「時代のせいばかりではないのか」エルヴィス 北枕寝二さんの映画レビュー(感想・評価)
時代のせいばかりではないのか
久々のイオンシネマ 火曜日はドコモカード割引
先着順で1,100円で観られるとのこと
18:15開始のために仕事を1時間早退
オラはエルヴィス真ん中世代ではないし
どちらかというと晩年の映像で
太ったダサいじいさんのイメージだった
亡くなったのは42歳だったと知り驚き
映画の最後の方で亡くなる直前のエルヴィスの
実際のライブ映像が出てくる 太ったダサいじいさん
この映像はオマケではなく映画の一部だったので
これもオースティン・バトラーが演じているのかと
目を凝らしてみた
逆にいえばこの映画でのオースティン・バトラーの
なりきりは極められていて
自然に最後の映像につながれていたということ
反骨のライブやテレビ番組は痛快だったが
結局のところはすごく悲しい話
デビューからスーパースターに駆けあがるまでは
パーカー大佐の功績は大だったのだろうが
そこから先はパーカー大佐のプロデュースに限界
ラスベガスのホテルのお抱え歌手に留まってしまった
海外ツアーやスター誕生の出演みたいな話もあったようだし
そうなっていれば…と想像してしまう
要所要所で冷静・適切に人間関係を整理し
付き合う相手を選んできた矢沢永ちゃんと比べてしまう
・アマチュアバンド
・キャロルデビューと解散
・成り上がりまで
・その後の渡米
・オーストラリア事件
エルヴィスに永ちゃんほどの自己プロデュース力と
自制心があれば…と残念でならない
まぁでたらめな時代だったということもあるのか
アメリカでは最近でもマイケル・ジャクソンとか
ホイットニーヒューストンとかの悲劇が繰り返されているので
時代のせいばかりではないのか
それこそ この映画では永ちゃんがウェンブリーで歌った
Don't be cruelが聴きたかったなぁ
(ハートブレークホテルは聴けた)