「あっという間の3時間!」THE BATMAN ザ・バットマン GALDiさんの映画レビュー(感想・評価)
あっという間の3時間!
176分というバットマン映画史上の長さですが、それもあっという間でした。
バットマンは元々探偵作品だったことから、監督のマット・リーヴスはそれに基づいてノワール風の作品を完成させました。
個人的には「ダークナイト」と並ぶ出来であると感じたのですが、アクション映画よりはサスペンス、スリラー寄りなのでドンパチを望む人は残念がるかもしれません。
それでも今作はアクションシーンがそんなになくとも、それ以上に脚本が素晴らしいので物語にどっぷりと浸かることが出来ました。途中で寝たとか言ってる人いましたが、ただただ勿体ない!
マイケル・ジアッキーノによるテーマ音楽は
かつてのダニー・エルフマンやハンス・ジマーらが書いてきたテーマに比べると、もっとダークで切ないものになっています。
明確な主題は無いものの、物語を盛り上げる効果を生み出していることは間違いないでしょう。
新しいバットマン像を生み出してくれた、マット・リーヴスに感謝したい。
そして続編が作られるのであれば、もちろんこの製作陣で進めてもらいたいし、観る側をもっと驚かせてほしいなと思いました。
「THE BATMAN」は久しぶりに衝撃を受けた作品でした。
最初のバットマン登場シーンはもう鳥肌もの!本当にカッコいい!
バットモービルの地響きのようなエンジン音もゾクゾクしました。
バットマンの単独映画、ずっと待っていた甲斐がありました!