ドリームプランのレビュー・感想・評価
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ひとりの強い夢は伝播する。
ウィリアムズ姉妹がどのようにトッププレイヤーになっていったかを丁寧に描いてくれる本作。
自分たちが置かれている状況を客観的に受け入れて、どうすれば成功することが出来るのかをきちんと考えられたプランであったのだと思った。
そしてそのプランは父親ひとりのものではなくなり、妻のプラン、ウィリアムズ姉妹のプランとなる。
強い夢(プラン)は伝播していくのだと思った。
そのプランは幾度となく微修正がされてここまで登り詰めることができたのだなと思った。
そこには、譲らない部分と受け入れる部分。
こだわりと柔軟のバランスがとても大切なことなんだと
いうことに改めて気付かされた作品だった。
テニスのことは全然詳しくないけど、 やはりメンタルのスポーツだなあ...
テニスのことは全然詳しくないけど、
やはりメンタルのスポーツだなあと思いました。
周りの取り巻く環境の中で、
何より父がテニス未経験なのにあそこまで
文武両道にしっかり育ててすごいなあ
しかも姉妹で。と素直に思ったり、
テニスを知るという意味でも勉強になる映画でした。
スポンサーってこうやってついていくんだあ、とか
テニスにちょっと興味出てきました。
やっぱり家族!それにスポーツ!感動しかない!
もう感動。
劣悪な環境の中、娘を信じて徹底的に指導する娘と父と母。掴み取るアメリカンドリーム。
父親が頑固一徹で軋轢を生んだりして、ちょっと感情移入しにくい部分も始めはあった。
しかし、そんな独りよがりな部分や過ちを認め正す姿勢を持たせてくれた妻の力に感服。
夫婦の関係性が素敵だなぁと思った。
後半父親に何があったのかが分かった時、全て娘のため、同じように傷ついてほしくないという思いが伝わって涙が出た。
個人的にはコーダを超える感動があった。
功績十分、ウィルスミスにアカデミー賞主演男優賞取ってほしい!
原題
はKing Richardなんですね 英国の歴史物みたいなタイトル ボルグvsマッケンロー以来のテニス映画 めずらしい
その昔TVで走高跳選手2人の科学的分析みたいなのを見たことがあって、白人の選手はトレーニングで肉体改造して足への負荷を乗り越えた努力型、方や黒人の選手は生まれつき筋肉が素晴らしく天才型ということでした が、世の中そう上手くいかんもので、然るべき場も与えられず、自分の才能を知らずに終わってる黒人もおそらく多いわけで
お父さんの動機はちと不純かもしれないし、やり過ぎなんじゃないの?って思う所もあるけど、貧困の連鎖をテニスで打ち破り、才能と努力と教育と環境全てが良い方にまわった稀有な例だと思う
余談ですが、セリーナ役の女の子がワイルドで素敵 あの2人本当にテニス上手そう
本人演じても良かったのではと思うくらい本人に似ている
2022年劇場鑑賞56本目。
原題はキングリチャード。お父さんの主張が強すぎるタイトルなので邦題のドリームプランは珍しくいい仕事してます。
まあそういうタイトルをつけたくなるのも分かる位、お父さんが自分の作ったプランニングに沿って娘をテニスの世界チャンピオンにすることに向けて突き進んで行きます。技術だけでなく心構えも教えようとするのですが、お母さんがいまいち協力的じゃないのが気になりました。こんなの実話じゃなきゃこんなうまくいくかと思っちゃいますが実話は強いですね。
お父ちゃんのプランについてあんまり詳しく語られないので、邦題のドリ...
お父ちゃんのプランについてあんまり詳しく語られないので、邦題のドリーム・プランのプラン精度ついては最後までなんのこっちゃ?だったが、テニスシーンががっつり観られるのはちょっと楽しい。
音楽はブラックミュージックてんこ盛り!
ミーターズに大興奮!
映画自体は、お父ちゃんちょっと面白い人だね
くらいのテンションだった…あれ?
天才を育てた夫婦の子育て論
自分がどんな子育てをしたいのか、才能を伸ばすために親ができる最大限の可能性の広げ方とは何かを描いた作品。
ウイルソン夫妻の子どもに向き合う姿勢はとても勉強になる。
自信とは努力の積み重ねと、その過程を肯定していく両親の関わりによって育まれる。
どんなに才能があろうとも、他者への尊敬や礼儀を忘れず、謙虚に生きなければいけない。
自信と自慢は全く別のものだと話すシーンが印象的だった。
「言うだけなら簡単なんだよな」
しかし、物語が進むにつれてウイルソン夫妻はこの理念を基礎に子どもへ接していくのが分かる。
子どもを子どもとして扱う大切さ。
物事の分別、正しいものを選択する方法をキチンと教えている。
無料の物には裏があるから手を出すな。
勉強や知識は視野を広げる武器になることを教えていく。
そして何より、子どもの失敗を嘲笑したり、悲観的に捉えたりしない。
失敗は成功のもとだ。そこから何を学んだかを考えて、自分の糧にすれば良い。
一緒に考えていこう。と味方でいることは子どもにとって大きな心の拠り所となっている。
信じてくれる両親がいるから、自分の可能性を信じることができる。
誰かと比べられても、自分は自分にしかない魅力があると自信をもって言える。
物語後半では子どもから一人の大人として関わり方が変化している。
大企業からのオファーが来ても、親が決めるのではなく、子どもの判断に任せる。口出しはしない。
親が行うのは子どもの決断を他の大人に納得させることだ。
大金を積まれても子どもの意思を尊重することが、子どもへの信頼関係にも繋がっている。
作中、一番好きなシーンは
夫妻がキッチンで話し合いをする場面だった。
生まれや育ちに劣等感を覚えるリチャードに対し、オラシーンが貴方を侮ったり見下したことはないと話す。
私を侮らないでと伝える姿に、聡明な女性の美しさを感じざるを得ない。
同じ方向を向いて子育てをしているか。
家族でチームになってお互いを尊重しながら過ごせているか。
思いは言葉にして相手に伝わっているか。
方向性の擦り合わせがキチンとできているからこそ、子どもたちは両親の指示に迷わない。
子どもの成長や夫婦の価値観の変化があっても、方向を示すリチャードと家族のメンタルを支えていくオラシーンの柔軟性や子育て観は深く刺さるものがあった。
アカデミー賞作品賞にもノミネートされている今作。
スポーツもので、感動物でしょと正直舐めていたが、なるほど作品賞に選ばれるだけの見応えのある良作だった。
是非、劇場でご覧下さい。
無茶振りを貫いてのアメリカンドリームは凄い!
TOHOシネマズデー『ドリームプラン』
世界最強のテニスプレイヤーと称されるビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を育てた父親の物語
ウィル・スミスが主演・製作で、超有名テニスプレイヤーの話なのに・・・・
公開2日目の一番大きいシアターのレイトショー鑑賞者、私含めて2人ってのが衝撃でした。
テニスは、幅広い世代で愛されるスポーツだけに何で!?!?って感じでの鑑賞^^;;
5人姉妹で、何故ビーナスとセリーナだけって思ってたら他の3人は、異父姉妹だったんですね。
その辺の家庭の事情は、浅く物語に入るのですが・・・
近所からは変人扱いされ、街の不良からも狙われ、一つ間違えばこの2人テニス界の偉業はなかったかもって感じでした。
競技経験のない親が、独自のスパルタ教育で、名選手に育てるって話は、少なくはないですが・・・
まぁよくこの身勝手なプランが、まかり通ったと思う無茶振りにビックリです。
その無茶振りを凌駕する2人の才能が、凄すぎたんでしょうね。
2年間も大会には出ずいきなり14歳でプロ転向って・・・まさにドリームプラン
ウィル・スミスの終始短パン姿にずっと吹き出しそうになりましたが、エンドロールでのご本人そっくりでした^^;
ビーナスとセリーナを演じた2人も良かったです。
テニス好きは是非!っていうか観ないとダメでしょ^^;
ドリームプランと言うよりアメリカンドリームって感じ。
テニスの知識もないウィル•スミスさん演じるリチャードが子供が産まれる前からテニスプレーヤーにするためのプランを考え、その通りになって行くストーリー。
どんなプランなのか、あまり言及してないけど自己中心的なリチャードが子供の為に人生を賭けた感じが印象的。
そんなリチャードでも家族からの信頼があり観ていてもストレス無し。
終盤の大会のリアルな感じも良かった。
娘のビーナスのテニスのフォームもリアル。実際にテニスボールを打っているかは疑問だけどボールが変化する映像が生々しい。
リチャードのコーチング能力も高目。
子供に考えさせたり、自分で物事を決めさせるシーンが多め。
スポンサーの契約も自分で決めさせる展開は親が天狗になっていない証拠(笑)
ウィル・スミスさん。終始白色の短パン姿に笑えました( ´∀`)
見事な父親
セレナ、ビーナスデビューまでの物語。
父親の考え方が凄く真っ当だった、勿論脚色されているだろうけど。当時テニス好きとしてカプリアティのテニスは攻撃的で好きだったのに、バーンアウト。愛らしかったクルニコワ、無敵のヒンギス何も長く続けられず問題行動してた、若い頃からスター扱いされてしまうと仕方ない事か。
サンチェスなんて扱い笑える位の悪役、元々彼女はクレーが好きで、ハードでは結果あまり出して無いはず。まぁ本当のテニス話してても仕方ない。
セレナ誰もが知ってる女王、この父親でなければ才能あってもここまで続けられたか疑問。お見事な作品。
個人的にテニス愛しており見るのも、するのも長年楽しんできた。この作品テニス知らなくても充分に楽しめます。
アカデミー取れそうな予感ウィルスミス、見事な演技でした。
ボビー・オロゴンかよ!
ウィリアムス姉妹のお父ちゃんとお母ちゃんがメインの話し。女ばっかりの5人姉妹だったとは。お父ちゃんのリチャードは昼間は娘達のコーチで、警備の夜勤。お母ちゃんは看護師で、家計を支えて頑張っています。庭付きの家に住んでいて、まずまずの中流家庭でしたね。ずいぶんと図々しいお方で、頑固で人の言うことは聞かないし、失礼な言動も目立つので、なんだかボビー・オロゴンみたいだなぁと思ってしまいました。声も低くてボソボソしゃべるし。娘達には謙虚になれと言いながら、自分はマッケンロー並みに高慢だったし。勝てば官軍といったところでしょうかね。テニスという貴族のスポーツにアフリカ系アメリカンが入り込むのは、さぞかし大変だったと思います。プロのコーチ(ジョン・バーンサル)がとてもいい人でした。お気の毒過ぎるほどに。ジョン・バーンサルはこういった役が多いですね。ちょっとメチャクチャなウィル・スミスを引き立てます。
お母ちゃんがお父ちゃんを諭す場面はちょっとホロリとしてしまいました。お母ちゃん役の女優さんは助演女優賞とれるかも。作品としてはあまりひねりのないまあまあの作品でしたが、黒人のスポーツサクセス映画としては「しあわせの隠れ場所」(アタシは全然つまんなかったですけど)が受賞したこともあるので、わかりませんね。サクセスドリームプランを思いついてから、さらに子供を授かることをなさったとのこと。プランのまず最初のステップはお母ちゃん次第だったわけです。お母ちゃんは夫婦のすれ違いにイライラしていたようでしたが、5人も作ったんだから、やっぱりお盛んですよね。
テニスのラケットのフレームがぐしゃぐしゃになるシーン連発かと思っていましたが、娘達はとっても素直でいい娘達で可愛かったです。
ちなみに、私の好きな女子テニスプレイヤーはドイツのアンゲリク・ケルバーです。
リチャードは子供の頃に買い物をする時に白人に触ってしまい、袋叩きにあってしまいました。それを群衆に紛れて見ていただけの父親にとても幻滅したというエピソードがありました。
子供の頃、駄菓子屋の軟球のボールを父親にいつか買って欲しかったのですが、ついに買ってもらえませんでした。一回だけ、またとないチャンスがありました。値札が重なって、百の桁が隠れていた時でした。50円だと思った父親が、「買ってやる」と言ったのです。嬉しかったですねぇ。しかし、値札の全体が露になり、250円だとわかったとたんに知らないふりをされてしまいました。とても幻滅しました。それ以来、過度の期待をしない人生を歩んでおります。「ふしあわせの隠れ札」のお話でございましたヽ(´д`)ノ
シンプル‼️❓プラン
意外と、忠実に、本質的なことを、誠実に描かれていました。
ウィルスミスを含めてみんな演じているのでは無く、まるでドキュメンタリー的とゆうか、リアルに立会い眺めてるかのようです。
だから、事実として知るはずなのに、ハラハラドキドキします、そう、頑固オヤジのウィルスミスに。
忘れられない言葉は、 冷静に、 謙虚に、 楽しんで、 やれ、その言葉です。
何気ない言葉ですが、あの、北京オリンピックで、スケートの高木美帆なんかが、ゆうてた言葉です。
オリンピック選手もそうですが、この映画の主人公は過酷な人種差別を乗り越えて生き抜いて、多大な功績を納めました。
重い言葉ですね。
わたしたちも、過酷な現実に直面するとき、こんな基本的なことを自覚すべきだな、そう思いました。
どんな苦境にも、冷静で、
他人を恨まず、妬まず、謙虚に、
不幸な時でも、楽しんで、
生きていこう、そう思いました。
邦題はチープですが、とても骨太の良い映画でした。
皆さん、是非。
クセが強すぎてもしょうがない
こんな頑固なオヤジは嫌だ!と思いながらも…
妥協するような人だと理想のゴールにはたどり着かんのよね。
そして救いはお母さんですよ。
お父さんに素直に従っているようで、ちゃんと自分の考えを持っている。
とにかく、黒人のテニスプレーヤーなどいなかった時代に、一切お金を掛けず強引な売り込みだけで二人の天才プレーヤーを育てたお父さんはすごい!
そりゃあ、クセが強すぎてもしょうがないね。
家族愛がチャンピオンを育てる
アカデミー有力候補作品って、あまり面白いと思えないものが多かったけど、こちらはストライクでした。
2人の選手を育て上げた父に焦点を当てていますが、私には母親の偉大さの方がむしろ強く感じられたかな。
ウィリアム姉妹がいかに全米で尊敬され愛されているアスリートかがよくわかり、何年かに前全米オープンでセリーナに勝利したにもかかわらず涙した大坂なおみの気持ちが、改めて切なく思い出されました。
理解ある素晴らしい母親が頑固な夫と衝突するシーンは、年齢的にも心に刺さりました!
結果的にはサクセスストーリーだけど…
世界トップの女子テニス選手であるウィリアム姉妹の実話ということで、天才的な選手であり最終的に成功をおさめるのは分かっています。なので「父と娘で努力して夢を掴む感動の物語」をイメージしていましたが、予想とは大分違いました。
父・リチャードはあまりにも横暴で、自己実現の道具に娘を利用しているようにも見えます。もちろん家族を愛し、娘の成功を祈り、自分のような苦労をさせたくないという想いがあるのは分かりますが、一貫して自分の意見を強いる姿には驚きました。また、それを娘たちが大きな抵抗無く受け入れているのも、信仰や環境が背景にあるとはいえ、ちょっと洗脳のようにも見えてしまい、違和感を覚えてしまいました…。妻・オラシーンが本音を吐露するシーンがありましたが、物凄く共感。この人がいて良かった…。
テニスシーンの迫力は素晴らしかったですしお話も面白かったのですが、リチャードが強烈すぎてちょっと楽しみきれなかったのが正直な感想です。ウィリアム姉妹が成功しているので、結果的に猛獣ばかりの世界でトップに立つにはこのプランが正解だったといえばそうなのかもですが…。
定番のサクセスストーリー
テニス未経験の父親が二人の娘を世界王者へ育て上げた驚嘆の実話。定番のサクセスストーリーで驚くような展開はありませんが、家族の絆やや深い愛情に心が温まりました。破天荒な父親が作った常識破りの計画が見どころでしょうか。
2022-40
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