品みたい。作品としては素晴らしいけど、エルヴィスの映画というよりも、バズ・ラーマンの映画って感じ(もちろんそうなんだけども)。
作り手に、エルヴィス愛があるんか?って思ってしまう。
オースティン・バトラーが演じるエルヴィスの歌唱シーン、パフォーマンスが最高に素晴らしかった。途中に変なもの、見たくないもの放り込まずにずっと見せてほしかった。
大佐カットして、編集し直して別ヴァージョン作ってくれないかな。
直前に午前10時の映画祭で「アポロ13」観たばっかりなので、トム・ハンクスの変わりように驚いた。
音響のいいスクリーンで観たかったけど、バス・ライトイヤーにおさえられてた。バズ・ライトイヤー観にいく人は音響気にしてないだろうに。
こういう作品こそ大きなスクリーン、音響のいい劇場で観せるべきなのに。
それにしても、プレスリー亡くなったの42歳って、残念だなぁ。
思いのほか政治色濃いめ
なんで今この映画なんだろう、って疑問は、映画が始まるとすぐに解けた。
黒人と白人が隔離されていた時代に、黒人カルチャーに影響を受けた。→Black Lives Matter
女みたいなメイクで登場 →ジェンダー問題
ケネディ、キング牧師の死…時代的に避けては通れないエピソードだとしても、政治色が濃ゆいなあ、と思いながら鑑賞。
バズ・ラーマンのギトギトした電飾の世界観とエルヴィスは親和性があるけど、
明確なピーク(はい、ここクライマックスです!なシーン)が分かりづらいので、
後半の落ち目のグダグダなへんが、悪目立ちして、とても長く感じた。
肥満の原因とされるドーナツは、なぜか出てこなかったけど、大人の事情でしょうか?
世の中が危ない時は歌に託せ
エルヴィスのことは全く知らない世代です。リロ・アンド・スティッチで名前くらいは知ってるくらい。
クイーンにエルトン・ジョンにビートルズと良い映画が続いてたので少し期待してましたが、期待は超えなかったかな。
途中途中のライブシーンでけっこう盛り上がるんだけど、ラストがイマイチすっきりしない、、本人が亡くなってるので仕方がないといえば仕方がないんだけど、、
やはり常に彼が付きまとうのと、彼の視点で進むシーンが多々あるから?
てか黒人の歌を白人が歌うだけで、何とか法で捕まって徴兵か懲役って、、酷い時代ですね(-.-;)
ちょっと詰め込みすぎたのかなんなのか
個人的には、時代背景も当時のことも
知識なく見たので、ちょっと難しかった。
音楽を題材にしてるので、もっと歌唱シーン多いのかなあと思いきや
歌唱シーンだけで初見でも楽しめるのかなあと思いきや
序盤の初めて歌唱中に腰を動かすシーンで、女性が人前でひゃああああああってあんなに発狂してるのえ?なんで?とちょっと最初引いたんですが笑、でも、当時のエルヴィスの映像が出た時に、確かに色気あるかもと、それで若干納得できました。笑
当時の映像を越える色気を出すのは難しいんだなあと思いました。
ただトムハンクスの嫌らしさが漂う演技は凄かった、、
人生を2時間半で描くには短いとは思うけど、映画としてはちょっと尺も多くて見疲れもするし、ちょっと詰め込みすぎたのかも。
エルヴィスというと、 僕の年代からすると一昔前の人だけど、 かれが...
エルヴィスというと、
僕の年代からすると一昔前の人だけど、
かれが作り出したロック界の偉大な功績を堪能できた。
若き日のエルヴィスがステージで歌い始めた瞬間の、
女性たちの熱狂する姿、
エルヴィスの歌声とダンス、
そして股間!!
股間の揺れと、女性の熱狂!!
股間を強調したいわけではないが、
パフォーマンス、
ショーマンシップ、
ステージのエルヴィスのかっこよさたまらなかったです。
そして、
華やかなステージとは別なプライベートの葛藤、
成功の陰には苦悩はつきもののようだ。
素晴らしい映画だったとは思うが、
映像の編集が変に狙って、
切り替えがたくみすぎたり、
トム・ハンクスが目立ちすぎに感じたので、
もっとエルヴィスに焦点を当てて、
苦悩のシーンも表現して欲しかった。
また、途中で使われていた、
エルヴィスの楽曲を現代風にアレンジしてラップを入れた音楽は蛇足に感じたが、
若い世代を取り入れるには仕方のない戦略なのかな。
自分はこの映画にわざわざラップ音楽を入れる必要はないと思う。
エルヴィスを全く知らずに観た。
エルヴィス・プレスリーに関して名前と昔、人気があった人物だという事しか知らない状態で鑑賞。
序盤は面白かったが、マネージャーとエルヴィスの関係性は切ないなー。
そこが上手くいってれば、2人とも悲しい最期にはならなんかったと思う。
2人とも、地位・名誉・お金よりも愛が欲しかったなー。
それは俺も同じやなと共感‥
和訳の歌聞いて、涙が出てきた。
悲しい男まっしぐらな自分には合ってる映画やったな。
音楽的な熱狂を体感
予告ではいわゆる ボヘミアンラプソディ 的なヒットを狙った内容で宣伝されているし ミュージシャン一大叙事詩 という部分ではかぶるのだが、作品のテンションという意味では真逆に近い
ボヘミアンラプソディはとにかくラストに全ての音楽的ボルテージが集約される作りだったが、今作はとにかくずっと ギャンギャン である笑
エルヴィスという人間の人生をキチンと整理して語っていく というよりかは エルヴィスが生み出した音楽的な熱狂そのものをずーっとハイテンションで体験させていく作りとなっていてもうとにかくずーっと興奮しっぱなしであった
エルヴィスのルーツになっている黒人音楽というものの格好良さ、足を動かし出したエルヴィスに熱狂する女性たちの抑えきれない興奮など、編集のリズム感覚とかカットバックの使い方とかとにかく全てが 熱狂 としか言いようがない何かを見事に表しており本当に凄い。
音楽面については 当時のエルヴィスの音楽をそのまま使わずにアレンジ面も含め現代的な音圧になるように調整されており全編にわたってここまで音楽がカッコいい映画は中々無い。
とにかく エルヴィスかっけぇ!! となることに全シーン全力が注がれており、例えばエルヴィスが一度自分のスタイルを曲げて不評を買うシーンも、そのカッコ悪い歌の場面自体は映像としては出さないなど エルヴィスが歌うシーンはカッコいいところ以外は絶対描かないぞ!! という作り手の強い意志を感じる。
トムハンクも流石の演技力。良い人じゃない役もキッチリ出来るんだな笑
大満足!
ELVISの伝記ミュージックビデオ
予告ではミステリー仕立てなのかなぁ?と思ったが違った。ほぼ音楽が流れているので2時間の割に飽きなかった…の割にはイマイチなのは何故なのか?
結局、命を削ったった原因は散財と搾取なのか?
3.7ぐらい。
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