「好みが分かれそう」トムとジェリー コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
好みが分かれそう
困った顔のヒットガール・クロエちゃんを見る、アイドル映画でした。
トムジェリはじめ、料理される魚すら、全動物がアニメーション合成。
幼児に見せるにはいいかな。
アニメ版へのリスペクトに溢れてはいるものの、MGMのハンナ・バーベラからの古参ファンとしては「2006年以降テイストだなぁ」と寂しくもあり(悪いとかではなく、2人が亡くなった以降という意味)。
「物語がある」のが「らしくない」感じ。
(アニメーションでも、長編の劇場版では多少は話があったけど)
特に、トムジェリの被害が、アニメーションだとトムだけか他の動物数匹程度なのに対し、本作だと無関係な人間(クロエ以外の人々)にまで広がっちゃうあたりが、ちと引っかかった。
トムジェリが、前述のようなクロエちゃんのリアクション芸を引き出すための、便宜上の存在に成り果てていたような気もする。
その点で仕上がりは、好みが分かれそう。
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