「マトリックスという作品の捉え方で評価が変わる」マトリックス レザレクションズ 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)
マトリックスという作品の捉え方で評価が変わる
マトリックスを映像表現の革新と捉えている人にとっては映像革新のない本作の評価は低いようだ。公開時海外では今更続編?という酷評も多かったときく。
作中でネオがマトリックスを三部作のゲームとして開発し成功させいまは別作品を作っているのだが、親会社が完結したマトリックスの続編を作るよう強要してくる。そのブレストシーンはまさに本作のブレストの様子だったのかもしれない。
しかし、マトリックスの根底に流れるテーマを評価している人にとって本作は十分に意味があり興味深い。マトリックス3の後に機械側にも人間側にも大小の変化が起きており、機械と人間の友情や共生への変化が描かれる。救世主の捉え方の変化も面白い。
欧米人が好きな機械とAIは悪という勧善懲悪でなくなった事も酷評に影響していそうだが、日本人には良い影響しかなくマトリクスのテーマを評価してるなら大変オススメです。
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