「浅薄」モータルコンバット U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
浅薄
ゲームの映画化ではあるのだが…なんだか浅い。
こんなものなのたろうか?
冒頭のテロップにずっこける。
ライトな格闘モノではなく、その背景とかには重々しいモノが流れてんだけど、どうにも好きになれない。
当時もゴア表現というのだろうか?ソレが売りのようなところもあり、往年のファンはニヤリともするのだろう。ゲームステージを再現したり、キメ台詞も挿入されていたりとサービス精神は旺盛だ。
問題は出場者が案外弱かったり、能力の発露が突然だったり脚本がグダグダだったり…オープニングの真田さんのシーンが俺的にはクライマックスな感じだった。
もうちょいなんとかならなかったのだろうか?
んー…いまいちだった。
アクションは凄くもあったのだけど、それ以外がスカスカな印象だった。
そもそも…あの程度の怒りで能力が発露するなら、もうとっくに発動してても良かろうなものだ。
魔界人が立ち入れない空間に出入りできるなら、初めからそこで修行すればいいじゃないか。
主人公のスーツの性能もイマイチよく分からないし…頭部をぶっ飛ばせば済むんじゃないか?まだ100%じゃないのかしら?
取ってつけたような「カッコいい」の台詞…かなり共感できん。
何年周期で開催されんのか知らんけど、次の新月だか満月に開催って…ギリギリ過ぎだろ。その癖、焦った素振りもない。現状戦士は2人で、あの帽子の兄ちゃんがどれ程強いのかと思えば、そこまで強くもなく…負け戦確定だったんじゃないか!?
…つい、興奮してしまった。
色々考え出すと腑に落ちない事ばっかりだ!
タイトルはデカイし規模も大きいがB級この上ない。
往年のゲームファンは狂喜乱舞な出来なのだろうか。それならまだ良いのだけれど…。