劇場公開日 2022年3月11日

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「不愉快な演出とダラダラとしたストーリー展開」THE BATMAN ザ・バットマン こーへーくんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0不愉快な演出とダラダラとしたストーリー展開

2022年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

■前置
鑑賞前に噂を見聞きしており、非常に期待していた作品でした。
しかし、開始30分ごろから一気に集中力が途切れ始め、面白みを感じられなくなりました。
きっと振りだと信じ、見続けた結果、一時間半くらいから怒りが込み上げてきました。
各所レビューが高い中で、低評価をつけるのは恐縮ですがご参考までに。

■嫌いな理由
1 .ブルースウェインに魅力が一切ない。
「復習」という言葉を狂ったように唱え続け、
常に顔色が悪く、ノーランバットマンの時のような人間的魅力がない。
極め付けはアルフレッドとの病院のシーン。
お前このタイミングにこの話すんのか?と、
知性や配慮といった人間性を欠いた主人公というのが私の中で確定した。
2.長い
無駄なシーンや演出が多い。
多分、恐怖やマッドネスを感じさせる為だと思うが、
いちいちくどいし長い。
さっきまで緊張感煽ってと思ったら
キャットウーマンといちゃいちゃで急にbgmのテイスト変わって007。
リドラーは知的さを強調する為か台詞が長い。
観ている間常に「要は何が言いたい」とツッコミばかり。
あとこの映画の特徴として、質問に対して前置が長すぎて、
質問と回答を見失う。
ビジネス環境やったらどつかれるぞとイライラ。(ツッコミ意味不明)
先が簡単に予測できてしまう単純な流れの中で、
だらだらと進んで行く流れが中盤以降苛立ちを作った。
3.意味不明に複雑
映画を鑑賞された方に聞きたい。この映画の相関図作れますか?
どういった勢力があって、誰が一番悪いやつで、誰がぐるなのか。
ネズミの定義、結局のところネズミ誰?
結局両親なんだったの?
私の理解力が足りない可能性が多分にあるが、
観ている側に分からせるつもりはない気がする。
話の途中に繰り出される謎々は、鑑賞者も考えるべき内容かと思い、
注意して観ていたが、なぜかこのタイミングはテンポ良くバットマンが速攻解答していく。
てかそもそもこれ鑑賞している人が回答することが可能なクイズなのか?
「黒くて、青くて、死んでるものなーんだ?Youuuuuuu(お前だよ)」
はぁ?

■好きな点
1.恐怖の象徴 バットマン
今回のバットマンは人道的なヒーローではなく、完全に闇落ちしている人間が、
ただただ復習をする。相手が悪人だから復習が肯定される。
バットマンが登場するシーンは闇の中からゆっくり現れて、
悪人を手加減なくボコボコにする。
この影を活用している演出や、cmでも使われている、
カーアクション後にバットマンが逆さになって歩いてくるシーンは、
コウモリを象徴しているようだったし非常にカッコよく、
「恐怖による犯罪の抑止」という概念は過去イチ強く表現されてた。
カースタントのシーンは逆になぜここをcmで使ってしまったのかも疑問。
もったいない気がする。

2.役者すごかった
俳優陣はすごかったと思う。
リドラーもうざいけど役者としてはよくキャラを確立したんじゃないかと。

3.キャットウーマンかわいい
タイプ

こーへーくん