魔女がいっぱいのレビュー・感想・評価
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予想を裏切る展開
映画好きならラストを想像しながら観てしまうものだと思うけども、この作品は次々とかわしてゆく感じがして面白かった。
以下ネタバレ
大魔女には奇跡の魔法や正義の聖なる力なども無く「たまたま」勝てたという展開なのも等身大で良かった。
グランマは薬草やまじないに強くてもせいぜい民間療法止まりで魔女の作る薬を解く事は出来ないし、ネズミになった少年少女は戻れない。ネズミの寿命とグランマの寿命が同じくらいでラッキーみたいな前向きなラストも良い。(最後に老兵となった一匹だけだったのが切ない)
魔女達はきっと慢心していたのだろう。
こんな間抜けな負け方をするなんて夢にも思ってなかっただろうなぁ。と、色々な視点で感情移入できた。
ああ、これは子どもの頃に観て、楽しかったスピルバーグ映画の系譜だよ!
スピルバーグ監督の「ET」、スピルバーグ製作の「グーニーズ」、そしてスピルバーグ総指揮、ゼメキス監督の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」など。
10代のころ楽しんだ、一連のスピルバーグの息のかかった映画を思い出しながら観た。
ラスト近く、3匹(人)が家の中でジェットコースターで遊ぶ場面を思い出されたい。
このシーンは「後日譚」のようなもので、本編のストーリーとは関係がない。
おそらく「事件の後、3匹(人)が楽しく暮らしているということを表現する必要ある」ということから生まれたシークエンスだと思うのだが。
ゼメキスは、たった、それだけのために、こんなに遊び心に溢れたガジェット満載のシーンを作ったのだ。
そうだよ。
これが「あの頃」のスピルバーグの息のかかった映画の味わい。
電柱から盗電して動かす、という、ハイテクなんだかローテクなんだが分からない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のタイムマシンもそう。「大人のクリエイティビティをもって、子どもの願望を叶えた」とでも言い得るようなものを見せてくれるのだ。
ストーリーは、魔女の魔法でネズミにされた少年が、おばあちゃん(オクタヴィア・スペンサー)と一緒に大魔女と戦う話。
彼らは、魔女に目を付けられた孫を、魔女から遠ざけるために海辺のリゾートホテルに逃れてきた。
ところがそこに、大魔女(アン・ハサウェイ)と魔女の集団が現れる。彼らは何より嫌いな子どもたちを秘薬を使ってネズミに変えてしまおうと企んでいた。
本作では、魔女は恐ろしい容姿を化粧や服で隠し、若くきれいな人間の女性として人間社会に紛れて生活している、という設定だ。
例えば、髪の毛はなくスキンヘッド、手は鉤爪で、足の指がない、など。それをカツラや手袋などで隠しているのだ。
主人公の少年がのぞき見ている前で、魔女が次々と正体を表していくシーンが最高。アン・ハサウェイがノリノリの怪演を見せるのだ。
演出も大袈裟で笑える。魔女が歩けば、ドンドンと派手な足音がするし、怒って家具を投げれば粉々に壊れる。
あの透明感溢れる美人のアン・ハサウェイが鼻の穴を膨らまし、口が耳まで裂け、巻き舌でドスのきいた声で話すさまは本作の見どころの1つだろう。
魔女の存在は邪悪としか言いようがないのだが、主人公たちは知恵を絞って、魔女たちを出し抜いていくのが痛快。このあたりは児童文学を原作とする作品らしさが表れている。
ラスト、少年は人間に戻れない。ネズミのままなのである。拍子抜けしたが、勉強やしつけに追い立てられる人間の子どもより、この方が気楽かも知れない。そういう、ひねりの効いたオチは、原作者ロアルド・ダールらしくもある。
まったくの余談だが、オクタヴィア・スペンサーが「約ネバ」の予告で観た渡辺直美に見えて仕方ない。
騒動に右往左往するだけのストリンガー3世なる、もったいぶった名前のホテル支配人(スタンリー・トゥッチ)のコメディリリーフも、いいアクセント。
前半の魔女は怖い。主人公の少年が商店で魔女に出会ったシーン、おばあちゃんの親友がニワトリにされたシークエンスなど、子どもなら震える。
それを示してから、さらに、その上にいる大魔女を登場させ、観る者に恐れを抱かせた上で、彼らをやっつけていく。
よく出来た脚本、テンポも良く、ハラハラドキドキし、ときに笑いながら、主人公と魔女退治を味わえる。
子どもと安心して観られる良作である。
呪文も箒で空も飛ばないけど、
作品のほとんどがCGのネズミ、、
主人公も結局戻らないんだ、、(°_°)が第一印象。
それでもアンハサウェイの魔女になって、頭ボリボリかいたり、口や舌が裂けてもその美しさは変わらないなーと感じた。
子供向けで何も考えずにバッと見るにはちょうどいいと思います^_^
あとは、アンハサウェイ以外の他の魔女たちがもう少し陰気っぽく魔女らしい風貌や立ち振る舞いだったらもう少しリアリティあって面白かったかなぁー
魔女とグランマの戦い
アン・ハサウェイの大魔女筆頭に魔女たち、こわいって!
これ、低学年以下、泣くよ(笑)
魔女たちとの対決もスッキリとテンポ良くまとまってて、
子どもたちは、飽きずに集中して楽しめるのでは?
魔女の姿がトラウマになる恐れはあるけど...。
しかし、最終的に人間に戻れないとは...、
完全なハッピーエンドではなくって、その辺りは、かなりシュールだわなぁ。
どのような状況でも、現実を受け止めて、前に進んで行く!ってことなのかな???
いつも 映画を見るたびに思うんだけど、オクタビア・スペンサーの洋服が本当に可愛い!
思っていたのと違ったが面白かった
タイトル「魔女がいっぱい」、メインビジュアルが女性。
恐らくこの女性が魔女であり、この魔女が主人公または主人公の知り合いメインキャラのコメディかな?と思っていったら全く逆でした。
主人公の少年とおばあちゃん、そして出会う友人たちと協力して魔女を倒す(殲滅する)物語でした。
全体としてとても楽しかったですが、主人公たちが人間に戻れないこと、魔女を倒す=殺す、最初と最期に出てくる子供たちにも魔女殺しを進めること、子供に解毒薬のないネズミニナールを渡して大丈夫か?など現実的に考えてしまって納得いかないところもありましたが、こういうのが外国ものならではなのでしょうか(汗)
ネズミになったこと、その寿命を受け入れた少年は悲しくもたいへん好感がもてました。
黒人のおばあちゃんは何故かとっても強い、この法則は大好きです。おばあちゃんとってもかっこよかった!!
ファミリー映画なのは間違いないが、なんか変。すごく変な映画…。
子供を動物に変えることを使命とし、人間に混ざって生活している魔女たち。そんな魔女に目をつけられてしまった少年の冒険を描くファミリー向けホラー・ファンタジー。
監督/脚本は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ』の、オスカー監督ロバート・ゼメキス。
製作/脚本は『ホビット』シリーズ(脚本)や『シェイプ・オブ・ウォーター』の、オスカー監督ギレルモ・デル・トロ。
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』『ゼロ・グラビティ』の、オスカー監督アルフォンソ・キュアロンも製作に名を連ねている。
魔女たちのリーダーである大魔女を演じるのは『プラダを着た悪魔』『マイ・インターン』の、オスカー女優アン・ハサウェイ。
主人公の少年のおばあちゃんを演じるのは『ズートピア 』『シェイプ・オブ・ウォーター』の、オスカー女優オクタヴィア・スペンサー。
高級ホテルの支配人ミスター・ストリンガーを演じたのは『プラダを着た悪魔』『美女と野獣』の、名優スタンリー・トゥッチ。
オスカー級の製作陣と役者陣を揃えた注目作!…だけどアメリカでは新型コロナの影響で配信オンリー。
さらに制作スタッフが刃傷沙汰を起こしたり、魔女の描写が身体障害に対する配慮を欠いているとクレームをつけられたりと、何かとトラブルが続いた呪われた作品。
…この程度の描写で差別だの何だのとクレームをつけるヤツの頭ってどうなってるんだ!?これを観て「身体障害者をバカにしている!😡」とかいうやつの方がよっぽど差別的だよ!
そういえば『ドラゴンボール』のピッコロの指の数も、漫画だと4本なのにアニメでは5本になっていたなぁ…。
まぁそれは置いといて、作品の出来は悪くなかったよ!
児童文学が原作ということで、ちっさな子供でも楽しめるファミリー映画として制作されている。
ストーリー展開など、大人が観るには少々物足らないところもあるが、あくまで子供向けの映画なのでそこはご愛嬌。
モンスター造形に造詣が深いギレルモ・デル・トロが製作に携わっているだけあって、魔女のルックスは普通に怖い😱子供にとってはトラウマ級だろう。
ファミリー映画だからといって、恐怖描写をおざなりにしていない点は好印象♪
アン・ハサウェイが悪役を演じるという珍しい配役。彼女はやっぱり華がある🌸✨
醜い魔女のメイクをしていても隠しきれない美女オーラが半端ない!
アン・ハサウェイを大魔女にキャスティングした時点で勝ちっ!て感じはある。
魔女たちに対抗するおばあちゃん役にはオクタヴィア・スペンサー。
最近はマジでどの作品にも出ている気がする。
パワフルな南部のおばさん役をやらせればハズレなしって感じすね。
主人公の少年を演じたジャジール・ブルーノ君も良かった。あの無気力フェイスのインパクトがグッド👍
スタンリー・トゥッチどこに出てたの?と思ったら支配人だった。髪ありメガネなしだとマジで気付かない…。
全体のルックは悪くないし、それなりに楽しい映画なのだが、手ばなしには褒められない。
やっぱりシナリオがヘンテコすぎるっ💦
ネズミへと姿を変えられた少年たちが、元の姿に戻れないという衝撃展開💥
そしてその事実を受けいれるのが早すぎるっ!
両親が事故死したあと、人生は不公平なものなんだ、とおばあちゃんが少年に言って聞かせるシーンがあったけど、流石にこれは不公平すぎんか?
寿命が短いということも折り込み済みで納得してるというのが…。さとり世代かな?
クライマックスのシーンにデイジーとブルーノがいなかったのは…ってことだよね多分。
あまりにもネズミ化を受け入れるのがあっさりしすぎていて、苦難の多い人間として生きるより、気楽なネズミとして生きていく方がいいんだ…、というようなおよそ子供向けではないメッセージ性の作品に見えてしまう。
大魔女のもつ大金を、おばあちゃんが総取りしていったのもなんかモヤモヤする…🌫
魔女退治の軍資金にするため持って行ったらしいが、ネコババしたようにしか見えなかった。
あとホテルの支配人が普通に可哀想。あんな騒ぎがあったら、あのホテルはもうダメじゃないの?
おばあちゃん、ホテル建て直しのためにいくらかお金を渡してあげてください💰
ブルーノと両親のエピソードも、殆どギャグとして扱われており、それでいいのか?と思ってしまう。
本当に変な映画だった。
意図的なのかも知れないが、細部のチューニングが悉く狂っていて、観賞後のモヤモヤが半端なかった。
それだけにインパクトが強いが、観ていて気持ちの良い作品ではないかも😅
あまり深く考えないで観賞する分には楽しい、かな?
あんなアン・ハサウェイみたことない。
ロバート・ゼメキス監督が手がけたファンタジーということで楽しみにした映画。
児童文学作家ロアルド・ダールの「魔女がいっぱい」は未読。
なんと言ってもアン・ハサウェイが世界一恐ろしいと言われる大魔女という強烈なキャラを演じていてウケた!
口が耳まで裂けて、爪が長くて…までは予想してたんだけど、あの頭が凄まじかった。
あそこまで演じる女優魂に拍手です。
思ったより子ども向けではあったけど面白かった。
ネズミたちの表情が豊かで可愛い。
あと、久しぶりにスクリーンでみたオクタビア・スペンサーも賢いおばあちゃん役にぴったりだった。
ラストはえっ?ネズミのまま?
という不思議な幕引き。
ま、面白かったからいいかな。
笑笑。
ネズミが苦手な人は要注意
アンハサウェイが悪役を振り切って良かったしおばあちゃん役の女優さんも素敵だった。でも内容が盛り上がりに欠けてる気がする。
そして最後が良い感じに終わらせていたけど、結局ねずみにされた子達は人間に戻ることができないし、ブルーノに至っては御両親に最後まで受けいれられない結果に…。
児童文学原作だけど残酷な終わり方だと思う。
そしてねずみにされた魔女がリアルに気持ち悪かった…。
A lot Of Witches!!!!????
よく、コンパクトにまとまっていて。(笑)
個人的には、良かったと感じてしまいました。(笑)(笑)
アクション的な部分も面白く。(笑)
鼠、ねずみ、ネズミの感じとか。(笑)(笑)
Many Wicked!!!???
個人的には面白いと感じまして。(笑)
カツラとか。(笑)
坊主でかつらとか。(笑)(笑)
めちゃくちゃ感も良くて。(笑)
いい感じのアクションと。
音楽と。(笑)
VFX??CGと。(笑)(笑)
凄いなと感じてしまいました。(笑)(笑)
魔女って魔法使い?
アナ・ハサウェイだけで見に行きました.
欧米とくにアメリカ的な世界観で描かれた作品で,決して子供向け推奨とかではないですね.
グランド・ウィッチが悪魔のようなずる賢しさや徹底した邪悪さを持たず,つめの甘い,どこか抜けた感じがするように見えたところが,ハサウェイの演技の上手いところだと思いました.あの美貌が,そこまで怖くない魔女に見せているのかなと思います.魔女ならば,もうちょっと魔法を使って欲しかった.
映画全編を通して,差別に対する微妙なこだわりが感じられました.ポリコレについてはよくわかりませんが,決して人種差別絶対反対とわかりやすく主張するのではなく,それ自体をパロディーとして扱ってやれというような感じがしました.mouseについて単語の発音や間違いに対して揶揄したり,北欧(ドイツ?)訛りの英語を喋らせたり,これらも人種差別とされてしまえば糾弾されかれない風潮の中で,あえて子供向け映画の中で表現しているところが,よくある手法とはいえ私には少し尖って見えました.
鑑賞できてよかったと思います.
無駄がいっぱい
久々の洋画ということで観賞
アン・ハサウェイにロバート・ゼキメス
オクタビア・スペンサーもルース・エドガー以来かな
ビッグネームぞろいじゃないですか
感想としては
・非常にまわりくどいシナリオ
・絵本レベルの奥行きしかない
・全然しない伏線回収
・いちいち謎行動
・魔女のディティールはぶっちゃけやりすぎ
・子供泣く
・これハッピーエンド?
・ポリコレ勢大発狂
などイマイチでした
両親を事故で亡くした「ぼく」は
料理から黒魔術まで何でもできる高性能おばあちゃんに
引き取られ白いネズミのデイジーを買い与えられるなど
ショックから少しずつ立ち直りますが
ある日魔女に接近されおばあちゃんに打ち明けると
かつて友人を鶏に変えられた過去を語り
それはマズいと高級ホテルに姿を隠します
ばあちゃんは家も身なりもまあ中流ないでたちなのですが
知り合いがいるとか何とかとはいえなぜ高級ホテルに
突然行くのかカネはあるのか謎だらけ
何よりこの映画の舞台となる高級ホテルに行くまでに
30分くらいかかっており完全に迂遠した展開に
かなりウンザリしました
そして逃げ込んだ割にそのホテルには魔女の集団が
大挙してやってきて大嫌いな子供をお菓子をあげる
と釣ってネズミに変える決起集会?みたいなものを開きますが
「ぼく」やその場で友達になった食いしん坊ブルーノ
は見つかってネズミに変えられてしまいます
そして踏みつぶされそうになるところを突然
言葉をしゃべりだしたデイジーに危機一髪で助けられ
3匹はどうにか脱出し元に戻る方法を探ります
この決起集会のボスがアン・ハサウェイ扮する
グランウィッチ(大魔女)なのですが三本指の手や
裂けた口に一本指の足に頭髪はない恐ろしい姿を晒します
なんで晒すのかはよくわかりませんがハッキリ言って
かなりおっかない風貌になりうっかり親が連れてきた
子供は泣きだしてもおかしくないと思います
自分もアリス・イン・ワンダーランドの白い女王
やせめてマレフィセントくらいを想像してましたが
正直やりすぎだろうと思うほどでした
自分は過剰なポリコレには否定的なのですが
魔女の風貌があまりにリアルすぎました
なんか指の表現にはもうその筋から抗議があった
ようですが児童を押さえつけて無理やり薬を流し込む
シーンとかもいろいろ言われそうだなーと思いました
話がダラダラすぎるんでそういうとこに気がいって
しまうのかな
まあその後ネズミになった子供たちはおばあちゃんの
協力を仰ぎながらネズミになる薬を魔女たちに飲ませて
やり返し世界中の魔女のリストとネズミになる薬と
大金を手にして世界中の魔女を子供たちとネズミに
変えてしまおうという決起集会を逆にやって終わります
・・あれ?人間に戻らないの?と思うと
戻らないまま終わってしまうのです
それなりに強そうな魔女たちにその薬だけで子供を使って
やっつけようというのも現実感がわきません
しかも自分たちはネズミから戻れないままなのです
これで子供らのモチベーション上がりますかね?
何よりこれハッピーエンドでしょうか?
全体的なダラダラさやどうでもいい会話が多く
おばあちゃんもやたら咳き込んで病気である描写が
入るものの特に終盤まで何も起こらず終わっていき
なんかもっと色々なシーンを入れるつもりだった
ものをカットされてこうなったのかなという感じが
ありありでした
音楽はアラン・シルベストリだしビジュアルも見栄えして
面白そうなのですが観てみると残念な作品でした
う~ん・・・
ちょっと期待しすぎたかな。
けっこう子供向けかもね。
色々ツッコミどころあるし。
おばあちゃんの病気は結局なんなの?
人間には戻れないの?
魔女なのに魔法らしい魔法使って無いよね?
アン・ハサウェイ好きじゃ無かったら観なかったかもね。
最強GROUNDMOTHER
低評価ぶりが目立っていますが、私は楽しめました。トムとジェリーみたいなコミカルな世界観で物語が進んでいくので、ワクワク感があります。
魔女も悪い奴だけれど、結構ドジは踏むし、おっちょこちょいだし、空回りするしでどこか愛らしく見えてきました。ネズミたちの行動も賢くて、勧善懲悪にはなっていましたが、いい感じにスカッとします。ネズミになる薬が入ったスープを飲んだ魔女が吹き飛ぶ様は何度までも笑えました。
何よりおばあちゃんがカッコいい。魔女相手に果敢に攻めていくし、怯えながらも芯を持っている、裏の主役はおばあちゃんで決まり!
まさかのネズミのままで終わるという中々裏切られたラストですが、童話ならではの軽い感じで良いと思います。
予期せぬ面白さ、楽しさの拾い物
①アン・ハサウェイの大熱演というか大怪演。思いっきり笑わせてくれた。もしかしてキャリア一番?、少なくとも「何でアカデミー賞受賞?」と思った『レ・ミゼラブル』よりずっと良い。もうそろそろ若さも無くなってきたので、あの派手な顔はこれから難しいだろうな、と思っていたがこれからはこういう路線が良いかも。②子役と絡む芝居以外は殆んど一人芝居だったはずのオクタヴィア・スペンサーも相変わらず上手い。映画をどっしりと支えている。③「ネズミナール」(なかなか冴えた和訳)を飲んだ魔女たちが次々とネズミに変わっていくシーンは『キングスメン(1作目)』で自分達さえ助かれば良いと残りの人類を切り捨てたセレブたちが結局頭を花火のように破裂させていくシーンに負けず劣らずの楽しさ。こういうシーン大好き!④ロバート・ゼメキス(『ロマンシング・ストーン』大好き ※『プリンセス・ブライト』はロブ・ライナーでした。お恥ずかしい。)は生きの長い監督だか、堅実な演出の腕は衰えてはい。⑤他の呪いに関する映画と違って大魔女をやっつけても人間の姿に戻れない展開は予想外でファンタジーらしからぬややビターな味わい。ラストお祖母ちゃんと同じくらい歳を取っちゃた“ぼく”の姿に一瞬ペーソスを覚えるが「なっちゃったものは仕方がない。運命だと受け入れて前に進むしかない」というメッセージが救いとなる。⑤食い意地が強いため何かと足を引っ張るブルーノがコメディリリーフとして思ったより面白くないのが残念。ラスト、家族となったお祖母ちゃん、ぼく、デイジー、ブルーノが1968年の話なのに『We Are Family』に合わせて踊るのは、わかるんだけど時代が会わないんじゃないの突っ込みを入れたくなったけれども、これだけ楽しませてくれたら良しとしましょう。⑥脚本にギレルモ・デル・トロが加わっているのも面白くなった一因だろう。
面白いけどアッサリめ
原作をPBで読んでいたし、監督ゼメキス、プロデューサーがデル・トロ、アルフォンソ・キュアロンだったし、あまり良い予感はしなかったものの観たかった。
3匹の小さいネズミが柔らかそうで「ピーター・ラビット」に萌えた人にも良いと思うし、ピタゴラスイッチみたいなジェットコースターも面白かった。オクタビア・スペンサーもあの体型が良い味を出していたし、アン・ハサウェイも面白かった。
が、同じロアルド・ダール原作のチャリチョコと比べたら、もっとやりようがあったのではないかなー、と思った。
アン・ハサウェイ姉さん大勝利
高級ホテルに泊まりに来たおばあちゃんと少年が魔女の集会に遭遇し、魔女が世界の子供を全部ネズミにする計画を阻止する話。
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まずは、今年はほとんど洋画の大作がなかったので、こういう楽しい洋画の作品を久しぶりに見れて良かった。そして、アン・ハサウェイの怪演素晴らしかったです(笑)大きい映画館で見る映画はこうでなくちゃ!.
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私はこの魔女軍団、フェミニストの女の人達を表してるのかなと思った。女性の権利と向上をうたうのは良いけど、最近ハリウッドは特に男は滅びろとばかりの攻撃的なものが多いんだよね〜ハーレイ・クインだったり、チャーリーズ・エンジェルだったり?.
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だからこの作品いきすぎたフェミニストの女の人を皮肉って笑ってるような気がした(笑)アン・ハサウェイ演じる大魔女が最後吹き飛んでネズミになってしまう時、最初に落ちてくるのがコルセットなのもめちゃくちゃ皮肉。
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コルセットが映画の中で使われてると、女性を縛るしがらみとか圧力みたいなもののメタファーらしくて、コルセットを外す時は女性が自由になった時。今回ネズミになった時にコルセットが外れるってことは、もはや今、女性の権利を声高々に叫ぶことそのものも女性のしがらみになっちゃってるってことかなと。
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まぁ監督が男の人なんで現在の女性達への反抗とも言えるのかもだけど(笑)そんなヒステリーにならずに落ち着いて大人しくしてろって言いたいのかもね?.
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そんなことは気にせずとも、なかなかトラウマになりそうな気持ち悪い描写に、それで良いんかい!という終わり方などなど割と面白いっす。
久々の駄作で残念。。
アンハサウェイが好きなので見に行きました。
アンがそこまでファンでなければ、見ることないなと思いました。久しぶりに辛口です。。
脚本、世界観の設定が駄目駄目です。
魔女が存在するという設定までは良いですが、
何故彼女達が子どもを嫌うのか、その理由が無い。
だから感情移入出来ません。
例えばモンスターズインクなら、モンスターは子どもを怖がらせるけど、それはあの世界では子どもの悲鳴がエネルギーとなって電気に使われる、という設定だったから怖がらせる理由がちゃんと分かって面白かった。
でも魔女が子どもを嫌う理由、説明が無いのでまず疑問が生まれるし、
清潔な子どもほど嫌な匂いがするとかいうなら存在を消せば?魔女なんだから何か魔法使えるんでしょ?と思うと
やれることはおばあちゃんが子どもの時代から「動物に変身する毒を作ってわざわざチョコか何かのお菓子に混ぜて1人ずつ食べさせる」
という手間の割に「それだけ?」というもの。
見知らぬ人からもらったお菓子を全員の子どもが食べるかも分からないし、給食とか学校の食堂、あるいは子どもが好きなジュースとかのメーカーの工場で毒入れるほうが一気に結果出ない?街で一人ひとりに渡す?そんな方法しか取れないの??と疑問。。
あと鍵爪を隠すための手袋は良いけど、指が3本くらいしかないの?じゃあ手袋してる時の残りの指の場所ぷらぷらして物も掴めないけど、そのへんは魔法使ってるの??説明してー!!と、もやもや。
あと魔女として活動する内容が結局子どもをネズミとかの動物にするだけなら、おばあちゃんが子ども時代から何十年も前からやってることと変わんないだから、何も目立つようにホテルの一室借りて指令すること?あとあの会議室に毒とお金持って行って、説明済んだらすぐに毒とお金配れば早くない?わざわざまた666号室にあの人数で来させるの?会議室借りた意味ないんじゃ?あと会議室の備品壊したらホテルから目を付けられるのに、長年人間界で溶け込んできたわりに、詰めが甘くない?とまた疑問。。
アンハサウェイの顔のCGとかは、技術さんお疲れさまです!って感じだけど、もうそれだけで、物語に深みも面白みもなかった。
土曜日だし全席販売なのにお客さんがガラガラの意味がよく分かる作品でした。
アンハサウェイがこんな作品に消費されてしまってもったいなかった(泣)またオーシャンズとかプラダを着た、とかの良作で活躍されることを期待してます。
【”大きな眼と口が更に大きく・・” アン・ハサウェイの大魔女を怪演する姿を見ると、”本当に魔女かも・・”と思ってしまった作品。子供たちを守る”グランマ”を演じたオクタビア・スペンサーも素敵ですよ。】
ー”ロアルド・ダール”は、ブラックでシュールな作風が好きである・・。(特に大人向けの、「あなたに似た人」は何度も読み返して、装丁がボロボロである・・。)ー
■今作の魅力
・何といっても、アン・ハサウェイの容姿と演技であろう・・。"R" を ”これでもかっていうくらいの巻き舌”で発音する、”Brat!”を始めとした、ドイツ語っぽい話し方。
耳元まで避けた口から発せられる、”ドス”の効いた声。
- 正に大魔女である・・。怖いなあ・・。キュートなイメージは一切ない・・。-
・そして、彼女からネズミにされた子供たちを守る、”グランマ”を演じる、オクタビア・スペンサーも、流石の存在感である。
- それにしても、子供たちをネズミにする薬の名前が”ネズミニナール”ってどうなのよ・・。軽く、脱力・・。ー
・ホテルの支配人を演じる、スタンリー・トゥッチのオロオロする姿も、どこかおかしい。
<魔女たちが、”ポン!”という音とともに、次々にネズミになって行く姿の、シュールな面白さ。
大魔女のあのアイロニックな”最期”。
そして、ネズミにされた子供たちも、最後、人間に戻るわけではなく、ネズミとしておばあちゃんと生きていく姿。
ーだって、普通のお子様向けの物語なら、”大魔女を倒して、子供たちも元の姿になって、良かった良かった・・”となるのではないか・・-
”ロアルド・ダール”らしい、ブラックなテイスト溢れる作品であるなあ・・、と思ったよ・・。>
予備知識なし 期待なしで見たら 意外と
楽しめました。
原作未読なので興味でました。
唯一残念なのは黒猫がCGくさすぎて不自然だったところ。
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