「バットマンは孤立してない。」THE BATMAN ザ・バットマン kumiko21さんの映画レビュー(感想・評価)
バットマンは孤立してない。
実はバットマン役が『ライトハウス』の若い方の人だったんですね、って知ってから俄然見たくなった。なので、バットマンシリーズには大して思い入れはなかったのだが、全編密度濃く、これでもかと見せ場が重なりいつしか終始前のめり。3時間強はそんなに苦痛ではなかった!
確かに、ここぞという場面でのBGMアヴェマリアの使い方は印象的だった。
バットマンは、悲しい過去と出自に絡めとられていて、「秘密」として生きることが運命付けられている。孤独な人だ。でも決して「孤立」していないことが嬉しかった。あの、汚職に染まっていいないゴードン警部補との息の合った活動っぷりは、大悪党をして「お前ら一緒に歌ってみろよ(不正確な記憶の字幕)」と言わせしめ(私にとっては貴重な笑うシーンだった)、キャットウーマンことセリーナとの刹那の愛以上に心温まるものがあった。
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