劇場公開日 2022年7月1日

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「主役は大佐かも」エルヴィス コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0主役は大佐かも

2022年6月24日
iPhoneアプリから投稿

試写会で拝見。

華やかなショーの世界のドロドロした裏側を描くのは、さすが『華麗なるギャツビー』のバズ・ラーマン監督。
プレスリーの幼少期(1949〜1950)と、デビューの1955〜亡くなる1977年の、政治、世相、風族を映すアメリカ史の側面もありつつ。

歌のシーンはかなりのパフォーマンス。
自分はジャケットなどの写真ではともかく、動きある映像では、薬漬けでブヨブヨ中年のビジュアルでしかプレスリーを知らなかったので、若い頃のイメージで配役されたであろうオースティン・バトラーがどれだけ似ているかはわからないものの。

元マネージャーのトム・パーカーの回想の形で物語は進む中で、トム・ハンクスの怪演が濃すぎる。
だから、歌やステージはともかく、あまりプレスリー個人のパーソナリティが記憶に残らないのだ。
主役はトム・ハンクスだと思いました。

ただし、最後の最後にプレスリーの生前のライブ画像がそのまま使われていて、そのトム・ハンクスも薄まるほど、すべてを持ってっちゃうんですよ。
本物の迫力に勝るものなし。

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コージィ日本犬