「実写とアニメの融合は加減が難しい」トムとジェリー kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)
実写とアニメの融合は加減が難しい
トムとジェリー仲良くケンカしな、のフレーズで馴染みのある名作アニメを実写映画化。プーやピーターラビットのようにリアルなCGで登場するのではなく、昔ながらのアニメを実写に融合させたやつ。昔観た「ロジャー・ラビット」を思い出してしまった。
観ながら徐々にトムとジェリーの世界を思い出していく。そうだ、2人は話さない(セリフがない)んだったとか、トムの切なさにいつも感情移入してたっけとか。でも、人間と会話してたかな?
トムが追っかけて、ジェリーが逃げるというドタバタ劇を忠実に実写で再現。アニメキャラが動き回って、周りの物が壊れたり吹っ飛んだりするのを楽しんだ。あー懐かしいなと。ちょっと突拍子もない感じだが話もなかなか面白かった。
でも、やっぱり世界観がちょっとキツい。動物全般をアニメにすることで調整をしてたのかもしれないが、いろいろと受け入れ難かった。トムがピアノ弾いて大道芸みたいなことしてたり、トムとジェリー以外の動物は言葉を発していたり(人間には理解できていないって設定かもしれないけど)、ドタバタの極み・動物竜巻みたいのが起こったり。違和感の方が強かった。ロジャー・ラビットではそんなに違和感なかった記憶があるんだけど。あれはアニメのと融合された世界って設定だったからなのかも。その加減って難しい。
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