「基本設定やあらすじを頭に入れてから映画館に行こう!」DUNE デューン 砂の惑星 Imaimaxさんの映画レビュー(感想・評価)
基本設定やあらすじを頭に入れてから映画館に行こう!
DUNEの原作は、海外では非常に有名な全6部(日本の文庫だと全17巻)からなる長大なSFシリーズです。その設定や世界観はスターウォーズや風の谷のナウシカにも影響を与えたと言われています。
「砂の惑星」はそのシリーズの第一部であり、今回の映画はその前半部分にあたります。
原作がそれだけ有名なためか、ビルヌーブ監督も、いちいち説明しなくてもみんな大体わかるっしょ!とい感じで、基本設定や用語はサクサクッと流れていってしまうので、油断すると置いてけぼりにされてしまいます笑。なので多くの低評価があるのも理解できます。(採点もそれを考慮してマイナス1にしています。)
私自身は、遠い昔に原作小説を読みデビッドリンチ版の映画を鑑賞済みで、その上で事前に復習してから鑑賞したので、なんで何回も女の夢見るの?お母さんなんで超能力が使えるの?敵のボスがなんで宙を浮いてるの?箱に右手を突っ込めと言ってきたおばさんは誰だっけ?等々、なんとかフォローできました笑。
観客に知識がないと楽しめないというのは娯楽映画としてどうなんだという指摘はあるかと想いますが、それだけの理由でこの映画をスルーしてしまうのはもったいないと想います。
ぜひ基本設定やあらすじを頭に入れて(できれば原作小説を読むのがベスト)IMAXで観てください。自分が本当に砂の惑星に降り立ったような臨場感とストーリーへの没入感が堪能できます。
あと第一部故に、負け戦の鬱展開から少し希望が見え始めたところでのTo be continuedが、低評価の一因にもなっているかと思いますが、めでたく第二部の製作も決まったようで、めでたしめでたしですね!