「こんな映像体験は初めて・・・」DUNE デューン 砂の惑星 浅見探偵さんの映画レビュー(感想・評価)
こんな映像体験は初めて・・・
IMAXレーザーGTで観る「デューン 砂の惑星 PART2」の先行上映会に行ってきた。いやあ、こんな映像体験は初めて・・・掛け値なしで、感動した。
IMAXレーザーGTのある映画館は日本では、「グランドシネマサンシャイン池袋」と「109シネマズ大阪エキスポシティ」の2か所だけ。2021年に初めて「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」を、エキスポシティのIMAXレーザーGTで観てから、しばらくこのスクリーンに填まったが、最近はそれほどでもなかった。
それが今回の「デューン 砂の惑星 PART2」は、全編がIMAXカメラで撮影された驚異的な映像で、すでに高く評価されていたものの、実際に高さ18m×横幅26mの巨大スクリーンの迫力を、今回ほど感じたことは過去にはなかった。全身で映像と怒濤の音響を浴びてきた感じだ。
本作はドゥニ・ビルヌーブ監督によるパート1が2021年に公開。そのときもIMAXレーザーGTで観たものの、それほど面白くもなく、映像的感動もなかった。ストーリーも単調だったし、寝落ち寸前だった。当時の私の評価は★3.7。
しかし今回は違う。まあ、あまりに話がややこしいのと、出てくる劇中の用語が難しいので、前もってYouTubeなどで学習し、パート1も配信ビデオでしっかり見直していったこともあるのだが(絶対に少し勉強して、パート1も観ておくべき・・・話がともかく複雑だから)、ともかく、もの凄い映像と音響なのである。
007以来、「RRR」や「ミッション:インポッシブル」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3」など、IMAXレーザーで10数本は観たが、本作は絶対に、このシステムで観るべき映画ナンバーワンである。★の評価は4.5。
もう一回は、観に行きたいと思っている。こんな映像体験、なかなかない、と思うほどのもの凄さ。 大げさだが、見終わったとき、私も砂漠の香料「メランジ」に冒されているような錯覚さえ覚えたのだった。