「ダイハード3」THE BATMAN ザ・バットマン Mさんの映画レビュー(感想・評価)
ダイハード3
本作には謎なぞを仕掛けてバットマンを翻弄するリドラーという怪人が登場するが、謎なぞを仕掛けた犯罪と言えば「ダイハード3」のサイモンだろう。なぜなら謎なぞひとつで連邦準備銀行の金塊をごっそり頂くという、ロマン溢れる離れ業を披露してくるのだ。それに引き換え本作のリドラーときたら・・・
本作を一言で言えば、底の浅い面白い映画と
言う事になるだろうか。ダークでノワールみたいな評価も見られるが、夜に雨降らしてるだけじゃん。ハードボイルドと言う評価もあるが、主人公のモノローグがあるからかな。
予告を見た時点でカットごとの画面の緊張感が違いすぎて嫌な予感はしていたが、カーチェイス、クライマックスのアクション、ラストのバットマンとキャットウーマンのバイクでの並走シーンなどよくオッケーでましたねと言うカットの連続である。
監督はオリジナル色を出したかったみたいだが、そのくせドラマ部分やエモーショナルなシーンは原作知ってる前提になっているので心が1ミリも動かない事態が発生している。
オリジナル色と言えば、本作のバットマンは真正面から向かっていくバカ丸出しバットマンで、マフィアのクラブにバットマンのスーツを着たままドアをノックして入ろうとしたのはギャグなのかな、未だに判断がつかない。
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