魔女がいっぱいのレビュー・感想・評価
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眉毛マウス
子供の臭いは犬以下と嫌う魔女の計画を阻止するべく戦う少年達のファンタジー。
1960年代、8歳にして交通事故で両親を失いママのママと暮らし始めた少年が、魔女と出会ってしまい、魔女の存在を知る祖母と共に非難したメキシコ湾のリゾートホテルで大魔女率いる魔女軍団と対峙することになる話。
魔女という時点でファンタジーだし、児童文学原作というだけあるけれど、想像していたより更にファンタジー要素が強くディズニーやジブリの様な大人もみられる、お子様向活劇という感じの作品。
英語劇だけどドイツ語発音の様な喋りをする大魔女とか、CGを交えて表情豊かに結構な振り切りっぷりをみせるアン・ハサウェイは、ちょっと意外で改めて上手いっすね~。
コミカルな要素もたっぷり織り込みながら、ハラハラドキドキとみせる魔女vsマウス+ブードゥープリーストのバトルはテンポも良いしとても楽しかった。
ただ…子供向けとは言えど、これはハッピーエンドということで良いのかな…?
予期せぬ面白さ、楽しさの拾い物
①アン・ハサウェイの大熱演というか大怪演。思いっきり笑わせてくれた。もしかしてキャリア一番?、少なくとも「何でアカデミー賞受賞?」と思った『レ・ミゼラブル』よりずっと良い。もうそろそろ若さも無くなってきたので、あの派手な顔はこれから難しいだろうな、と思っていたがこれからはこういう路線が良いかも。②子役と絡む芝居以外は殆んど一人芝居だったはずのオクタヴィア・スペンサーも相変わらず上手い。映画をどっしりと支えている。③「ネズミナール」(なかなか冴えた和訳)を飲んだ魔女たちが次々とネズミに変わっていくシーンは『キングスメン(1作目)』で自分達さえ助かれば良いと残りの人類を切り捨てたセレブたちが結局頭を花火のように破裂させていくシーンに負けず劣らずの楽しさ。こういうシーン大好き!④ロバート・ゼメキス(『ロマンシング・ストーン』大好き ※『プリンセス・ブライト』はロブ・ライナーでした。お恥ずかしい。)は生きの長い監督だか、堅実な演出の腕は衰えてはい。⑤他の呪いに関する映画と違って大魔女をやっつけても人間の姿に戻れない展開は予想外でファンタジーらしからぬややビターな味わい。ラストお祖母ちゃんと同じくらい歳を取っちゃた“ぼく”の姿に一瞬ペーソスを覚えるが「なっちゃったものは仕方がない。運命だと受け入れて前に進むしかない」というメッセージが救いとなる。⑤食い意地が強いため何かと足を引っ張るブルーノがコメディリリーフとして思ったより面白くないのが残念。ラスト、家族となったお祖母ちゃん、ぼく、デイジー、ブルーノが1968年の話なのに『We Are Family』に合わせて踊るのは、わかるんだけど時代が会わないんじゃないの突っ込みを入れたくなったけれども、これだけ楽しませてくれたら良しとしましょう。⑥脚本にギレルモ・デル・トロが加わっているのも面白くなった一因だろう。
面白いけどアッサリめ
原作をPBで読んでいたし、監督ゼメキス、プロデューサーがデル・トロ、アルフォンソ・キュアロンだったし、あまり良い予感はしなかったものの観たかった。
3匹の小さいネズミが柔らかそうで「ピーター・ラビット」に萌えた人にも良いと思うし、ピタゴラスイッチみたいなジェットコースターも面白かった。オクタビア・スペンサーもあの体型が良い味を出していたし、アン・ハサウェイも面白かった。
が、同じロアルド・ダール原作のチャリチョコと比べたら、もっとやりようがあったのではないかなー、と思った。
”おばけ桃の冒険”の作者が織りなす世界。
原作は有名は児童文学者:ロアルド・ダール。
この作品もそのままずばり児童文学作品です。
もがき苦しむような絶望にあって、
逃げ込める世界を持っているか、いないかで
人生も大きく変わるほど、ファンタジー、空想の世界は深い意味を持っています。
それが形成されるのは幼児期で、まさに児童文学はそのための活字であり、
または映像の世界、だと思っています。
はてしない物語、ホビットの冒険、ハリー・ポッター、宮崎 駿作品も、児童文学作品ですね。
どんな表現であれ、生きることの意味を綴っているのが、児童文学作品で、
はちゃめちゃになりながら、おばあちゃんといっしょに魔女に立ち向かう勇気、知恵が
あちこちに散らばったとても楽しい作品でした。
アン・ハサウェイ姉さん大勝利
高級ホテルに泊まりに来たおばあちゃんと少年が魔女の集会に遭遇し、魔女が世界の子供を全部ネズミにする計画を阻止する話。
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まずは、今年はほとんど洋画の大作がなかったので、こういう楽しい洋画の作品を久しぶりに見れて良かった。そして、アン・ハサウェイの怪演素晴らしかったです(笑)大きい映画館で見る映画はこうでなくちゃ!.
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私はこの魔女軍団、フェミニストの女の人達を表してるのかなと思った。女性の権利と向上をうたうのは良いけど、最近ハリウッドは特に男は滅びろとばかりの攻撃的なものが多いんだよね〜ハーレイ・クインだったり、チャーリーズ・エンジェルだったり?.
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だからこの作品いきすぎたフェミニストの女の人を皮肉って笑ってるような気がした(笑)アン・ハサウェイ演じる大魔女が最後吹き飛んでネズミになってしまう時、最初に落ちてくるのがコルセットなのもめちゃくちゃ皮肉。
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コルセットが映画の中で使われてると、女性を縛るしがらみとか圧力みたいなもののメタファーらしくて、コルセットを外す時は女性が自由になった時。今回ネズミになった時にコルセットが外れるってことは、もはや今、女性の権利を声高々に叫ぶことそのものも女性のしがらみになっちゃってるってことかなと。
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まぁ監督が男の人なんで現在の女性達への反抗とも言えるのかもだけど(笑)そんなヒステリーにならずに落ち着いて大人しくしてろって言いたいのかもね?.
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そんなことは気にせずとも、なかなかトラウマになりそうな気持ち悪い描写に、それで良いんかい!という終わり方などなど割と面白いっす。
致命的な病気でなくて良かったです
オクタビア•スペンサーの咳き込む病気が致命的なものでなくて良かったです。少なくともネズミ化した彼ら彼女たちよりは長生きしてくれそうで…
鑑賞後に思ったのはそんなことでした。
孤児だった女の子、両親から見捨てられた男の子、ママのママとはいえ、両親を事故で失った語り手の男の子。
みんなの里親になってくれたのですから。
子どもの人権を巡る裏テーマみたいなものをチラ見させる意図があるのかどうか分かりませんが、意外と怖い映画です。
久々の駄作で残念。。
アンハサウェイが好きなので見に行きました。
アンがそこまでファンでなければ、見ることないなと思いました。久しぶりに辛口です。。
脚本、世界観の設定が駄目駄目です。
魔女が存在するという設定までは良いですが、
何故彼女達が子どもを嫌うのか、その理由が無い。
だから感情移入出来ません。
例えばモンスターズインクなら、モンスターは子どもを怖がらせるけど、それはあの世界では子どもの悲鳴がエネルギーとなって電気に使われる、という設定だったから怖がらせる理由がちゃんと分かって面白かった。
でも魔女が子どもを嫌う理由、説明が無いのでまず疑問が生まれるし、
清潔な子どもほど嫌な匂いがするとかいうなら存在を消せば?魔女なんだから何か魔法使えるんでしょ?と思うと
やれることはおばあちゃんが子どもの時代から「動物に変身する毒を作ってわざわざチョコか何かのお菓子に混ぜて1人ずつ食べさせる」
という手間の割に「それだけ?」というもの。
見知らぬ人からもらったお菓子を全員の子どもが食べるかも分からないし、給食とか学校の食堂、あるいは子どもが好きなジュースとかのメーカーの工場で毒入れるほうが一気に結果出ない?街で一人ひとりに渡す?そんな方法しか取れないの??と疑問。。
あと鍵爪を隠すための手袋は良いけど、指が3本くらいしかないの?じゃあ手袋してる時の残りの指の場所ぷらぷらして物も掴めないけど、そのへんは魔法使ってるの??説明してー!!と、もやもや。
あと魔女として活動する内容が結局子どもをネズミとかの動物にするだけなら、おばあちゃんが子ども時代から何十年も前からやってることと変わんないだから、何も目立つようにホテルの一室借りて指令すること?あとあの会議室に毒とお金持って行って、説明済んだらすぐに毒とお金配れば早くない?わざわざまた666号室にあの人数で来させるの?会議室借りた意味ないんじゃ?あと会議室の備品壊したらホテルから目を付けられるのに、長年人間界で溶け込んできたわりに、詰めが甘くない?とまた疑問。。
アンハサウェイの顔のCGとかは、技術さんお疲れさまです!って感じだけど、もうそれだけで、物語に深みも面白みもなかった。
土曜日だし全席販売なのにお客さんがガラガラの意味がよく分かる作品でした。
アンハサウェイがこんな作品に消費されてしまってもったいなかった(泣)またオーシャンズとかプラダを着た、とかの良作で活躍されることを期待してます。
お子様ライスがデル・トロ乗せゼメキス丼だった。的な。
監督はゼメキス、製作陣にデル・トロ、キュアロン、出演はアン・ハサウェイ、オクタビア・スペンサー。何なん、無茶苦茶豪華ですやん、最高ですやん、これを見ずには年を越されへんがな。って思いました。
やっぱり、楽しかったぁw
名匠の全力の本気感は、冒頭の画から、最後の最後まで、ビッシリと高密度で詰め込まれてます。
今時のコンプラ基準からは、非難も起きそうな設定も展開もオチも、「知った事かよ!」で、ゴリゴリサクサク進むハイスピード感が、最高です。お子ちゃま向けの映画を、お子ちゃまだけにしか楽しめなさそうな愚作にしてしまった人達に、アカンべしてる遊び方が、楽しくて仕方ないからw
ネズミのズッコケ三人組が走り回り出す辺りからは、本気エンタメ感に溢れたジェットコースター。で、やっぱりジェットコースターw
楽しかった。とっても!
アン・ハサウェイ、来てます。と言うか、無茶苦茶のハマり方で良かったw
ゼメキスとロアルド・ダール。
普通に面白かった。児童文学だからこのまぬけな魔女っポサもダールらしいちょっとブラックな結末もありかな、と。ネズミに変えられた子供たちと魔女たち、とはいっても大魔女だけだけど、のバトルを気軽に楽しめればよいでしょ。
【Mouses!? Mice!!】
指数を表すindexの複数形は、indiceなんだけど、アメリカ人は、この複数形表記の多様性がかなり苦手らしく、最近はindexesでもオッケーということになっている。
昔、アメリカのクエール副大統領が、複数形のpotatoesを意識するあまり、小学生に単数形をpotatoではなく、potatoeだと言い張って赤っ恥を描いていたのを思い出す。
そのうち、mousesも正解になるかもしれない。
これは、魔女の魔法だ。
ところで、この冒険譚はとても楽しい。
手の中指と薬指をたたんで、ずっと魔女の三本指をまねながら映画を観ていた。
今度、オフィスのなかで注意されるまでマスクをしようとしないネット右翼のジジィに、三本指からの人差し指差しで「マスクをしろ〜」と言ってやろうかと思ったりした(笑)。
まあ、僕は男性なので、魔女にはなれないけど、妖怪人間ベムってところか(笑)。
ちなみに、日本人的な感覚から言うと、ネズミの魔法は解けて、人間に戻るってのがハッピーエンドなんだと思うけど、ネズミのまんまってのは、アメリカの子供にどんなメッセージになっているのだろうか。
運命は受け入れて生きていきなさいと云うことなのだろうか。
学校で勉強しなくても良いってのは、まあ良いとしても、なんか過酷な気もする。
ネズミが人知れず、魔女を倒したって、誰も評価してくれないだろうし…。
運命を受け入れて、更に、世の為、人の為に人知れず貢献しなさいというのは、児童文学として子供達に面白いと思ってもらえるのだろうか。
今度、アメリカ人の友人に聞いてみたい。
でも、この作品は楽しいよ。
おばあちゃんが頑張ってる
魔女の集会に遭遇した少年が大魔女に見つかりネズミにされてしまい、多くの子供達をネズミにしようとする魔女の計画を阻止しようとする話。
少年のおばあちゃんがネズミにされた孫やその友達達と頑張って魔女と対決する勇気がいい。
薬の入った豆スープを魔女達が飲んで次々にネズミになるシーンが最高だった。
ラストは普通は・・・なのに違ってた事に驚いた。
魔女?
一度も魔法を使わない。本当に魔女?
最後も不思議な終わり方。
ストーリーも、単純。何のひねりもなく、淡々と話は進む。
ただ、それで面白くない訳ではなく、最後までハラハラドキドキできる不思議な映画です。
見ようか見ないか、迷ったなら、是非見て下さい。 そんな映画でした。
ゼメキス×ダール×ハサウェイ!
企画した時は最高に見える。「チャーリーとチョコレート工場」にティムバートンがあるんなら、っていう。結果はスピルバーグの「BFG」に近い。困った映画なんです。悪ノリも「永遠に美しく」時代よりもまさに「マーウェン」の後のゼメキス。エピローグあたりの細かい作りがキ○ガイじみてる。その前にアンハサウェイ。これは凄い。セクシーかつヤバい。口の大きな美女版のフライトナイト×口裂け女みたいで凄まじい。動きもグロテスク。結果的に製作者の狙った方向から逸脱して、マーウェンのゼメキスが開花した感じ。
意外性はあるけど、内容は薄いかなぁ…
原作がロアルド・ダール、監督がロバート・ゼメキスなので「チャーリーとチョコレート工場」の不思議な世界観で繰り広げられるドタバタ劇+「永遠に美しく…」の美しさの中にある怖さがあるコメディ。って感じの映画。おもしろかったけど、ストーリーの内容は薄いかなぁ。純粋に子供向けでもない気もするし…あと、これは原作を和訳した人のセンスに問題があるんだと思うけど、The Witchesという原題を魔女がいっぱい、ネズミになってしまう薬をネズミニナールなどとネーミングセンスがひどい…驚いた時の表現に今さら「驚き桃の木」というセリフに訳したのは字幕をつけた人のセンスが悪いのか…?
説明不足も(若干)あるが基本的に高評価。
さて、54本目です。
今回はこちらにしました。
サイトの「特集」を見るとストーリーの大半のことが(実は)書かれており、うかつに内容書きづらいですね…。
「魔女」はいっぱいいます。「魔女」という定義をどこまで取るか、によりますが、「何らかの意味で奇跡を起こす人」という意味でとらえるなら、主人公の面倒を見ている祖母もそうですね(時代が1900年あたりなのか、ブードゥー教などが登場する)。
ストーリーは完全に勧善懲悪もの。ひねりも何もなく、「悪いことをする人は罰を受けますよ」というひねりが「ある意味ない」ストーリー。これも賛否両論あるかと思いますが、子供の方が見ることも考えた場合、それでも良いのでは…と思います。
さて、魔女と書きました。魔女といえば、だいたいの魔女が連れている、「黒い色をしたペットで、日本ではそれを黒い色のペットとしては飼わないが、非常に普遍的なペット」「魔女の連れ添いの定番」というペットがいます。そしてそのペットは「ある動物」をおいかけ回すのがとても大好きです(この辺ヒントかも…。動物、結構出てきますので、動物が好きという方もお勧めですね)。
実は勧善懲悪ものという筋を取りつつ、裏ではペットどうしの争いやときには協力も同時進行で描かれているという、ストーリーとしては2重の構造を持ちますが、とはいえそれは普通に気が付くものではないし、本質論でもありません(1つとみて差し支えない)。
逆に日本をはじめとしたアジア圏では事実上、ハロウィンくらいでしかおもだって出てこない(しかもこのコロナ事情でコスプレ練り歩きは自粛だ何だの…)一方、日本にもそうした文化自体は根付いていることは、例えば魔女を主人公としたアニメやゲーム、小説などがあることからわかる通り、決して「遠くの国のお話」ではないのです。
あなたのそばにも…。もしかすると…いるかもね。
さて、採点に入りましょう(いずれも軽微な減点なので、4.8を5.0に切り上げています)
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0.1減: ブードゥー教による、日本ではあまり知られないおまじないで使うハーブ等には、日本ではなじみのないものがいくつか出てきます。書き出すとキリがありませんが、「ニガヨモギ」があります。「ヨモギ」は知っている方も多いですね。ニガヨモギです。リキュールに使われることなどがありますが、古い時代には出産をつかさどる、アルテミス(ローマ神話では、ダイアナ)を象徴していたとされるヨモギは、そのヨモギ属の学名「アルテミシア」にも残りました。
ただ、こうしたことを知っている視聴者はほとんどおらず、「聞いたことがない薬の調合のシーンがしばらく続く」ところがあります。ブードゥー教に関する記述は少なめではありますが(少なくとも3回出てくる)、それぞれ最低限、「日本の何におよそ相当するのか」の説明(字幕補足)があってもよかったと思います。
0.1減: 「魔女のペットの象徴」といえばもうお分かりですね。そして黒いものに限らず、その生き物が「おいかけまわす」ものがあることもご存知の通りです。このことが映画内での一つのポイントになります。
ただ、実はこれ…。まぁもうここまで書けばわかりますね。ネズミですね。ネズミは単数形は mouseですが(コンピュータで使う「マウス」もここから)、複数形は mice です。
複数形がこちらで、実は映画内ではこちらの用法が多いのですが、その場合、当然そのあとには三単現の-sもつきませんし、be動詞が続くならisではなく are です(私自体は準1持ってます)。
このミスがかなり目立ちました(少なくとも4か所)。
解釈に支障がないのでそこまで…とは考えましたが、実は「1匹のネズミ」で単独行動しているシーンがあり(ここは見どころ)、そこは "… a mouse [is] ... " とただしく表現されています。
ちょっとこうした英文法に無頓着な点(ほか、全体的に妙に無頓着な部分があります。理解を妨げるほどではないですが、吹込み時に注意しなかったのかなぁ…と思えるレベル)が10か所以上あり、うーん…とは思いました(ただ、それをどうこうケチをつける類の映画ではないし、積極的な減点要素でもない)
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