「〈?〉el rata alada」THE BATMAN ザ・バットマン 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
〈?〉el rata alada
ブルース・ウェインは両親を殺され、復讐を胸にバットマンとしてゴッサムの闇に棲む。
そんな彼の前に現れた最狂の知能犯リドラー。
彼は権力者を標的に凶悪事件を起こしてはバットマンに謎かけを出題する。
リドラーとは一体何者か?
バットマンの秘密とゴッサムの街に蔓延った嘘が今暴かれ始める。
昨年の新スースクに続いてDCは2作品目。
バットマンシリーズはおろかDC超初心者なのでくれぐれもお手柔らかに。
そしてそして、今回数年ぶりに人と映画を観に行きました。
映画好きの友達ができるのがこんなに最高だとは!
そろそろ本題。
確かに予習があった方がより面白いんだろうけど、推理微ホラーミステリーとして普通に楽しめる。
というか、はっきり言ってとても良かった。
ヒーロー映画とは思えないダークでリアルな世界観。
約3時間の長丁場を全く物ともしない充実した内容にまだ観たいと思うほど。
一体誰がネズミなのか。
リドラーが暴いていくこの街の嘘はバットマンの存在をも説いていく。
信者が付いていて正義のために悪に染まる人って現実にもいるよね。
最後は少しやり過ぎなようにも感じたが、実際にもどこか起こり得そうな雰囲気のおかげで、終盤にかけてのバットマンの怒りと強さに深く共感した。
個人的にはペンギン推し。
予告であったから知っていたけれど、バットマンとのカーチェイスシーンは最高だった。
それにしてもあれがコリン・ファレルだったとはね。
終わるまでバリー・コーガンに気づけなかったのも悔しい。
公開前に揉めていた津波(実際には洪水)問題。
確かにあれはネタバレだわな。
ネタバレあってもなくてもダークな世界観は確実に楽しめる重厚な作品だった。