「過去作の予習を絶対して」マトリックス レザレクションズ ねぎさんの映画レビュー(感想・評価)
過去作の予習を絶対して
本編の中の至る所に前3作品の内容に照らし合わせた描写があるため、間近に前作を見ておかないと純粋に作品を楽しめないかと思う。
バレットタイムの撮影はバージョンアップされており、本作の見所の一つと言って良い。技術の進歩に伴いアクション、CG、などの雰囲気は変化しているためマトリックスとして観ると好き嫌いが分かれるかもしれない。
ストーリーは過去作と同様に複数回見ることで初めて把握できる作りとなっていた。
作品とはずれるが、4DXでのアクションシーンは過去作では得られない迫力を持っていた。4DXと通常上映の2つを観ることで最大限レザレクションズを楽しめるかと思う。
全体を通して過去作との違い(衣装の雰囲気、アクション、舞台、コメディ要素、…)が多く、前作からの変化の心づもりをせずにみたため「なんか違う」と感じてしまった。一作目のような電撃に打たれたような衝撃や、斬新さ、先見性はさほどなく、マトリックス2.3が好きではない人なら、なおさら酷評するだろうことは容易に想像がつく。
ただ続編としては良くも悪くも期待通りの作品であった。5作目を期待させる作品の終わり方をしており、次の作品次第で評価が変わるかもしれない。
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