「問答無用の圧倒的エクスペリエンス!」DUNE デューン 砂の惑星 しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
問答無用の圧倒的エクスペリエンス!
"DUNE/デューン" シリーズ第1作。
IMAXレーザー/GTテクノロジーで鑑賞(字幕)。
原作は未読、デイヴィッド・リンチ監督版も未見。
確かに映像がすごい。隙のない完璧な映像美とダイナミックなアクション・シーンが圧巻。もはやひとつのブランドと化したドゥニ・ヴィルヌーブ監督の演出に惹きつけられました。
砂の粒子の一粒一粒まで映し出す高精細映像と、全身を包み込むような音響によって、圧倒的な臨場感を醸し出していました。これぞまさに映画館で観るべき映画だな、と…
この迫力は是非ともIMAXで堪能していただくことをおすすめします。IMAXが無くても、とにかく映画館のスクリーンでご覧いただきたい。その価値の充分ある作品でした。
ふたつの大領家の抗争が全宇宙を巻き込んだ革命戦争へ繋がりそうな展開にワクワクしたし、圧倒的な映像の迫力に魅せられっぱなしの2時間半でしたが、少々不満を感じた部分も。
序盤から中盤に掛けてかなり背景説明に時間を割いていたせいか、展開がスローなのが気になりました。早朝回を観に行ったため睡魔に襲われ、瞼を抉じ開けるのに必死でした(笑)。
途中幾度か寝てしまったせいでハルコンネン家と皇帝の繋がりが把握し切れず、悔しかったです。せっかく観に行ったのに不覚であります。続編あるなら、万全の態勢で臨みたい!
原作は文庫本で上・中・下のボリュームだし、一本の映画にまとめるのが困難なのは理解出来るので、本作のヒットにより無事第2部が製作され、上記の不満を吹き飛ばしてくれる最高のフィナーレを迎えることを祈りたい。
[余談]
ティモシー・シャラメ。本作が初めて観た彼の出演作になりましたが、圧倒的な存在感とそれに相反するような儚さを同居させた、すごい俳優さんだなと思いました。
[以降の鑑賞記録]
2024/03/09:Amazon Prime Video(吹替)
※修正(2024/03/09)
今晩は。
昔はティモシー・シャラメに似ていたNOBUです。(スイマセン・・、冗談です・・。)
彼の出演作は偶々結構観ていて、「HOT SUMMER NIGHTS」(メインで出演)、誰もが知っている「君の名前で僕を呼んで」「ビューティフル・ボーイ」「レイニー・デイ・イン・ニューヨーク」はメイン出演「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」「レディ・バード」は脇役・・。うーん、どれも良いなあ・・。
是非、激しく戦う哀愁漂う彼の姿を次作で観たいモノです。では。
シャラメと言うと、個人的な趣味では「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」が良かったです!「荒野の誓い」でのモブキャラ振りも見ものではありますが、ちょっと扱いが可愛そうなレベルでしたw
> 是非ともIMAXで
むむ。やはりそうですか。「撮影はふんだんにIMAXカメラが使用された」と聞いてましたが、通常版で観て「これならIMAXで観なくてもいいんじゃない?」と思いかけてました。でもやっぱり、観なければわからないということか… いや、危ないところでした。あらためてIMAXで観たら報告します。可能なら、成田HUMAXまで出かけて行って、巨大IMAXシアターで観てみたいな!
ティモシー・シャラメは結構色んな作品に出てますが、頼りない男・軟派・まだ少年、と言う役所ばかりなんで存在感薄いかも知れません。間違いなく、このDUNEが、今までで一番良い役です!