「SF大作の原点」DUNE デューン 砂の惑星 ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)
SF大作の原点
原作はアメリカの作家フランク・ハーバートによるSF小説シリーズ。
ホドロフスキーもリンチも納得のいかない結果となった劇場映画をドゥニ・ヴィルヌーヴが監督した。
「灼熱の魂」「ボーダーライン」などの傑作もさることながら、リドリー・スコットの名作「ブレード・ランナー」の続編をまかされた実力派。もちろん出来栄えは言うに及ばず素晴らしい作品だった。
今作でドゥニ・ヴィルヌーヴは監督のほかにも製作と脚本にクレジットされている。
この、「物語の複雑さ重厚さにより映像化が困難な小説」とされている作品を、二部作にまとめたうえで第1弾では原作の前半部分をほぼ網羅できている、という点からもドゥニ・ヴィルヌーヴの実力がいかに凄いかがうかがえる。
あらためて、映像が素晴らしいのは言うまでもない。
そして、ジョージ・ルーカスも宮崎駿も、まさにこれを描きたかったんだな、ということが痛感出来る映像作品だった。
第二部が楽しみだ。
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