DUNE デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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155分じゃ短い
待ってました!
あの、「デューン 砂の惑星」が再再映像化。しかもビルヌーブ監督。トレイラーだけでも期待が高まる。
鑑賞直後の感想は満足の一言。昔のデビッド・リンチ版は少し残念だっただけに、少し心配はあったけれど、その不安は一掃。
まずはビルヌーブ監督の描き出す映像美。影が強く意識されたコントラストの強い画面。左右対称やきっちりとした黄金比(多分)に収まっている安定した絵面。常に優雅さをまとった画面を堪能できる。この辺りは「ブレードランナー2049」などで築かれた安心感から、全てを預けて観ていられる。さらに、ハンス・ジマーの低音を効かせた静かで力強い音楽が圧倒的に調和している。
物語の背景を丁寧に説明しているのだけど、知っている自分としてもまどろっこしくなく、余計な説明に聞こえない。新旧ファン双方への配慮は、絶妙なバランスで成功していると思う。
役者陣もしっかりしていて、ティモシー・シャラメはポールのイメージにぴったりだった。ハヤカワ書房の古い挿絵(確か石ノ森章太郎さん画)は、円顔でその印象が強いのだけれど、現代版のポールには彼しかないだろう。レディ・ジェシカのレベッカ・ファーガソン、アトレイデス公爵のオスカー・アイザックもバッチリはまってました。
展開も、いたずらに盛り上げずに、壮大な原作にあわせたように、じわじわと感度を上げていき、スケール感の大きさを感じさせる、横綱相撲のような圧巻の進み方。急がず丁寧に、かつ冗長にならず。155分は普通では長時間だが、個人的にはあっという間に過ぎていて、もう少し長くても良かったなと思えた。
ちらほら映画評を見ると、IMAX推奨との事。今回は一般の画面と音でしたので、2回目鑑賞決定しました。
映像は引き込まれるが・・・・??
羽ばた機は砂漠に不向きだよね
言わずと知れたSF小説不朽の名作の実写映画。
リアルタイムでリンチ版を劇場鑑賞、ホドロフスキーのDUNEも数十年前に1度ビデオ鑑賞している身としては現代技術でどこまでその世界観を映像化できるのか期待せずにはいられず、今年一番待ち遠しかった作品。
あえて事前情報をいっさい仕入れなかったこともあり、まず冒頭のタイトル下の表示を見て本作がパート1にあたるということを知りひっくり返った。
リンチ版と対等に評価されるべき作品と勝手に決めつけ、1作で完結することがルールかのように思っていた自分に反省しつつ、砂漠のシーンではロケなのか、セットなのか、CGなのか全くわからないがとにかく美しく広大な映像に胸を打たれた。
劇中にはベネ・ゲセリットやクイサッツ・ハデラッハなど独特の宗教観や哲学から説明するのも難しい用語やそれらにまつわるシーンが多く出てくるが、鑑賞者にある程度の知識や読み取る能力がある事が前提での割り切った演出はさすがドゥニ・ヴィルヌーヴと言いたい。
ブレードランナー2049でも見せたオリジナルから大きく逸らすことのない演出は本作でも同様であったが、中世貴族社会がモチーフに対し正座してのお辞儀、鯉のレリーフ、和傘など所々にジャパニーズテイストを盛り込んだディテールなどのチャレンジも評価したい。
が、いかに2部構成が許されていたとしてもやはり155分であの進行具合はいただけない。
少なからず何度か中だるみを感じた分、もう少し短くまとめることができたのではないかと思う。
本作は映像化の難易度から数十年に渡り幾度も頓挫するといった歴史的背景があることから、映像や演出面を中心に語られるべき作品と考え、あえて役者の演技や雰囲気についてはここでは述べないことにするが、レベッカ・ファーガソン、オスカー・アイザック、ハビエル・バルデム、ジェイソン・モモア、ステラン・スカルスガルド、ジョシュ・ブローリン、シャーロット・ランプリングなど錚々たる役者がキャスティングされ、映像化の挑戦という意義の他、配役だけでも見る価値のある作品と言っても良い思う。
二部作の前編のようです
現代に作った古典SF映画。
DUNE/デューン 砂の惑星
さて、待ちに待ったDUNE。
実は俺、35年程前の大ファン。小説はシリーズ全巻読破(全17巻)。フランク・ハーバートが亡くなったので完結しなかったのが残念でしたね。映画はデビット・リンチはもちろん、ホドロフスキーのドキュメンタリーも観てます。ドラマはDVD買ったもんね。
で、今作品だ。酷かったデビット・リンチの作品をどの位超えているのか、期待大で着席。
ん?最初のタイトルにPART ONEてついてるぞ。もうシリーズ化決まってるの?てことは今作はどこまでやるんだろうって想像しながら鑑賞。ふむふむ、最近の作品にしては、スローテンポで、ワンシーンワンシーンが丁寧だ。音楽もズッシリ響いてくる。さすが、ドゥニ・ヴィルヌーブ、過去の名作のリメイク得意なのね。
何より、原作の世界観を崩してない所が良かった。惑星間を移動できる科学があるのに、アナログなメカ類。皇帝を頂点とする貴族社会。現代の小説が原作ならこんなの有り得ないよね。
ということで、映画のクオリティ的には満点で、凄く楽しかったです。ただ、ここで終わり?起承転結で言うと起承転の頭まで。これから復讐劇の始まりだもんね。早く続き観せてよ〜。
少し残念
難しい話は置いといて、映像は綺麗!
内容が理解するのには、元ネタを知ってる必要があるので、初見では厳しいです。
理解をできなくても、スターウォーズなど他の作品に似たストーリーであり楽しめました。
ただ、砂の惑星がメインであると言うのであって、暗いシーンが多く視聴者が「今のは何?」って思う場面が多々あります。
また、音を立てずに歩くという設定はもう少しハードルを下げた方が良い作品になったと思います。
歩き方が不格好で、あのシーンは残念。
まさに義経と弁慶の様なキャスティングも見事
今年ベスト(たぶん)
この世界にとって重要な資源"スパイス"が採れる砂の惑星デューンに皇帝の命を受け、統括しに来たアトレイデス一家(ティモシーはこの次期当主)が何とかデューンに元々住んでる一族(名前忘れた)と手を組もうとするも、実は皇帝が元々デューンを統括していたハルコンネン家と手を組んでアトレイデス家を陥れようとした陰謀で、、という話。
正直、絵面はずっと砂なので地味っちゃ地味なのだが、ドゥニ監督独特の映像美にハンス・ジマー(ノーラン作品常連で映画音楽と言ったらこの人)の音楽がのってくるともう最高よ。モンハンっぽかったけどやっぱり砂虫の描写が好きだったな。
さらに、基本的な話は皇位継承モノなのですが、今作ティモシーが父親の後を継ぐだけではなく母親からも然るべきものを継承している。それがティモシーの中性的な風貌とマッチしていて説得力がある。
さらにこの世界で女性はイスラム教の女性のような髪や顔を隠したスタイルで、イスラム教徒じゃない身からするとあの格好って女性が抑圧されてる象徴のように見えるんだけど、実は影で世の中を動かしていてその力をずっと女性達で継承している、というのが良かった。
しかも"声"を使うと言ったことをその人に従わせられるという最強の能力。途中お母さんがその能力を最大限に活かすシーンが出てくるんだけど、何でもありになりすぎて笑っちゃうから(笑).
最初タイトルにpart oneってついてるようにドゥニ監督は絶対2部作(かそれ以上)でやりたいけど、製作の時点で次があるかは決まってないらしい。なので本作中もめちゃくちゃ次回作の予告のような映像をティモシーの未来のビジョンで何度も見せられて、全然今の話よりそっちのが面白そうだし、ここまで見せるなら絶対やってくれないと無理!ってなる(笑)
さすがに評価も高いし、興行もいってそうだから次あると思うけど。
うーん、わかりづらい
重厚感ありました
自分はリンチの方が👍
夜勤明けにはキツイ
1.5倍再生モード希望
この映像化が観たかった(ToT)
SFファンなら、その偉大さが判るフランク・ハーバートの古典的SF小説、DUNEシリーズは、過去に鳴り物入りで2度映画化されて大失敗。巨匠アレハンドロ・ホドロフスキー監督は10時間超の大作に挑み完成出来ず挫折しメイキングフィルムのみが残った。
その後、鬼才デビッド・リンチ監督は撮り上げた長尺ものをカリスマプロデューサーのラウレンティスにズタズタに切り刻まれた短縮版を公開されてしまい、世間から壮大な失敗作の冷酷な烙印☠️
今回のドゥニ・ヴィルヌーブ監督版DUNEは非の打ち所がない傑作が爆誕した!無駄なショットなし、演技者の表情の演出など、研ぎ澄まされた作品に仕上げて来たな監督。これはもう、つべこべ言わずに観るしかない!
開巻のタイトルにPART ONEと添えられていて嬉しい予感でいきなり泣きそうになる。
素晴らしい作品、壮大な叙事詩が幕開け╰(*´︶`*)╯♡
オレはこういう映画が観たいんだ‼️ガオ〜ッ
新たな冒険の旅の始まりだ
映像はいい
リンチの砂の惑星ははるか昔に見てよく覚えていない。DUNEの光景やインテリアや衣装は素敵だが、いかんせん話が古典的というか、物語の原型を出ておらずいささか退屈。
例えば帝国と植民地支配、貴族階級と平民、白人と有色人種の対立、裏切り、共闘、さらに聖母子、メシア降臨のような。
言葉を武器として使う術みたいなのは面白かったけど。
スターウォーズみたいに何作もつくるんでしょうか。
圧倒的映像技術で観る砂の惑星
こんなガッツリのSF映画は久々。特有の世界観を圧倒的な映像技術、映像美で観ることができる。
本作は序章。ゆえに物語としてエンジンがかかるのに時間がかかるが、そこは今後に期待ということで。
ティモシー・シャラメ演じるポールはいかにも若い王子様という感じだが、非力ではなく、救世主としての片鱗も随所に見られる。このキャラクターの成長も今後に期待。
3部作になるという噂もあるが、しっかり完結まで追っかけていきたい。
問答無用の圧倒的エクスペリエンス!
"DUNE/デューン" シリーズ第1作。
IMAXレーザー/GTテクノロジーで鑑賞(字幕)。
原作は未読、デイヴィッド・リンチ監督版も未見。
確かに映像がすごい。隙のない完璧な映像美とダイナミックなアクション・シーンが圧巻。もはやひとつのブランドと化したドゥニ・ヴィルヌーブ監督の演出に惹きつけられました。
砂の粒子の一粒一粒まで映し出す高精細映像と、全身を包み込むような音響によって、圧倒的な臨場感を醸し出していました。これぞまさに映画館で観るべき映画だな、と…
この迫力は是非ともIMAXで堪能していただくことをおすすめします。IMAXが無くても、とにかく映画館のスクリーンでご覧いただきたい。その価値の充分ある作品でした。
ふたつの大領家の抗争が全宇宙を巻き込んだ革命戦争へ繋がりそうな展開にワクワクしたし、圧倒的な映像の迫力に魅せられっぱなしの2時間半でしたが、少々不満を感じた部分も。
序盤から中盤に掛けてかなり背景説明に時間を割いていたせいか、展開がスローなのが気になりました。早朝回を観に行ったため睡魔に襲われ、瞼を抉じ開けるのに必死でした(笑)。
途中幾度か寝てしまったせいでハルコンネン家と皇帝の繋がりが把握し切れず、悔しかったです。せっかく観に行ったのに不覚であります。続編あるなら、万全の態勢で臨みたい!
原作は文庫本で上・中・下のボリュームだし、一本の映画にまとめるのが困難なのは理解出来るので、本作のヒットにより無事第2部が製作され、上記の不満を吹き飛ばしてくれる最高のフィナーレを迎えることを祈りたい。
[余談]
ティモシー・シャラメ。本作が初めて観た彼の出演作になりましたが、圧倒的な存在感とそれに相反するような儚さを同居させた、すごい俳優さんだなと思いました。
[以降の鑑賞記録]
2024/03/09:Amazon Prime Video(吹替)
※修正(2024/03/09)
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