エルヴィスのレビュー・感想・評価
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キャスティングも映像も衣装も凄くいいのに なんだろう、心に響かなか...
キャスティングも映像も衣装も凄くいいのに
なんだろう、心に響かなかった
エルヴィスの光の部分ももっと描いた上で闇の部分を知れたらよかったかな
エルヴィス世代ではないので、当時の事も分からずグッとはこなかった
煌びやかなセットや演出は見もの
大佐がとっても気持ち悪いです。
久々のバズ・ラーマン監督作品。毎回、絢爛豪華な絵巻物を観ているかのような感覚にさせてくれる監督ですが、今回は1950-1970年代の文化をベースに比較的落ち着いた色合いで展開してくれたように思います。
個人的にこの監督の作品で一番気になるのが音楽ですが、まあエルヴィス・プレスリーの映画なので。彼のルーツとなる黒人音楽(R&B)と彼自身の楽曲を大胆に現代風にアレンジしながら、うまく取り込まれていたかと。
さて、肝心なストーリーですが。
率直に申し上げますと、トム・パーカー大佐withエルヴィスみたいな話です。いや、むしろほぼ大佐の方が主演ですね。
要するに、この謎のオランダ人がどれだけエルヴィス・プレスリーという大スターを生み出すために貢献したかが、一人語りのナレーション含めて延々と語られます。
はい。これが大変気持ち悪いです。
どれくらい気持ち悪いかと言えば、もうこれは実際に観て実感するしかないので言葉にするのは難しい話ですが、演じているトム・ハンクスが嫌いになりそうなくらいの気持ち悪さです。
ざっくり言うと『才能のある若者を自分の懐に囲い込んで食い潰そうとするおっさんストーカー』。
帰宅してからトム・パーカーの写真をググりましたが、あそこから0.2mgの辛うじての爽やかさを削って湿地帯の陰湿さを上乗せしたような感じです。
要するにめちゃめちゃ気色悪い。
主演のオースティン・バトラーがエルヴィスの特色を引き継ぎながら、歌唱シーンと外観含めかなり色気のあるエルヴィスを好演しているがために、ビジュアルの落差が悲鳴を上げたくなる意味でやばいです。無論、この映画に出てくる数多の女性達みたいな、歓声を上げる意味での悲鳴じゃないです。恐怖の方です。
エルヴィス・プレスリーの生き様をダイジェスト版として知ることの出来る映画ではありましたが、なんて言うんですかね。エルヴィスが気持ち良く歌っている場面に、突然現れる大佐のドヤ顔。台無しにすんなと映画館で絶叫したかった私の気持ちをいろんな方と共有したい。
キング・オブ・ロックンロールとマネージャー
7/1から公開の映画は観たい映画だらけで、どれから観ようか悩みましたが、
この映画が1番観たかった!大本命!!
観るまでは、超カッコイイ大好きなエルヴィスのイメージを崩されそうで、かなり不安でしたが、
まあ一応似てますね、まあ良しって感じですかね…
エルヴィスのカバー曲が多用されてて、ラップカバーなどの現代的なカバーが使われてるけど、
それだけ強い現代までの影響力を表したかったのかな?
なんか、現代的な感じが、この映画をダメにしてるような気がします。
もっと古臭く、レトロな感じにした方が、よかったのでは?
変にゴージャス感を出してて、エンドロールのバック画像なんか、日本のギャル文化っぽいし…
僕は、サンレコード時代のシンプルでクールなエルヴィスが1番好きなので。
まあ一応、面白かったけど、なんか、うーんって感じですね。
いまいち気持ちがスッキリしません(笑)
ミュージシャンとして好きなのは、クイーンよりエルヴィスだけど、
映画としては『ボヘミアン・ラプソディー』には及ばない。
あまり好きじゃないです、この映画(笑)
強さ…弱さ…儚さ…自分らしさ…
ロックンロール
1950年代にアメリカに起こった
大衆音楽ジャンル
白人のカントリー・黒人のブルース
はたまた霊歌が合わさり
演者も客も激しくアクションして
盛り上がるスタイルの曲調を
広くそう呼ぶようになった
そんな近代にも受け継がれる
一大ジャンルを広めた
エルヴィス・プレスリーの
自伝映画
感想としては
これまで様々なアーティスト
をテーマにして作られた
伝記映画として見ても
成功と転落や不慮の死
といったイベントを傍らの
味方だったのか敵だったのか
ハッキリしないクズマネージャー
からたどるという手法は
なかなか斬新で面白かったです
映画も心臓発作で倒れる
おっさんの走馬灯のような回想
から始まるというなかなか
変わったものでした
1950年代
金銭トラブルで父親が投獄される
など不遇な少年時代を送ったエルヴィス
黒人の町メンフィスで黒人音楽に触れ
天啓を授かるように身につけた
歌手の才能は一気に花開き
トラック運転手から一転
中小レーベルから出したレコード
がヒットし注目を集める中
興行師だった「大佐」トム・パーカー
の目に留まります
そのエルヴィスの
下半身を激しく震わせる
歌唱スタイルは女性を興奮させ
ステージに夢中にさせるこれまでに
なかったもの
「大佐」も一気に魅せられてしまい
エルヴィスと組んで成功をつかむ為の
道を一緒に歩みます
さてこの大佐ですが
音楽に関してはさっぱりわからず
ギャンブル好きで金に汚い
ハッキリ言ってクズなのですが
興行師としては有能なのか
マネジメントからグッズ展開
まで一気に取り付けます
しかし黒人音楽ベースの
スタイルで女性を虜にする
斬新なスタイルは当時のアメリカの
差別主義者に危険視され
厳しく監視されてしまいます
大佐はおとなしく演奏する
しょーもないスタイルを
強要しますが
エルヴィスは悩みつつも
やりたいようにやれよという
友人BBキングらの激励もあり
激しいスタイルに戻した結果
投獄か兵役かという選択を
迫られ兵役に行くことに
なります
その結果大変愛していた
母親が不安から酒浸りになり
亡くなってしまうと失意の
エルヴィスはより大佐を
頼ることになってしまいます
こうしてエルヴィス本人や
その家族が歌うこと以外まるで
出来ないド素人であったことが
後々に響いてくるのです
エルヴィスは兵役先で
奥さんも見つけ子供にも恵まれ
なんだかんだ復員後は大佐の
取ってきた仕事でもある
映画俳優としてやっていく
事になりますがパッとせず
大佐のやり方にも不満を覚え
公民権運動に理解を示す白人
政治家や黒人の偉人が暗殺されていく
世の中に心を痛めるうち
また歌手活動に戻っていきます
キャリアの中で浮沈を繰り返す
あたりも大佐任せのマネジメント
であった事が影響したのでしょう
ギャンブル好きの大佐が
取ってきた仕事でエルヴィスに無断で
楽曲の権利も借金のカタに
売ってしまうなどドクズを
極めていたようです
でも大佐はステージで全身全霊を
注いで歌うエルヴィスに魅せられ
涙するといったあたり
なんとも複雑な関係です
ただエルヴィス自身は人柄もよく
周囲の人々もなぜ大佐の言いなりに
なっているのかについては首を
かしげていたようでもっと
好きなようにやろうと
本人も望んでいた全世界ツアー
をやろうとすると
デタラメな経歴でアメリカ永住権を
持たないのでいったん国外に出ると
再入国できなくなることを恐れた
大佐はそれを阻止し
最終的にはラスベガスでの
ロングラン公演に注力することに
なってしまいます
それでもステージで脚光と
自分への愛を受け止める
快感に囚われたエルヴィスは
薬漬けになっていきその身を
蝕み家族も離れていきます
それでも大佐と決別できない
これくらいエルヴィスは
人々を感動させるよう
歌う事しか知らないという
ある種神秘性を感じます
大佐も世界中に公演するという
点に関しては同時衛星生中継を
1973年時点で実施したり
興行師の才能はそれなりに
あったのでしょうね
(衛星中継自体は1963年の
ケネディ大統領暗殺報道が
最初らしいですけどね)
スターとマネージャーの関係
というのは誰しも完全にうまく
やれているわけではない
難しさを感じるところも
あります
エルヴィスは結局42歳の若さで
薬物中毒から心臓発作で突然死
してしまいますが
結果的にそれによって永遠の
存在となり今でもロックスターの
象徴的存在として残っている
のは果たして良かったのか
観るものに問いかけます
いまだに人種差別やポリコレ
などの問題悩まされるアメリカ
ですがより厳しい時代であっても
そんな概念も全く持たずただ
歌によって世界に影響を与え続けた
エルヴィス・プレスリーの先見性や
生まれる時代が早かったのかと
思わせられる作品でした
改めて聞くその歌声は
力強く儚く何より優しい…
エルビィスというよりも、マネージャーの映画
相変わらず音楽の才能がある人ほど、ビシネスには無頓着だなぁ。ハイエナが多い世界なんだから、契約書は自分で目を通さないといけない。ジョン・レノン同様、アメリカ政府に睨まれたのが原因で、音楽の道を閉ざされたのね。あの頃はベトナム戦争で、若者の入隊のプロパガンダに利用されて、可哀想だった。マネージャーも口が上手すぎるので、この商売には向いていると思うけど、自らもラスベガスに飲み込まれたね。ラスベガスへ行った事があるけど、あそこは金の流が凄いところで、ホテル代はそんなに高くないので、長期滞在させギャンブルで大枚を落とさせるように仕組まれている。あそこに長期いれば、金銭感覚がなくなって行くのは自覚するので、家族がもっと助言をしてあげればよかったのにと思った。
あの白人至上主義の時代に、ブラック・ミュージックを演奏し歌うのは、黒人街で育った彼にとっては普通だったんですね。奥さんが良くできた人で、この人に出会えただけでも幸せだったかもしれない。本当にロックン・ロールをゴスペルをR&Bを最期まで愛してたんだなあ。ステージにかける情熱が物凄く、彼の音楽をもっと劇中で流して欲しかった。アメリカ政府と闘い、エルビィスと対照的な生き方をした、モハメッド・アリ同様まるで国葬のようでしたね。
ビートルズ以後、アメリカ政府を動かすほどのミュージシャンが現れていないのが残念だ。洋楽は50年代後半から70年代前半が最高だったね。もう10年早く生まれたかった。
エルヴィス、可哀想(´;ω;`)
特殊メイクのトム・ハンクス、最初は誰か分からないくらいに自然でした!
誰がエルヴィスを殺したか?って、どう考えても私利私欲のためにエルヴィスを酷使し続けたお前やろ~!(;^_^A
マネージャー視点の内容なんで仕方ないですが、当時のエルヴィスの事細かい心情とかも知りたいと思いました♪
ラストの本人歌唱映像は圧巻でした!
エルヴィスを知れてエルヴィスを好きになる
ビートルズやクイーンなどに影響を与えたエルヴィス・プレスリー。腰を振り、つま先立ちするセクシーなダンスで熱唱するエルヴィスに、女性客たちは興奮し、熱狂は全米に広がっていった。しかし、あっという間にスターとなった一方で、黒人差別が当たり前の時代に、ブラックカルチャーを取り入れたダンスは世間から非難を浴び、ライブを行うと会場は警察に監視されたが、エルヴィスは自分のスタイルをやめなかった、また、エルヴィスは国外のツアーを希望したが、マネージャーのトム・パーカーに阻止された。その理由は後でわかるが・・・,そして最後は42歳の若さで心臓発作、薬物中毒によって亡くなった。そんなエルヴィスの生涯を描いた作品。
マネージャーのトム・パーカーに搾取され続けたエルヴィス・プレスリーというのを知れて、彼が気の毒になった。そして、エルヴィスの不遇の生い立ち、ブラックカルチャーに自然に馴染んでた幼少期を経験した事を知れて、彼が好きになった。
憎まれ役のトム・パーカー役のトム・ハンクスはさすがの演技だった。
妻プリシラ役オリビア・デヨングが美しく可愛かった。
歌手の映画は最近よく観るが、クイーンのボヘミアンラプソディ以来の感動した作品だった。
これは失敗作品だ。
第二次世界大戦後、世界的規模のアイドル歌手としての第一号が、エルビス・プレスリーだ。今だに、この人を超える歌手はいない。グループとしては、ビートルズがプレスリーを超えていると私は思っている。
ビートルズを聞いて育った世代だけど、プレスリーの偉大さはわかっているつもりだ。彼の伝記映画として始めての作品だと思う。物凄く期待して鑑賞したが、結果はタイトルどおりである。
世界的大スターの苦悩や孤独、大スターに良くみられる取り巻き連中のたかり等、表面的に描かれて真に迫るものがない。私が一番感動したのは、最後に写し出される「アンチェインドメロディ」を歌うプレスリーの実写フィルムだ。3時間もつきあわせて、この監督や脚本家は、何をしているのかと言ってやりたい。主演の俳優さんは、良くやっていると感じた。
本来なら、私の評価点は2,5だが、プレスリーに敬意を表して加点しました。
マネージャーのトムハンクスが目立ち過ぎて焦点がボケたような・・
マネージャーのパーカー大佐(トムハンクス)が目立ち過ぎて、エルビスプレスリーの映画としての焦点がボケてしまったような感じがします。
強欲で胸糞悪い役を演じたトムハンクスが上手なんでしょうけど。
音楽に関してなじみのない古い曲が大半で個人的にイマイチ。
ただ、自分の好きなcan't help falling in love が複数回(3回?くらい)別バージョンで流れるのは良かった。
あと、彼の曲じゃないけどUnchained Melodyは良かった。
love me tender は流れてたっけ?
my wayは流れていない。
公民権法が成立する前の人種差別が色濃く残るアメリカの恥ずべき姿が物語の背景に描かれていますが、強欲なマネージャーの姿も胸糞悪くこちらも焦点がボケてしまった感じがします。
ピンクのキャデラック
後味の悪い映画でエルビスとスノーマンかな?
パーカー大佐の映画になってる
字幕版を鑑賞。1977 年に 42 歳の若さで亡くなったスーパースターの一代記である。生い立ちから丁寧に描いてあって、黒人音楽やカントリーミュージックに精通した経緯や、黒人の音楽であるブルースやリズムアンドブルースと白人の音楽であるカントリー・アンド・ウェスタンを融合した音楽から始めてロックンロールスタイルを確立して成功した理由が明確に示されており、晩年の活動や死に至る経緯まで描かれた映画は本作が初めてである。
プレスリーの音楽活動の開始は名物プロデューサーのパーカー大佐との出会いとほぼ同時期であり、金勘定に長けたパーカーの手腕によって売り出される様子は、あたかもビートルズにとってのブライアン・エプスタインのようであるが、パーカーの悪質なところは、プレスリーを飼い犬のように服従させ、稼いだ金の 50% を搾取するという吸血鬼のような害虫だったことである。
この映画は終始パーカーの視点で描かれており、主役はプレスリーというよりパーカーではないかという感覚を見るものに与えるのだが、案外それが本当のことのようにも感じられる。劇中で明かされるパーカーの正体と特殊事情から、ワールドツアーが実現できず、ラスヴェガスのホテルのステージに立たされ続けたプレスリーは本当に気の毒であった。
ミュージシャンのスーパースターは、やり甲斐のある仕事であろうが、その一方で、いつファンに飽きられるかという不安が拭えず、常にウケを狙わなければならないというストレスのかかる職業である。自分自身を小説のネタにしたために破滅的な人生を選ばざるを得なかった太宰治と少しかぶる気がした。日本よりドラッグに対して禁制の緩いアメリカでは、簡単に薬物が入手できることから、薬物に頼って身を持ち崩す者は昔から多い。エルヴィスもまたその一人であったということらしい。
エルヴィスに好き放題させておきながら、金勘定はしっかりとパーカーに握られてしまい、自分で金銭的なマネージメントを行わなかったことが悲劇を生む。現在のように Excel でもあれば、自分や家族の誰かが金の出入りに注意を払うことも出来たのであろうが、Macintosh が誕生するより7年も前に死去したプレスリーには無理であった。
パーカーはプレスリーが薬物に手を出すように仕向けた疑惑も持たれている。パーカーが連れてきたプレスリーの主治医のニック医師ことジョージ・ニコポラウスは、プレスリーと同時代のロックンロール・ヒーロー、ジェリー・リー・ルイスなどにも薬を処方しており、無罪になったものの、過剰な薬物処方で起訴されている。最終的に彼は 90 年代に入ってから同じ罪で医師資格を剥奪されることになるので、ロクな医者でなかったのは確かである。
本当に救いのない話で、「ボヘミアン・ラプソディ」とはまた違った問題提起の映画であるが、悪人がパーカーただ一人にほぼ絞られる本作は、フレディ・マーキュリーの場合とはかなり事情が違っており、見る者に与える感想の質も随分違うものになっていた。
既に故人となったミュージシャンを現代の俳優が演じて再現度の高さに感心させるという作りは、「ボヘミアン・ラプソディ」という偉大な先例があるので、どうしても比較されるのは避けられない。フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレックは完璧だったのに対し、本作のオースティン・バトラーもかなり健闘していたと思うが、歌唱シーンが比較にならないほど短く、先例を超えたとまでは言えないように思った。
トム・ハンクスの特殊メイクの出来は凄まじいほどであったし、晩年のエルヴィスの激太りも同じ方法なのではと思うが、非常に自然であった。映画を見終えて最も印象に残っているのが、オースティン・バトラーの吹き替えなしの歌よりもトム・ハンクスの特殊メイクというのは、やや本末転倒のような気がした。
また、本作が「ボヘミアン・ラプソディ」と違うのは、エルヴィス本人の動画が終盤の方で流される点である。折角オースティン・バトラーが頑張って作り上げたエルヴィス像が、やはり本物とは少し違っていることを再認識させてしまうこのような演出を何故監督は行ったのだろうか?真意が解しかねた。ラブ・ミー・テンダーなど聴きたかったのに流れなかった曲が多かったのも少し残念だった。
(映像5+脚本4+役者5+音楽4+演出4)×4= 88 点
主人公は二人いる。エルビスと大佐の物語。
ドーナツ出てこない
エルヴィスのルーツがブラックミュージックだとは マヘリア・ジャクソン、BBキングも出てるのでびっくり 独特な甘いロートーンボイスなので、かなり難役だったとは思いますが、オースティンバトラーが大熱演&熱唱 独の兵役や映画にかなり本腰を入れていたのは知りませんでした ステージ衣装等々サングラスも小物もお洒落 pelvisやトイレには笑ってしまった しかし、大佐側からのストーリーなので、ちょっと都合良く描かれている気もしますが…最後がかつての娘婿のマイケルジャクソンにそっくりだったので、気味が悪かった ライチャス・ブラザーズのアンチェインドメロディは圧巻!
WBのオープニングとエンディングがプレスリーの衣装ぽくてゴージャスで小洒落てる
どうしても、許しがたいことが、二つある‼️❓
凄絶でそして切ない。。!
名前だけは知っていましたが、あとは有名な曲のフレーズを少し知っている程度だったので早速見てみました!!
いやとにかく凄絶。駆け抜けた人生だったんだな、と。そして新しい音楽や新しいステージのスタイルに、なかなか時代のほうが付いていけてなかったという、黒人音楽を受け入れられない白人社会と闘わなくてはいけない白人、という稀有な存在だったと初めて知りました!
ブラックミュージックが自分の音楽のルーツである白人青年。。おそらく日本人の自分の想像以上に大変な時代背景の中で、燕尾服などには屈せず自分のスタイルを貫き直して、原点に戻っていけたことは良かったし、そんな彼の人生を映画を通してでも見れて良かったです。最後の最後は当時のライブ映像でとても嬉しかったです。
ただ途中で思ったのは、尾崎豊さんもそうですが、1ステージに込める魂の熱量が凄くて、そんなに毎回ステージごとに魂を削っていったらそれは体力的にも続かない、大丈夫なんだろうかこの人。。と思っていたらまさか42歳という若さで亡くなってしまったなんて。。!若い、若過ぎる。残念。。
最後のステージでは多少太っていたにせよ立っていられずに座って歌うという姿は、まだ42歳にしてはかなり疲れきっている印象でした。だから本当に最後の最後の力を振り絞って歌っていて、なんだか切なかったです。
お母さんの死でもわんわん泣き、奥さんには出ていくと言われて止めるけど行かれてしまい階段にうずくまっていて。。お母さん、妻、愛する人達がそばから居なくなってしまう時の彼の姿が切なく、
妻と空港でほんの少しの間、乗ってきた車の中で過ごした数分が、彼にはもっともっと長く続いてほしいと思ったんだろうな、と思った次の場面が、最後のステージ。そこでの歌は「君の愛がほしい、必要だ」っていう内容で。。これを渾身の力を振り絞って歌うからもうより一層切なく感じました(泣)
エルヴィス役の俳優さんは、若い時は痩せた彼を、だんだん売れていってより大人になっていくにつれカッコ良さはそのままにほんの少しずつ体を大きくし、
でもそこまで太ってはいない、ボディスーツというか、あのピッタリしたステージ衣装は映えるけれども痩せっぽちのままではない姿へと変化させていく演技力、体型の変化のさせ方は見事でした。
少しずつもみ上げも作り、どこかで見たことのある「皆が知っているあのエルヴィス」がスクリーンに存在していました。
そしてトム・ハンクスがまーあ嫌なマネージャーのおっちゃんになっててビックリしました!(笑)
ちょっと待ってついこの前、リバイバル上映でアポロ13の責任感のある立派な宇宙飛行士の姿に感動したばっかりだったのに〜!エルヴィスの稼ぎの50%も取った??本当に??許さんぞ悪徳マネージャーめ〜〜!!と、見事に今日の映画の影響を受けました(笑)
少年に近い、売れる前の若い青年時代に恩を受けたマネージャーには、クビにしようとしても何を言っても結局エルヴィスの琴線に触れるウィークポイントを知ってる人だから、若い時と同じようにやはり言いくるめられてしまうのがもどかしくて。
とにもかくにもエルヴィスの姿をかなり再現してくれたと思うし、最後の本人のステージ映像もあり見応えのある作品でした!!!
エルヴィスのファンでないと…
これは、アメリカとロックンロールの歴史。
ネタバレは含みません。安心してください。
エルビス・プレスリーの人生と共に、アメリカ、そしてロックンロールの歴史を描いた作品だった。
この映画は、エルビス・プレスリー視点というより、そのマネージャー視点の映画であるためクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」や、エルトン・ジョンの「ロケットマン」とはまた違った感じだった。また、良くも悪くも頑張ってそれらと違うようにした感はあった。少しドキュメンタリー映画に寄せていたように思う。
一方で他の2作同様、今回も「うお!エルビス・プレスリーだ!」と思うシーンは多かった。監督、役者、演出家の努力やこだわりはかなり感じだ。とても素晴らしかった。
私は今10代で彼の時代に生きてはいなかったが、彼の音楽はよく聴いているため、この映画を楽しみにしていた。ファンにはもちろんオススメするが、彼が歌うシーンを除き、劇中に流れる彼の曲は現代風にアレンジされているものが多かったため、彼を知らない人には少し彼の音楽の魅力が伝わりにくいかもしれないと思った。ある程度彼の曲を聴き、この人がどのような人生を歩み、どのような影響を世界に与えたかを知りたくなったら観る。という方が良いのかもしれない。
エルビス・プレスリーは、ロックンロールというものをこの世界に生み出したロックンロール界の神のような人物。現代人々が聴いてる音楽は彼がいなければ存在しない。それを日本中の彼を知らない人に言いたくなった映画。
全365件中、321~340件目を表示