「良作なのに謎の低評価、観に行って良かった!」魔女がいっぱい oliveさんの映画レビュー(感想・評価)
良作なのに謎の低評価、観に行って良かった!
正直、映画館で予告編すら1度も見ておらず、「魔女がいっぱい」というタイトルからもストーリーが全く想像できなかったので、ここのレビューを流し読み(主に星の数とレビュータイトルだけをザッと)したところ、やけに低評価が多い印象だったので、さぞ酷い駄作なのかと恐れていましたが、良い方に大きく裏切られました。低評価を信じて危うく観るのを止めるとこでした。。「何故ネズミ」とか「アン・ハザウェイの乳、美しさ」とか、粗探し/超近視眼的な鑑賞者のレビューをあまり参考にしてはいけないな~と。104分トータルの感想がまず「そこ?」という浅いものであることから推して知るべきでした。(最近こういう木を見て森を見ずみたいに映画観る人が増えた気がする。。(>_<))
アン・ハザウェイ、まさかあんな悪役を、しかもあんな不気味な容姿の役をよく引き受けたな~とまずは驚嘆!マレフィセントのアンジェリーナ・ジョリーよりも遥かに振り切った特殊メイクと演技!生意気とか悪い噂話があったのでちょっと嫌いだったんですが、本作の彼女はとてもいいですね。
オクタヴィア・スペンサーも、親を亡くした孫を懸命に励まし、見守る、陽気で頼もしくお茶目なお婆ちゃん役を好演。
最後、自分も「え~っ?そうなの??」と思いましたが、これは続編があるのかも?と秘かに期待してます。友達と3人、いくら楽しいと言っても一生あのままの姿じゃ、、ちょっと残酷ですし、モヤモヤ感が残りますよね。大魔女様が食べられるシーンは声のみだったのも次回作で「実は生きていた」的な展開になる布石かなと勝手に想像してます(笑)
確かに「チャーリーとチョコレート工場 」に似た雰囲気ありますね。笑えるところもあり、人生の辛さや不公平さ等の哀感もあり、ブラックユーモア的皮肉もあり。コロナ禍が終息し、自由に海外旅行に行けるようになったらいつかロアルド・ダール博物館に行ってみたくなりました。
ファンの人には申し訳ないけれど、鑑賞後に何も心に残らないテネットみたいな大作より本作の方が全然いいと思いました。低評価及び低評価レビューに共感した人が多数いることに驚くとともに、非常に残念・・ですね~。もし鑑賞するか迷ってる方がいるなら、是非観に行った方がいいですよ。