「100分は長い内容」トムとジェリー Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
100分は長い内容
子供のころから馴染みのある作品ですし
せっかくなので一回見ておこうという感じで観賞
トムとジェリー♪
仲良くケンカしな♪
昔は地上波の朝方くらいに
15分くらいの尺でちょくちょくやってました
トムとジェリーが追いかけっこしながら
トムの幅広いリアクション芸に笑っていたものです
それが100分尺の実写映画になってみると
こうもうんざりするかと驚きました
そもそもトムとジェリーは何で追いかけっこ
しているのかという理由は明確ではありません
そんなところに気が行く前に話が終わって
しまっていたからです
そして作品中の人間は足だけでセリフもなく
トムとジェリーも滅多にセリフなく
リアクションだけで進んでいくものでした
今作では特に理由もなく都会に出てきた
トムとジェリーと都会で様々な仕事を
しながら生きているケイティがホテルで起こす
騒動を中心にした100分の映画になっていますが
驚くほどかみ合わっていませんでした
CGと実写の合成というと「ロジャーラビット」や
「スペースジャム」を思い出しますが
今作は登場してくる動物を律儀に全部トムら同様
CGに変換してあり(市場の魚一匹一匹まで)
これが想像以上に奇妙に見える時があります
人間側の話もまぁ陳腐なもので
同じことを何度も繰り返しているだけ
中盤には完全に飽きるでしょう
トムとジェリーの行動原理もとても100分の
映画に耐えうるものではないです
乱闘シーンで取っ組み合いながら竜巻みたいになって
ごろごろ転がって破壊しまくるシーンなんかは
正直手抜きにしか見えません
しかもそれを何度かやります
ラストそれっぽくまとめていきますが
ストーリー的には滅茶苦茶です
いくら子供向けといってもねぇ・・
ハンナバーベラはディズニーより好きなのでがっかり