「生命力漲る」エルヴィス 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
生命力漲る
凄かった。
エルヴィスプレスリーはなんとなく子どもの頃に
母親から腰を振る人と言う事くらいしか
話に聞いてなかったし、
その音楽も懐かし映像で観るくらいだったけど、
腰を振るその歌い方が、
どう言う影響があり、
それを貫く事がどれだけ格好良いことかを
まざまざと見せつけられた。
正直見る前は古い音楽だしな、
と思ってたけど、音楽もとても格好よかった。
音楽もだけど、その裏の状況や演出も相まって
反骨心、カリスマ性が見えて物凄く格好よかった。
エルヴィスプレスリーの映像を見たくなりました。
特にクリスマスライブでの演奏からの
ラスベガス公演までの流れは、
エルヴィスプレスリーの人生で最も輝いてる瞬間
と言うこともあって、素晴らしかった。
オースティンバトラーは言わずもがな、
青年期から死の間際まで見事に演じてたし、
歌唱シーンもとても良かったけど、
それに反してゲスい動きを見せるトムハンクスも
素晴らしかった。
ショービジネスの汚い裏側と、
その影を消し去るような眩い光の中にいる演者は
消耗して行くばかりなのだなと、
活動時間や人生は短かったかもしれないけど、
太く分厚く生命力漲る人生だったなと
明日への活力になりました?
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