劇場公開日 2020年12月4日

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「基本的には大人向けか。ハラハラドキドキの冒険物語!!」魔女がいっぱい 門倉カド(映画コーディネーター)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0基本的には大人向けか。ハラハラドキドキの冒険物語!!

2021年2月14日
PCから投稿

怖い

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:アン・ハサウェイの怪演が見事。魔女の企みを阻止すべく、ネズミに変えられた子供達が大冒険に挑む様が、痛快でハラハラさせられる。
否:小さい子が怖がりそうなシーンがかなり多いので、家族サービス等には不向き。展開もご都合主義で、ある程度先読み出来てしまう。

 もう何を差し置いても、大魔女グランド・ウィッチを演じるアン・ハサウェイが、ノリノリで演じていらっしゃるのが、本当にステキです(笑)。“邪悪そのもの”と言われる魔女の恐ろしさを、嬉々として演じていらっしゃいますので、それだけでも一見の価値ありだと思います。
 魔女達の恐るべき計画を知り、ネズミへと変えられてしまった少年・ギャツビー。そんな彼が、他のネズミに変えられた子供達や、おばあちゃんと共に、邪悪な野望を阻止するために大冒険を繰り広げる姿は、ご都合主義とは分かっていても、思わずハラハラドキドキさせられます。
 ただ物語そのものは児童文学小説なので、ある程度展開が読めてしまうようなストーリーではあります。それでいて描写は結構シリアスで、小さい子が思わず怖がってしまいそうな演出もかなりある印象を受けてしまうので、その辺りのジレンマがやや難点かもしれません。
 アン・ハサウェイファンは勿論のこと、案外アドベンチャー系が好きな方に向いている作品といえそうですね。

門倉カド(映画コーディネーター)