「映像美とスペクタクル感とじれったさ」DUNE デューン 砂の惑星 N.riverさんの映画レビュー(感想・評価)
映像美とスペクタクル感とじれったさ
原作未読。
ドゥニテンポ、とでもいうべきゆったりした速度で進む物語が独特。
見通せそうで見通せない、何かが大きく動きそうで動いたのか?
な、じれったさと静けさが見る者を作品世界へ引き込む。
全体はアラブテイスト。しかしながら物語は中世ヨーロッパの戦国モノ。
戦闘にはアジアンテイストが入り混じる、新たなスターウォーズ感が斬新。
衣装も含め絵は、テラテラ、ぴかぴかのハイテクSFとは一線を画し、
それがまたシブくゴージャスである。
PART ONE ということもあり、物語はまったくの序章なのだろう。
ただどうも王道のようで、先の展開が何となく読めてしまう感じがした。
その分、映像にしっかり目が行き届くという配分でもある。
古典SFを現在のセンスでずっしり味わう、そんな作品と観た。
続編はここへ変化が加わるのか。
加わるなら劇場へ行ってもいいかも、と感じている。
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