「メタ視点の皮肉を込めながらも…」マトリックス レザレクションズ nekoさんの映画レビュー(感想・評価)
メタ視点の皮肉を込めながらも…
え、あの話深掘りしちゃうの?今更?
という思いを持ちながら鑑賞。
当時リアタイでハマりにハマっていただけに、今になって起こった続編話に大きな不安を抱いていたけれど、序盤のメタ視点からの自虐ネタは、喉元過ぎまくったからこそで、爆笑してしまった。
そのまま懐かしさを引きずるのかと思えば、しっかりとテーマをアップデート。
過去作が人類の命運を担う話に対して、本作は極めて個人的な話に終始し、完全に世界はついで。都合良く話が進んでいくので、特にカタルシスもなく、軽い。
映像の点でも目を見張る程の目新しさは感じない。キアヌのアクションは昔の綺麗な型ではなく、ジョンウイックを通ったからこその土臭さ。良い意味で。
チャドスタイリスキがトリニティダンナ役で出た時は笑えた。いきなりゾンビ映画になるところも。
観たらある程度決着つくけど、観なくても対極に影響ない一作。
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