劇場公開日 2021年10月15日

  • 予告編を見る

「現代に作った古典SF映画。」DUNE デューン 砂の惑星 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5現代に作った古典SF映画。

2021年10月16日
iPhoneアプリから投稿

DUNE/デューン 砂の惑星
さて、待ちに待ったDUNE。
実は俺、35年程前の大ファン。小説はシリーズ全巻読破(全17巻)。フランク・ハーバートが亡くなったので完結しなかったのが残念でしたね。映画はデビット・リンチはもちろん、ホドロフスキーのドキュメンタリーも観てます。ドラマはDVD買ったもんね。
で、今作品だ。酷かったデビット・リンチの作品をどの位超えているのか、期待大で着席。
ん?最初のタイトルにPART ONEてついてるぞ。もうシリーズ化決まってるの?てことは今作はどこまでやるんだろうって想像しながら鑑賞。ふむふむ、最近の作品にしては、スローテンポで、ワンシーンワンシーンが丁寧だ。音楽もズッシリ響いてくる。さすが、ドゥニ・ヴィルヌーブ、過去の名作のリメイク得意なのね。
何より、原作の世界観を崩してない所が良かった。惑星間を移動できる科学があるのに、アナログなメカ類。皇帝を頂点とする貴族社会。現代の小説が原作ならこんなの有り得ないよね。
ということで、映画のクオリティ的には満点で、凄く楽しかったです。ただ、ここで終わり?起承転結で言うと起承転の頭まで。これから復讐劇の始まりだもんね。早く続き観せてよ〜。

涼介