「映画より史実が凄いので映画では物足りない」ドリームプラン カールのおっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
映画より史実が凄いので映画では物足りない
この映画は、テニス選手ビーナス・ウィリアムズとセリーナ・ウィリアムズの父でありコーチであるリチャード・ウィリアムズの人生の一部を映画化したもので、テニス選手姉妹の話ではないということ。
姉妹の素直さとファイターには驚かされるが、
あの詐欺師のような親父だけを見ていると好きにはなれない。
とってもいい映画なんだけど姉妹の素晴らしさに、
どうにも胡散臭い親父がある。
そう、それは彼の出処なんだ。
人種差別のど真ん中で育ったことがこの物語の全てなんだ。
そんな中から出てきたのがドリームプランなんだから、テニス優秀選手育成プランではないということ。
そしてそんな歪んだプランをサポートするのか信仰に篤い妻なのだ。
アメリカの星一徹の話ではないところにこの映画の厚みがあるが、
現在進行形で彼女達はさらに凄いのだから恐れ入ります。
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