「「女三人」の美しい一本」モロッコ、彼女たちの朝 talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
「女三人」の美しい一本
お互いに苦労をしている者同士、サミアとアブラとの、パンづくりを通じた心の交流がとても温かいのですが…。
しかし、二人の間を、まるで「潤滑油」のように媒介しているワルダ(アブラの一人娘)の存在も小さくはありません。
邦題の「彼女たち」は、サミアとアブラを指すのかも知れませんが、評論子は、ワルダも含まれると解釈しました。「女三人の物語」というべきでしょう。本作は。
意図的にか、原色を排して、画面が絵画的に美しいことも、特筆に値すると思います。
観終わって、良い映画であったとも思います。
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