「IMAXの真価」DUNE デューン 砂の惑星 チキンリトルさんの映画レビュー(感想・評価)
IMAXの真価
かつての映像化の酷評を理由に不安が漂う中で、ドゥニ・ビルヌーブがどこまでの完成度に仕上げられるかが注目されていたこの作品。
結果としては充分と言えるのではないだろうか。元より2部構成になると言われていた中での、2時間半越えの上映時間。時間を忘れさせられるほどの映像美と没入感であった。この没入感を生み出すのはIMAXでの鑑賞ゆえだろうか。通常盤での鑑賞による比較は必須と言えるだろう。
1部では、ハンコンネン家への反撃や、ポールの開花した能力の使用による戦闘について一切描かれていないためメインストーリーは2部に持ち越しとなる。
しかし2部構成であるが、続編の製作は正式には決定していないため、今や引っ張りだこのZ世代俳優のティモシー・シャラメのスケジューリング含めて不安が残る。
多くの用語や登場人物の説明をふっ飛ばした前編なので、後編でどこまで疑問を吹き飛ばせるかでこの映画全体の完成度を左右するだろう。
コメントする