劇場公開日 2022年3月11日

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「DCコミック=Detective Comicsだなと知る」THE BATMAN ザ・バットマン ややさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0DCコミック=Detective Comicsだなと知る

2022年3月12日
PCから投稿

高評価です…が、好み分かれるかなと
まずヒーロー映画を期待して観に行くのだけはおススメしません
本編はほとんどが調査、潜入などのパートに時間を割いていて、アクションパートは本当に少ないです
格闘シーンだけ抽出するなら20分あるかな?位かと思います
バットモービルでのカーチェイスも1回のみです
ただ元々のDCコミック自体がDetective Comics=探偵漫画ということらしいので、
そういう作りにしたのかと思います
『ウォッチメン』や『シャーロックホームズ』からコメディ部分引っこ抜いたような作品です

ただ昨今のヒーロー映画=派手なアクション&派手なギミックになれた観客だと、
地味だなと思ってしまうかなと思います
特にガジェット関連がダークナイトよりも劣化してるなと、あのバイク再登場してほしかった…

また今回のヴィランが『なぞなぞ』をしかけてくる知能犯のリドラーということもあり、
探偵ものとしてもバットマンは後手に回り、出し抜かれ続けています
正直バットマンすごい!と思えるシーンほとんどなかったのが残念でした

しかし、今回のバットマン
奇しくも先日公開されたスパイダーマンに近いものを感じました
スパイダーマンもバットマンも苦悩しながら、自分がヒーローとしてどうすべきか選択し
ラストで『真にヒーローとなる』ストリートだなと感じました

キャスト面に関してもとにかくロバート・パティンソンの力がすごく
はまり役だったと思います
他キャストも個人的にはシリーズで一番好きだなと思いました

やや