「少年少女の心を踏みにじる必要はあったのか」マトリックス レザレクションズ　makira-さんの映画レビュー（感想・評価）

手放しで評価できるものではありません。
今までの流れに対するアンチテーゼとして本作が位置づけられているのはわかりますが、少年少女の心で観に行った人を傷つける必要はあったのでしょうか。かつてはエンタメとして消費し、日頃から無意識にマイノリティーを抑圧していたのかもしれませんが、冷水を浴びせる必要があったのでしょうか。マトリックスという題材を使うのが最も効果的だったと思いますが、ある意味「騙し討ち」をされて傷つきました。暴力的に新たな争いを生みたいのだろうか？

新しく、綺羅びやかな映像をもう一度楽しみたかったなぁ。