「Nirvanaのsomething in the way初めて聴きました。」THE BATMAN ザ・バットマン フラマルコさんの映画レビュー(感想・評価)
Nirvanaのsomething in the way初めて聴きました。
タイトルの曲が醸し出す雰囲気が陰鬱なテーマを始終現していて観ていてこの世界に浸れます。
雨が降り続けるゴッサム、闇の中で現れるバットマンの冒頭のアクションシークエンスはまさに、
スターウォーズローグワンでダースベイダーが現れるシーンを彷彿させる怖さが現れてて最高の登場シーン。
新しいバットマン映画はグラフィックノベルを読むような出来栄えで、陰鬱な世界に浸りきれます。
この映画のバットマンは、リアルな世界に現れる繊細なロックスターの様。
監督が探偵物の様な謎解きのストーリー構成をしたのも良く、じっくりゆっくりストーリーの流れを追いながら静かな興奮とだんだん上がっていくアクションに引き込まれていきます。
ロバートパティソンとクラヴィッツの若い2人の復讐譚であり、ラブロマンスのある青春物の味わいがあり、また、何度も観て確かめたくなりますね。
ダークナイトの興奮を超えたとは思えなかったけど、これ1作で完結作品と言えるぐらいの仕上がりはあり、また私のコレクションが増えるなぁと思いました笑笑
以下思いつき!
ポールダノはブラボー!
声のトーンがおとなこどもを表現出来ててすごい良かった。
脇を固める役者が演技うまい役者ばかり。
キャスティング大成功!
脚本は秀逸で最後のカタストロフはダークナイトライジングの終末観超えを狙ったか?と笑笑
最後の狂気の伝染は今に通じるテーマですね。
ダークナイトの事件→謎解き→事件の構造に似てるんだけど、それと違うのはハラハラ感と被せてくる畳み掛けてくる感が連続しないところがマイナス。
ダークナイトは観ていて心の中で緊張→緩和→緊張が連続していくところが圧巻なんですよね。