「後半からが面白い」DUNE デューン 砂の惑星 華奈さんの映画レビュー(感想・評価)
後半からが面白い
原作も読んでいなくて予備知識ゼロで観たものですから、前半は惑星名や家名、人物名を把握するのに精一杯でございました苦笑。
加えて、ずーっとモノトーンとセピアの映像で、派手なアクションもなく淡々と進むため、少し退屈感はありました。
映像が暗いのがずっと続くと、明るい色彩が欲しい〜って思っちゃった。
それでも、唯一我慢して観ていられたのは、ティモシー・シャラメのおかげです。
とにかく流し目や仕草が美しく、どこか憂いのある表情といい、絵になるし、ずっと見ていたいって感じで惹きつけられるのです。
どこかで見た顔だなと思ってたら『インターステラー』の息子役で出てきた子だったんですね!
『インターステラー』もドハマリして3回は観ましたよ。
そんなことを思いながら前半はティモシー・シャラメを愛でながら退屈を紛らわせておりましたが、後半からが面白くなってきました!
ひ弱だったティモシー・シャラメが、殺された父の遺志を受け継ぎ、フレメンと手を組むまで…この成長プロセスがとっても良かったです。
現代版スターウォーズというところか。
『スターウォーズ』では諸事情でエピソード4からの公開で、生い立ちなどは後のエピソード1〜3で分かるという順番でした。
本作は時系列に沿って公開されていく分、前半は登場人物への感情移入はしやすくなるかも。
ポールの成長を見守りながら、フレメンの女性や仲間たちと帝国に逆襲するまでを一緒に応援したくなるような、そんな気分にさせられましたし♪
ポールがティモシー・シャラメでなかったら、ただの駄作になっていた可能性はあるかも。
ツッコミどころとしては一万年後の未来なのに、中世のような衣装で刀だけで闘うの?!という感じはしたかも。
個人的には予想を超えるハイテクなガジェットが出てくる方がワクワクするかな。
とはいえ、ティモシー・シャラメが好きなので笑。
続編も楽しみにしています!