DUNE デューン 砂の惑星のレビュー・感想・評価
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砂の惑星が生きている
飛行物、建造物、人物、衣装、すべての造形が素晴らしい。そしてゴツい奴等に囲まれた、繊細かつ力強く立ち上がっていくシャラメに見惚れる。 スターウォーズと異次元の美しい叙事詩。
ベースをグリッサンドさせる「デューンごっこ」が巷で流行っていた
『メッセージ』(2016)を観た時に感じたデューン。いや、言葉にすると「ドゥーン」といった重低音の効果音なのですが、その時からビルヌーブはデューンだったと個人的に思っています。その「ドゥーン」がハリウッド作品でよく使われるようになり、この股間に響くかのような低音に痺れてしまいました。それが今作でも使われると思っていたのに・・・やはりハンス・ジマーの音楽そのものが重厚サウンドなだけに、振動がかき消されて効果が薄れてしまったのでしょうか、この点は残念でした。 “PART ONE”の文字で、前編をいかにしてスリリングで期待を込めた終わり方ができるのかを楽しみになり、リンチ版は超えるだろうと思っていたのに、なぜか物足りなかった。やはり見せ場がなかったせいなのか?サンドワームの凶暴さや迫力といった点ではリンチ版のほうが凄いと思えたし、結局は後編のための前振りに過ぎないのではないかと感じたのも事実。良かったのは俳優の演技だけだったかもしれません。 とにかく、砂漠でも強いアクアマンや指パッチンのサノスまで登場するし、敵側にはドラックスのデイブ・バウティスタまでいるのです!そんな激しいアクションも期待していたのですが、それは後編になりそうです。 前編だけの評価はできないけど、敢えて付けるなら3.5点。やはり壮大で胸アツの映像を楽しんでから「素晴らしい」と言いたい。
もうSFの第一人者と言っても過言ではなし
デビッド・リンチが失敗してしまったSF小説の映画化を「ブレードランナー2049」や「メッセージ」のビルヌーヴ監督がチャレンジするというので、どんな仕上がりになるのか楽しみだった今作。 かなり良かったんじゃないでしょうか! 映像技術はリンチ監督の時と比べて劇的に進歩してるので、その壮大さや迫力などが比べ物にならないのは当然といえば当然ですね。 それに加えて、今作は前後編に分けて撮られるということで、リンチ監督作の2時間に無理やり詰め込み過ぎて内容カッスカスとは違って、キャラクターの作り込みが濃厚なのも良かったな。 どんだけ製作費かかってるのか分からないけど回収できるのかな?後編早く観たいけど製作できるのかしら?笑 それだけが心配です…苦笑
ビルヌーブ風味がてんこ盛り
それに、”シャラメ”というメインディッシュがDUNE(でーん)と構えていれば、それはそれは満漢全席感たっぷりの作品だろう
いきなり"PART1"と銘打つのも、これが続くことの嬉しさと怖さが同居した何とも言えない感情が溢れ出る
さぁ、この呪われた偉大なる原作の映画化がキチンと終着するかどうか、心して追いかけていきたい
好き嫌いは別として… 殆ど完璧
第一に、宇宙SF映画としてこれほど端正で破綻のない映像、物語進行を見たことがない。 第二に、第一で感じた締まりやブレのなさが、映像化されている殆ど全ての造形物のデザインや、各役どころの持つイメージとそれぞれの出演者にもまさしく表れている。架空世界なのに過不足や違和感を感じさせない宇宙船航行や高度技術、無理に“異世界風”にしない服装や装置、小物。各役柄と完全に合致した各役者の顔つき、演技の抑揚。 第三に、物語を壮大なサーガとするための第一作目として、身近な日常生活の雰囲気から国や宇宙の説明、主人公のキャラクター設定と方向性の提示、それらの描写の間に観客を退屈させない新味ある映像や展開の出し方。 端的に言って、緻密に作られた素晴らしいSFの始動作には間違いないと思います。IMAX鑑賞に値します。 なおスターウォーズの上位互換みたいに言う批評があるようですが、私的にあちらは元々1960-70年代に多かった”戦争娯楽映画”(@宇宙)なので、比べたらフェアでないと思います。雰囲気はやはり監督が同じなブレードランナー2049に近い。 ただ私はブレードランナーが大好き(特に最終版)で当然2049にも好感とセンスは感じましたが、どうも前作のような引き込まれる熱意とかサイバーな一体感を感じませんでした。その意味でこのDUNEも、これだけ上手く作ってあるのに何故か心の躍動や没入感を得ませんでした。 もしかすると、1984年ディヴィット・リンチ大巨匠の「DUNE」がサンドワームの出現以外あまりにも話の意味が分からなかったので、今回もアレが出てくるまで引き気味に観る先入観のようなものがあったかも知れませんが…。 次回作では、イケメン過ぎる主人公に全集中の呼吸で共感しつつ、前のめりで観るようにします。
2部作であることさえ事前に知っていれば、素晴らしい作品だとわかるは...
2部作であることさえ事前に知っていれば、素晴らしい作品だとわかるはず。ビジュアル完璧だし、よくある雰囲気横移動カットがないだけできちんと演出しているとわかる。
スタイリッシュでDUNE大好き監督が作った正統派si-fi
これは絶対IMAXで見る映画だとの予知夢を受けてUSシネマで鑑賞。予知夢は、正しかった。音響の壮大さ映像の美しさに文句なし、良かったです。
もしかしたら万人受けする作りでは無いかもですが、DUNE genuine というか、ゴリゴリのsi-fiファンとして強く世界観に引き込まれました。もともとの原作でも、過去の映画化でも、敵は醜く、皇帝諸侯も欧州中世のそれに類した描かれかたをされているので気にならない、ただキーマンは流石に多様な人種の方達を起用しているのが現代ハリウッド風。
メカニック(シールド発生装置やトンボ型オーニソプターのリアリティ!)やデザイン(ゴシックをベースとした宇宙船や建物最高!)、ずっとコレらを映してるだけの映像でも十分なくらいでした。
配役もポールのお母さんのジェシカさん、美しく謎と強さを持った役所、深くストーリーにも絡んでるあたりも、もしかして影のヒロイン?て思えるくらいスポットがあたってました。ポールは旧作映画のカイルさんと比べられてさぞプレッシャーがかかっただろうが、全然負けてない、今後更に化けそうな演技と存在感でした。監督、凄い主役を引き当てましたね。
ほとんど完璧でしたが、あえて違和感を覚えた所を挙げるとすると、
①ドクターユエ(yueって月のこと?)の設定
なんでもかんでも中国風取り入れたらミステリアスでエキゾチックでええんちゃう、というハリウッドの浅ーい演出の悪いところがででしまってます。おでこのマークは(帝国式条件付けのはずが)ただのオシャレマークぽくて余計。ポールまで普通語喋ってのも余計。
②アクションシーンが旧作映画と比べ…。
ジェイソン・モモアさんは個人技として文句なし。ジョシュ・ブローリンとティモシー・シャラメのムードが出ないと言いつつ格闘練習するところも頑張ったとしよう。それ以外の兵隊同士の戦いはなんだか通常の肉弾戦という感じで印象が薄い感じ。もっとこうDUNEという星の異質な戦い方を期待していたが(監督さん、格闘指導の方、欲張りでゴメンなさい)
それでも近年随一、映画館で観るべき映画なのは間違いないです。
シンプルなビジュアルデザインと広大IMAXスクリーンに照らされる、スペクタル貴種流離譚の序章だが、シャラメくんが凛々しい
昔デビッド・リンチ版のデューンのビデオが何故か家にあったので、何回となく観た作品だが原作は未読。(原作に詳しい人によると割と忠実な作品らしい) ちなみにリンチ版はクセの強くてアクションもスペクタルも弱く(リンチがその部分に興味ないからか?)ダイジェスト版的作品だが割と好き。 結論は、現在日本に2カ所しかない正方形に近いフルサイズIMAXスクリーンで観るのが、もっとも効果的な秀作だと思う。 監督もそのつもりで製作した発言しており、個人的には横長画面が当たり前の今だが、人物ドラマなどは正方形に近いスタンダードサイズの方が適していると思うので多種多様なフレームサイズに対応できるフルサイズ型IMAXスクリーンの映画館が増えるのを期待する。 スマホやタブレットで観る映画とは違う付加価値にもなるので。 映画全体もシンプルなビジュアル・デザインととても美しい撮影とシンプルでゆったり感がある進行だが、アクションやスペクタルの盛り込まれて要所要所てキレもあり2時間半を楽しめる。 ロシア映画の映像詩人アンドレイ・タルコフスキーの映像を想定させた雰囲気を持ちながら、テンポや音楽は今の映画と観客に、分かりやすく見せたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の前作『ブレードランナー2049』を更に発展させた語り口で、しっかりと骨太で壮大なドラマに落とし込んでいる。 美術や衣装などはシンプルだが、美しい照明や舞台効果によってリアリティもありリンチ版のバロック調とは違う世界観を見せてくれる。 正直本作の予告編を見た時は、絵面が地味かな?思っていたところは、凝って毒毒しい装飾美術よりシンプルデザインや人物などを正方形に近い画面フォーマットの時に空間を際立たせて砂の惑星以外での空や海や雨などの静粛さに貢献して人物やストーリーに目を向けて注視できる。 主役のポールを演じるティモシー・シャラメは、気品を感じさせる立ち姿と凛々しい表情で、アクションもこなしてハマり役!旬な役者のシズル感を出しながら、悲劇的序曲を駆け抜ける。(歩き方に特徴があると田中宗一郎氏が指摘していたが三人で並んてくる場面で確認できた) その他には母親役のレベッカ・ジェファーソンの美しさやちょっと若い頃のセガールに似てきたジェイソン・モモアの頼りになるカッコ良さなども良かったが、義母役のシャーロック・ランプリングの風格ある姿も印象的。 気になるところはあまりなくちゃんとpart2が製作されるのかな?な感じ。 原作の細かい設定などは特に説明されずに、作劇の進行で何となく理解できる作りだが、全体的シンプルな貴種流離譚(きしゅりゅうりたん)で、ストーリー的サプライズは少ないが、IMAXフォーマットを現時点で最大限に使った映画館で観る映画としての記念碑的作品としてオススメできる。 フルサイズIMAXフォーマットでの感想なので地方の方が体験して観るのに厳しい側面があり申し訳ないレビューになってしまったが、この作品がヒットする事で、フルサイズIMAXが普及する事を願う。 「シャラメくんの思い出」 コロナ以前の池袋の名画座にて、マニア向け作品を鑑賞後に場内を出ると、名画座には見られないオシャレな女子(袖の膨らんだワンピースなど、昔の少女漫画みたいな服装も!)が多数オールナイト上映に並んていたのでビックリしたが、その時はシャラメくんの特集オールナイト上映でした。 普段の名画座の客層は自分も含め多数の映画マニアのオッサンや爺さんが、ブツブツひとりごとを言いながらマウントする為に蠢く場所なので、彼女達のシャラメくん命でハツラツとしたオーラに、自分はいたたまれなく早足で劇場を去った事を思い出す。
まさに原点
原作は読めてませんが、その後の色んな作品や作家たちに影響を与えてる作品なんですよね…ナウシカとかスターウォーズがこの作品に影響を受けてると聞いて納得しました。 まだまだ物語は序盤ですが、丁寧に映画化しようとしてるのが分かって今後が楽しみです。 パート2、パート3と絶対また映画館で見たい。 音楽も映像もとても迫力があり、かっこよくて… ホビット以来のシリーズを待ち望む作品になりそうです。
狙い過ぎか
荒涼とした景色、壮大な音楽、張り巡らされた伏線…やりたい事は分かりすぎるほど分かるが、初っ端から狙い過ぎでは? 思わせぶりな演出や派手な伏線が、序盤から連続する。…ので、カタルシスが全く無い。こういう演出は中盤〜後半に掛けてたまにあるから良いんであって、観客が物語を理解する前に連発したら、ポカンと引くだけである。「何か初っ端から凄い事が起こってるっぽいけど、何なん?」と言った感じである。 終始同じ様な絵面が続く上に、曲もほぼ同じ。そういえばこの曲、IMAXのデモで流れてる曲に似てない? いわゆる「見せ場」もこれと言って斬新な物ではなく、戦闘シーンも似たようなものが何度か繰り返される。 スターウォーズやブレードランナーといった壮大な物語感を(嫌というほど)感じるが、それこそ同作品の様に「入り口は狭く、出口はバカでかく」作るべきだったのでは。 とにかく積み重なる物がない為、「カタルシスが感じられない」。これが総評である。
続きが映画館で観たい宇宙叙事詩!!
昔は映像化不可能と言われていた「砂の惑星」が劇場公開されましたね。\(^o^)/
原作読んでいないけれど、30年以上前の高校時代に知人から薦められた覚えがあり、観にいきました。
いや〜!!楽しめた!!
『スターウォーズ』、『銀河英雄伝説』、『ギャラクティカ』とまた違った壮大な宇宙叙事詩でした。
タイトルで〈ONE〉とあり、ラストには〈To Be continue〉となり、早く次が観たくなる映像でした。
ポールとチャミの未来は!?
未来予知の変化は!?
原作読みたくなったけど。
映画館で大音量で身体が震える重低音を体感すると次回も映画館で観たい宇宙叙事詩でした。
吹替鑑賞
ゆっくり観ることが、できました! 4年ぶりのMOVIX亀有でした。 トンボみたいな飛行機面白い! ポール、お疲れ様! 素敵なお父さん、お母さんですね! ダンカン、カッコいい! 次回作、楽しみです。
次!
改めて、デヴィッド・リンチで良くね?と思った。もちろん、ちゃんと編集にまで関与していただいて。 ブレードランナー2049にも感じましたが、映像・音響は美しいのですが、ただまあそれだけかなぁ。キャラクターも、リンチ版が良かった。 これからやで!というところで終わりましたので、続きも公開されれば見ます。この映像は、劇場で見なきゃ意味がありません。
スケールの大きさと尺の長さに観た後疲労感が…
原作未読です。ティモシーシャラメ、レベッカ、ゼンデイヤと私の好きな俳優が集結しているためにこれは観ないと!と鼻息を荒くして、ドルビーシネマで気合い入れて観ましたが、わたしにはイマイチ合わなかったかなぁと。 壮大なスケール感と豪華キャスト陣、膨大な資金を投じて製作されたのでしょう、臨場感とスリル感満載でした。ここはドルビーシネマで観て正解! またミステリアスな音楽とともに、スピリチュアルな要素が散りばめられた物語も好きで、後編も楽しみです! しかし、どうしても時間が長く、集中力が続かなく、観賞後にはどっと疲れが押し寄せました。原作未読の方には体力がある日に鑑賞することをお勧めします!
異色のSF
SFなんだけど、ライトセーバーが出てくるわけじゃなし、光線銃も出てくるわけじゃなし、ひたすら剣で戦ってるし、背景が一面茶褐色で、絵面が非常に単調に感じました。 なんで西暦10191年にもなって羽根のはえた乗り物が主流なんだろうか? ブレードランナー大好きの私の嗜好とは大きく乖離した世界観が展開されるし そして何より、宗教色が強すぎて違和感満載の2時間半でした。 もっとも、原作好きで砂の惑星フリークなら楽しめるのかもしれません
シールドの意味って?(笑)
「デューン」と言う作品は、80年代に大コケしたSF映画(笑)と言う認識しかなく、原作も知らないですし、ファンと言う訳でもありませんので、そういう視点で・・。
「ブレードランナー2049」と雰囲気似てるなあ。が、最初の感想(笑)
監督一緒なので、作風が似るんでしょう。
しかし、壮大さを感じさせる演出や宇宙船等のデザインセンス、(トンボ型ヘリ最高!)作品全体の色合いは、好みで良かったです。(だからブレードランナー2049も嫌いではない。)
原作が長編小説らしいので、予備知識前提のストーリーは仕方ないし、少し分かりにくいですが、初見でも全く??と言うほど話についていけない事もありません。
後半、母親と二人で逃げ惑うところ辺りから話のテンポが冗長に感じられ、「俺達の戦いは、これからだ!」で終わる(笑)
次回作に期待なのですが、ハリウッド映画って最初から二部作、三部作構想で作るけど、ヒットしないとほったらかしが、よくあるからなあ。(苦笑)
シールドを展開して戦うシーンは、当たった際に像がブレる演出は見づらく、集団戦に至ってはごちゃごちゃ!完全ではない設定があれど、後半ジェイソン・モモアそんなの知らないとバッサバッサ斬りまくり!
オスカー・アイザック全裸で巻き込み自殺(笑)
敵側のボス、何故か胴体伸びて空を飛ぶ(一人だけ!)謎のコールタールに浸かり怪我の治療(原作に設定あるの?(笑))
白兵戦、全て剣での戦いで、銃の概念がないのかと思いきや、砂漠の民は銃持ってるし、でも夢の中では砂漠の民もやっぱり剣で戦う。宇宙船からのビーム攻撃のシーンあるから、レーザー銃くらいあるのでは?
唾吐く挨拶や、唾でコーヒーのシーンは、水の貴重さの演出なのでしょうが、全体的にその貴重さを感じる水不足感の演出が無いので、ただ、「キモッ!」としか。
と??な部分は、個人的にありますが、良質のSF映画ではありますので、好きな方は是非。IMaxでの鑑賞がお薦め。
映像美はあるが…
物語が進んで展開してくまでが長い。映画全体としても長い。何部作なんだろうコレは。トンボみたいなヘリコプターみたいな乗り物とか宇宙船なんかはSF好きとしては惹かれるものはあったし、映像美はあったけど、Part1てこともあってイマイチよく分からなかった。
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