劇場公開日 2021年12月17日

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「エンタメ映画としてクソ 映像作品として3流 ファンの擁護とすり替え」マトリックス レザレクションズ タマタマさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5エンタメ映画としてクソ 映像作品として3流 ファンの擁護とすり替え

2021年12月20日
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鑑賞方法:映画館

今回のマトリックスはエンタメ映画としての評価はゴミだと思う。
まさかSNSでよくあるジェンダートークを世界的な映画で見せられるとは思わなかった。
擁護勢はエンタメとしてゴミだったから、どうにか評価基準を変えてそもそもマトリックスはこういう映画だったと自分を納得させようとしているようにしか見えません。
メタ部分は寒すぎるし尺の取り方も雑。監督の政治的コンプがビンビンに伝わってきてキツかったです。
ルフィや悟空が、作者個人の本音を話し出したらそれはエンタメとして終わりでしょ。
でも否定評価でさえ、トランスジェンダーや女性を身代わりの盾にして、この作品を否定することはマイノリティへの否定だ!差別だ!と騒ぐ人まで出てきているのは、まさにこの映画が表すSNS的社会だなと思った。

ラナがガチガチの左翼なのは知ってるけど映画は度外視して評価したつもりです。でも個人的な政治的コンプレックスが否応なしに伝わってきてしんどかったです。多様性に配慮したキャストも、皆一様に仕事を淡々とこなしていたのでハラハラすることは全くありませんでした。
評価する人の言葉を使うならば、この映画はトランスジェンダー崇拝のための儀式でしかなく、ヒロイズムからの脱却を象徴する女性キャストはみな仕事ができるのでしょう。淡々と仕事をこなしてトリニティを救おうとします。

でもそこにかつてのマトリックスにあった、コンピューターに対峙する熱い人間関係、時に裏切り、死んでいく船員はいない。救世主、世界のために、命を投げ出そうとする人間もいません。印象に残らない意識が高いキャストがベルトコンベアさながらただ紡いでいくストーリーは、見どころも何もなくトリニティの覚醒で終わりました。

記憶に残るキーワード、カット、アクション、コンセプトなに一つ残らない時点でこの映画のクオリティは低いです。メタ部分が辛うじてですがそもそもうまくいってません。ファンの方にはマトリックスというブランドを抜いた上での評価を願いたいです。

タマタマ