「久々の駄作で残念。。」魔女がいっぱい リボンさんの映画レビュー(感想・評価)
久々の駄作で残念。。
アンハサウェイが好きなので見に行きました。
アンがそこまでファンでなければ、見ることないなと思いました。久しぶりに辛口です。。
脚本、世界観の設定が駄目駄目です。
魔女が存在するという設定までは良いですが、
何故彼女達が子どもを嫌うのか、その理由が無い。
だから感情移入出来ません。
例えばモンスターズインクなら、モンスターは子どもを怖がらせるけど、それはあの世界では子どもの悲鳴がエネルギーとなって電気に使われる、という設定だったから怖がらせる理由がちゃんと分かって面白かった。
でも魔女が子どもを嫌う理由、説明が無いのでまず疑問が生まれるし、
清潔な子どもほど嫌な匂いがするとかいうなら存在を消せば?魔女なんだから何か魔法使えるんでしょ?と思うと
やれることはおばあちゃんが子どもの時代から「動物に変身する毒を作ってわざわざチョコか何かのお菓子に混ぜて1人ずつ食べさせる」
という手間の割に「それだけ?」というもの。
見知らぬ人からもらったお菓子を全員の子どもが食べるかも分からないし、給食とか学校の食堂、あるいは子どもが好きなジュースとかのメーカーの工場で毒入れるほうが一気に結果出ない?街で一人ひとりに渡す?そんな方法しか取れないの??と疑問。。
あと鍵爪を隠すための手袋は良いけど、指が3本くらいしかないの?じゃあ手袋してる時の残りの指の場所ぷらぷらして物も掴めないけど、そのへんは魔法使ってるの??説明してー!!と、もやもや。
あと魔女として活動する内容が結局子どもをネズミとかの動物にするだけなら、おばあちゃんが子ども時代から何十年も前からやってることと変わんないだから、何も目立つようにホテルの一室借りて指令すること?あとあの会議室に毒とお金持って行って、説明済んだらすぐに毒とお金配れば早くない?わざわざまた666号室にあの人数で来させるの?会議室借りた意味ないんじゃ?あと会議室の備品壊したらホテルから目を付けられるのに、長年人間界で溶け込んできたわりに、詰めが甘くない?とまた疑問。。
アンハサウェイの顔のCGとかは、技術さんお疲れさまです!って感じだけど、もうそれだけで、物語に深みも面白みもなかった。
土曜日だし全席販売なのにお客さんがガラガラの意味がよく分かる作品でした。
アンハサウェイがこんな作品に消費されてしまってもったいなかった(泣)またオーシャンズとかプラダを着た、とかの良作で活躍されることを期待してます。