「古くて、新しい」DUNE デューン 砂の惑星 Lucky!さんの映画レビュー(感想・評価)
古くて、新しい
小説「Dune」が刊行されたのは1965年…、アポロ11号の月面着陸は1969年で、それよりも前に作られた話だとは恐れ入りました。映画化については、今日まで全く大衆受けしない作品が作られたり、制作寸前までいったものの頓挫してしまったりと、思わしくなかったようですね。ようやく56年という時を経て、大迫力のCG映像で観ることができたことに感謝です!
もし、これから観ようという方は注意が必要なんですが、スターウォーズのような映画を期待しているとしたら、それは違います。小説DUNEはスターウォーズに影響を与えたそうですが、 映画DUNEは話の流れがゆったりとしていて、終始重たい雰囲気で、スターウォーズのように軽いジョークを飛ばす人なんて一人も出てきません。ましてやドジでユニークなロボットなんて何処にもいません。派手な空中戦などもありません。
チョコレートに例えるなら、スターウォーズがミルクと砂糖で食べやすく作ったカカオ50%のチョコで、DUNEはほとんどカカオのチョコ。甘くないしボソボソして食べやすくないです。かなりビター。大人の味、本来のチョコの味。そんな感じ。伝わらないか?(笑)
とにかく独特な世界観を味わうには最高です!
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