DUNE デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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場が荒れてますな。。
さて、めんどくさい作品です。
公開週から1週遅れで観てまいりましたが、予想通り悩みながらの感想文。
基本、自分の感想を書くまでは他の人の感想を読むことをしないのですが、今回は参考までにチラ見してみるとやはり荒れております。
高評価へのカウンターなのでしょうが、星1つ以下も結構見受けられます。まぁわかりますよ。正直、私も時折眠気とたたかいながら観ておりました。
そもそも、今年の夏に今作の予習としてリンチ版の『デューン/砂の惑星』も観ました。そのうえで、あれこそ理解に苦しみながら観ていたこともあり、今作はとても解り易く作られていると思います。
やはり、初耳の固有名詞連発で説明されても、解るどころか意識はどんどん遠くなるばかり。その点、ヴィルヌーヴは随分とすっきりしてますし、ポールの夢で徐々に背景が見えてくるような演出も、十分に効果的(ただ、これがしつこいと感じている人も多い感じ)になっていると思います。
その上、視覚的な点においては技術の向上だけでなく、ヴィルヌーヴの美しい映像に映えるティモシー・シャラメの美しさ。(ただ、シャラメ目当てで何となく観に来ると痛い目にあいますよ。)
そして、終盤からの「次作」への期待を感じさせる展開は見どころがあり、そこまでの低評価は付けようとは思いません。
まぁ、結局のところ何の知識もなく観るとちょっと辛い映画ですね。薄い感想ですみません。。
既視感がある、それ自体は悪くないが。
映画メッセージと監督も音楽担当も同じだろうて、ちょっとbgmと音響エフェクト頼りすぎでどうしても映画メッセージを連想してしまうような効果でガッカリ。同じことやってる場合じゃないぜ、ドゥニ・ビルヌーブ監督。なんというか、かつての小説デューンをホドロフスキーが映画化を試みて、のちの多くのSFに影響を与えたという事実はある程度認知して観客もこの映画を見てたりするとおもうのだが、ドゥニ・ビルヌーブ監督はこれまでのデューンが影響を与えたであろうSFをあまり復習してないように見受けられる。いや、それなりには観ているとは当然思うのだが、きちんと咀嚼して表現として理解した上でこの作品に取り掛かって欲しいものだ、と感じざる得ない。サンドワームの臨場感も彼なりに表現しているのだがいまいちインパクトには欠ける。スターウォーズのような活劇感もなければナウシカのオームの冒頭の登場するシーンの前兆として砂が巻き上がってその周りに蟲が羽ばたくまるで鯨の捕食活動のようなリアリティもない。ただ、巨大な物体が砂の中でこちらに向かってくるだけだ、何かもうワンアクション欲しいところだ。また、作中のガジェットは素晴らしいけど、どれも見たことがあるようなものがたくさん出てくるのでこんなもんか、と思ってしまう。そりゃあデューンに影響されてその後の映画が作られたのだから既視感があって当然という意見もあるがこれまでの映画で展開されてきた飛行船を少しいじったようなものようなものでなく、もっと何か新しいものを見たくなっちゃんうだよな。まあ、期待値が高かったといえばその通りだけど。
PART1
ビルヌーブは偉いよね
ブレードランナーの続編に砂の惑星だもん
これは原作知らないと難しいかもね
シャラメとゼンデイヤの二人で「今」ってかんじだね
PART2も観たいんですが、フィンチャーの「ドラゴン・タトゥーの女」みたく一作で終わらないことを願います
寝ませんでした
以前にデビッド・リンチ版で爆睡した覚えがあるので、最初から寝るのを覚悟で観に行きました。
しかし、大好きな「アラビアのロレンス」のような情景、スターウォーズに影響を与えたと言われている世界観。ストーリーは多分、かなり簡略化しているのであろうが、自分にも楽しく観られた。
可能であればIMAXで観るべき。
豪華過ぎるキャスト、圧倒的臨場感。続編期待!
リンチ版未鑑賞、原作も未読。前半はひたすら固有名詞を把握、展開を理解する事に意識を全部持っていかれる。それでも覚えきれず、理解出来ず。。。だが、ここで諦めて思考停止してしまうのは本当に勿体ない。前・後編に分かれている前編の為、説明と前フリが『わかりにくい』『長い』と低評価のレビューも多いが、映像、音響、物語、そして演出と、総合的に見ても十分高評価に値する作品。とりあえず名詞はスルーしてでもストーリーについて行って欲しい。
後半に差し掛かる辺りで自然と展開が頭に入ってきて理解が追いついてくる脚本も絶妙。ここに辿り着くまでの説明時間は若干長く感じてしまうが、それぞれに思惑、希望、理由があり、カットインされる予知夢、未来を想像し考察しつつが楽しい。
この重厚なストーリーをティモシー・シャラメが、弱々しくも芯があり気品溢れる演技で魅せてくれる。脇を固めるキャストも主役級ばかりで安心してストーリーに没頭出来る。前編は全体的に悲しい展開ではあるが、個人的にはレベッカ・ファーガソンが素晴らしく、好演というより怪演に近い程の鬼気迫る演技は必見。
SF好きには堪らないヴィルヌーヴ監督の世界観。宇宙船、オーニソプター(トンボみたいな飛行機)、ちょいちょい登場する小道具(ガジェット)達がとにかく秀逸で、子供心をくすぐられる格好良さ。砂漠で生きる為に考え抜かれた設定にただただ脱帽。
ここまでで特に何が凄いかと言うと、やはり原作が素晴らしいのだと思う。監督達は映画化して、映像としてこの世界を表現したくなるくらいに魅力的な物語なのだろう。そして、ヴィルヌーヴ監督が鑑賞者のイメージ・期待を超える作品に仕上げてくれた事に感謝と拍手を。
この圧倒的な映像美、圧倒的な迫力を体感させてくれる効果音、この臨場感はIMAXでの鑑賞一択で。後編の公開が早くも楽しみな一本。SF好きは是非!
本物のSFです!!
本作、予告を観る限り期待大!早速、IMAXで観賞して来ました。
いやはや…近年で最高のSFではないでしょうか?
主人公の存在背景、立場などもしっかり表現出来ていましたし、隙のない作品でした。
んーーー、百聞は一見にしかずです!観てください!
ただ、全く前情報無しで観たので、終わった瞬間は…マトリックス1で終わったといいますか…(色んな意味で。)第一部と言って欲しい(*´Д`)
それだけ、あっという間に終わり、時間を感じさせない作品です!
絶対映画館で観て下さい!!!
一話完結ではなかった…
タイトル「DUNE part one」と出て、「え…聞いてない!」と身構えた。
どうせ最後まで見ても終わらないんだな、と気を抜いて見始めたけれども、
予想してたよりは話は全然面白かった。
IMAXで大迫力だったけれども、MX4Dとか、振動が伝わるような設備で見たかったかも。
あと、1シーン、1シーンが妙に長い。小津安二郎見てるような…。
贅沢な作りなのだろうけど、仕事帰りのレイトショーとかだと絶対居眠りしそう。
尻切れで終わったのに「この後どうなるの!!」と思わせない終わり方。
(どうせ結託して立ち向かうんだよね)
もう一回ホドロフスキーのDUNE、見とこうかな。
続編に期待
まず、タイトルが出たとき下にPART ONE
の文字、エエッひょっとして1話完結じゃないの? で、エンドロールの後続編を匂わす映像あるかと思えば何もなし。
ストーリーにはあまりのめり込めなかったなあ。IMAXの迫力映像とハンス・ジマーの音楽には圧倒された感。
さてPART TWOはいつになるやら。
映像に期待して鑑賞
Dolby cinemaで鑑賞しました。
期待通りの映像美で、暗い場面が多く黒が締まって良い感じです。
ただし、全体が見えるギリギリの前席を選んだのですが、少し字幕の白が眩しかったです。字幕の色については改善が必要だと思いました。
予備知識のない状態でしたので冒頭でびっくりしました。
つづきものなのか...
国の名前等の固有名称がわからず、覚えられないまま細かい説明もないので1回の鑑賞では充分理解できませんでした。
物語の展開が原作を端折っているのかなと感じるほど早いが、忙しない中で所々差し込まれる情緒のある情景描写がバランスを良くしている感じがしました。
相関図や国家間の情勢などの基礎知識はあったほうが没入して鑑賞しやすいかもしれません
うーむ。事前に知識がない、全く白紙の状態からの鑑賞は辛いかも・・ ...
うーむ。事前に知識がない、全く白紙の状態からの鑑賞は辛いかも・・
評判良いから、きっと面白いんだ、これは面白い映画なんだといい聞かせながら終わった2時間半・・。
贅沢な俳優陣と映像の雰囲気は、流石のビルニューブさん♪でも、よくわからないまま、終わった。
スターウオーズがどんだけ優れた作品なのかが再認識・・。
スターウオーズも、最初の頃は、「フォース」を「理力」なんて訳わからん翻訳して、ドッチラケだったが・・。DUNEも「スパイス」を「香料」って翻訳して良いの???。なんか、スパイスにもっと深い意味があると思うのですが・・画面に「香料」って出てくるたびに、胡椒やコリアンダーやクミンが浮かんで、カレーばっか食ってるのか・・なんてアホなことが頭に浮かんでしまった・・。
それから、あのトンボの乗り物・・「羽ばたき機」なんてなんか、味も素っ気もない翻訳でいいんすかね???。未来の乗り物として・・あの「羽ばたき機」はとっても非合理だと思ったり・・。砂の虫って雑食なの?あんな鉄の塊食ってお腹壊さないの???とか・・。
準備が必要な映画
まず、duneという物語の全体像をあらかじめ理解しておくべきだ。
そして、睡眠は充分にとっておくべきだ。
そうすれば、きっと素晴らしい映像体験が待っているはずだ。
ブレードランナー2049もこんな感じだった。
スターウォーズに繋がる壮大なドラマ
難しい名前など意味不明なところが多々あるが、音と映像に圧倒され、ストーリーの大枠は何となく分かる。
確かスターウォーズを初めて観た時もこんな感じだったかな。続編も期待したい!
ヘビーなスターウォーズの幕開け
救世主になると噂されてるイケメンが
敵から逃げながら砂の惑星の先住民を探す話。
注意!今作はシリーズの序章です!
これを念頭において観ないと
残念な最後を迎えることになります。
フォースみたいな超能力、帝国、
救世主をにおわせる若き青年といい
スターウォーズ感のある今作でしたが
スターウォーズのようなポップさは全く無し。
重厚感のあるしっかりしたSFという感じ。
作中の色合いもグレースケールか砂の色だけ。
お洒落でダークな世界観と
ハンズジマーのズシーンな音楽も合ってました。
俳優陣がとても豪華のは良かったです。
主人公のシャラメくんをはじめ、
親父はポー、
わきを固めるのはサノス、アクアマン。
そしてヒロインはMJ。
スターウォーズからマーベル、DCまでと
SF好きの私にとっては喜ばしいキャスティング。
序章としては文句なしですが
もう少しアクションの見せ場が
あってもよかったかなと思いました。
続編が楽しみです!
予備知識無しでも悪くない
前後編らしい、過去の作品のリメイク位の情報しか持たず鑑賞。分からない事がどんどん出てくるが、テンポが早いので、色々置き去りにさせられながらも、物語に入り込んで行ける。
映像も素晴らしい。
マーベルや、スター・ウォーズのような、分かりやすいハッピーエンドが描けるのかは分からないが、様々な伏線、置き去りにされた事が回収される事を期待して、後編も、勿論見に行くと思う。
圧倒される
原作好きだったとか、リンチ版も割と好きだったとか、ティモテくん気になるとか、吹替の入野自由の声聞きたいとか、色々な要素が絡み合って、とりあえず近所に見に行った吹替版、そして満を持して行ったIMAX字幕版!
良かったわ。
シンプルによかった。
変に説明的じゃないこととか、吹替先に見たからあんまり字幕見ないでも問題なかったこととか(即成栽培帰国子女なので英語のヒアリングは割と得意)、そういうのも含めてよかった。
映像、音楽、音響。
衣装デザイン、狩猟言語、世界観の描き方。
イルーランやフェイド・ラウサを端折ったこと(後半にアリアとかとまとめて出てくるんだろうけど)。
モモアいい味出してるとか、ジェシカの造形が自然でよかったとか、自分が原作読んで見てみたかった萌えどころがどれも丁寧に表現されてて、痒いところに手が届く感があるところ。
砂漠がともかく美しいこと、カラダン、ジェディプライムの雨の美しさ。ノルウェーの海岸の懐かしい感じ(行ったことないけど、スコットランドの西海岸と雰囲気似てる)。
シャラメの10頭身に驚愕し、母子の焦ったい関係性にもヤキモキし、父子の愛に心動かされ、溢れる涙を見るたびにつられて泣きそうになり。
この作品は、人工の神話や伝説を必要としたアメリカ人にとってこそ、意味のあるSFコンテンツなので、日本人にそこまで受けない可能性はあるけど、御伽噺的、英雄譚的なわかりやすい作りも、衒学的な凝り具合も、当時は先進的だったエコロジー的発想も、現代ならではのテイストでうまく表現されている。各所、よくバランスが取れていて、見る価値があると思う。
筋立てそのものは、もろに日本人好みの貴種流離譚だしね。
訳分からなくてつまんなかった、という感想になる可能性はあるけど、ちょっとだけ予習すれば、分からなくなるほど入り組んだ話でもないので、ぜひ食わず嫌いせずに見て欲しいな。
スターウォーズやブレードランナー、エイリアンなどのラインのSFの礎となった、アイデアに満ちた作品だし、王蟲の方が勝ってる、と思ったリンチ版のサンドワームとコンセプトは一緒だけどチャチじゃない。
ありとあらゆる描写の質感が気に入って、作り物に見えなくて、あの感覚を味わうためにも、ぜひもう一度見に行きたいと思っています。
壮大で贅沢な序章
ポールの成長譚として面白く観ました。線の細い不安定な彼が、父や親しい人の死、自らの死や生に対する恐怖を経て、自分の足で立つ一人の男になりましたね。憑き物が落ちたような自信ある堂々とした姿に拍手です。
未来を視る力が物語にどう関わってくるのか、続編が楽しみです。
しかし悪役のおじじはわかりやすくて物足りない、黒幕の皇帝のあくどさに期待します。
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