「超駄作を何度リメイクしても、駄作だけど、それでもシリーズ化するのか?」DUNE デューン 砂の惑星 YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
超駄作を何度リメイクしても、駄作だけど、それでもシリーズ化するのか?
起承転結がない本作を鑑賞しながら、
賞味期限切れのSWを超す”次の長編SFシリーズ映画”の序幕作(5話中の4話位?)と期待して、
数多く出てくるマニアックな固有名詞や設定を注視していたが。。。しまい前に 飽きた。
古典に入るような原作に出てくる砂漠ミミズはSWや日本のSFアニメで何度も観たし、
盆栽や窓枠のオリエンタル調格子パネルがでてくるのはいいが
数少ないクリーチャー(知的怪物)をはじめ、数々のモノは想像力のかけらもオリジナリティもなく、
どれも これも出てくるんものはすべて B級SFで出尽くされたものばかりの連続。
唯一「羽ばたき機」というものがでてくるが、
8000年後でも、現代のオスプレイより性能は劣る。
その他もろもろ、進歩していない科学・文化があまりにもしょぼい。原作が古典であっても、それは許されない。
本作の舞台は現代の中東原油生産地をめぐる領主争いでもあり、アフガニスタンでもあるが
イエスを裏切ったユダとかでてきたり、「ダンケ」とドイツ語を言うキャラが居たり。。。 そこじゃないんだよねぇ
とにかくSFに興味と愛がない職業映画人が作った作品。
どうしても続編を作りたいならば、Netflixかamazonあたりで良いのではないだろうか。
また、日本の配給側としても、”メランジ”を「香料」と訳した人は正座をして反省をしなければいけない。
内容から言って、エンジン起爆剤の原料であるヘキサン系もしくは硝酸エステル系の固形原料物だと思われるが、訳すなら「起爆石」でしょう。
ワザと混乱させて、必要以上の糞空想を作っている。
本作がシリーズに成る資格があるのか、スターウゥーズの4~6部まで、を観て、比べた方がいいようだ。先かもしれないが、今回は後出しだ。