「壮大な物語の始まり」DUNE デューン 砂の惑星 ネコと映画と人生とさんの映画レビュー(感想・評価)
壮大な物語の始まり
本作は《物語の序章》に過ぎません。「本作だけで物語が完結する」と思って観に行くと「なんじゃ この終わり方は…」となってしまいますのでご注意下さい。まさに【プロローグ】的なストーリー内容と映画の構成になっています。
制作陣が「この物語を『何部作』で構成するつもりなのか?」は分かりませんが、私としては「本作は序章としては申し分無い出来だった!」と感じました。 1本の映画としても充分楽しめます♪
映像・音楽・原作となった【古典的なSF小説】を現代的に蘇らせた脚本・衣装・美術・そのどれを取っても高水準の作品だと思います。
願わくば「本作が興行的に成功する」なり「興行的には失敗とは言えない」なりの結果を出して、キチンと続編が作られて日本でも公開されると良いのですが…。
(1作目の公開前から続編の制作が決定していながら、いざ1作目が公開されたら興行成績が大コケで、続編の話が立ち消えになった作品が過去には幾つもありましたしね…)
もっとも、仮に本作がコケて続編が制作されなかったとしても、一応《本作だけでも成立はする》終わり方にはなっているので、それならそれで諦めは尽きますが(笑
例えて言うなら『短期間で連載が終了した少年漫画』の様な終わり方と言えば お分かり頂けるだろうか。「オレ達の戦いは まだまだ終わらない」的な「ここから本当の物語が始まる」的な感じのラストです。
【追記】
あとエンドロールは《洋画の大作》にありがちな『長い』やつです。 …が エンドロール後には何もありませんので、もし「トイレを我慢して鑑賞している」状況ならば、エンドロール突入後 速やかに席を立っても問題はありませんよ。